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公開番号2024153727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2024117926,2023179051
出願日2024-07-23,2023-10-17
発明の名称冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C09K 5/04 20060101AFI20241022BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】新規な低GWP混合冷媒を提供することを課題とする。
【解決手段】解決手段として、冷媒を含む組成物であって、前記冷媒が、トランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))及び1,1-ジフルオロエタン(R152a)を、これら
の合計に対して、それぞれ22.6~57質量%及び77.4~43質量%含む、組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を含む組成物であって、前記冷媒が、トランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))及び1,1-ジフルオロエタン(R152a)を、これらの合計に対して、それぞれ22.6~57質量%及び77.4~43質量%含む、組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
HFO-1132(E))及びR152aを、これらの合計に対して、それぞれ22.9~57質量%及び77.1~43質量%含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
HFO-1132(E))及びR152aを、これらの合計に対して、それぞれ28.3~57質量%及び71.7~43質量%含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
HFO-1132(E))及びR152aを、前記冷媒全体に対して、合計で99.5質量%以上含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
冷媒を含む組成物であって、
前記冷媒が、R152a、R32及びHFO-1132(E)を、合計で冷媒全体に対して99.5質量%以上
含み、かつ
HFO-1132(E)、R32及びR152aの、これらの総和を基準とする質量%をそれぞれx、y及びz
とするとき、HFO-1132(E)、R32及びR152aの総和が100質量%となる3成分組成図において、座標(x,y,z)が、
点C (60.0, 40.0, 0.0)、
点D’ (57.4, 5.0, 37.6)、
点E’ (17.5, 5.0, 77.5)、
点F (0.0, 22.9, 77.1)、
点B (0.0, 32.0, 68.0)、及び
点A (55.7, 44.3, 0.0)
の6点をそれぞれ結ぶ直線CD’、D’E’、E’F、FB、BA及びACで囲まれる図形の範囲内及び前記線分CD’、D’E’、E’F及びBA上にある(ただし、点A、C、B、及びFを除く)、組成物。
【請求項6】
前記冷媒において、座標(x,y,z)が、
点C’ (58.3, 17.7, 24.0)、
点D’ (57.4, 5.0, 37.6)、
点J’ (22.9, 5.0, 72.1)、及び
点K (19.3, 9.0, 71.7)
の4点をそれぞれ結ぶ直線C’D’、D’J’、J’K及びKC’で囲まれる図形の範囲内及び前記直線C’D’、D’J’、J’K及びKC’上にある、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記冷媒において、座標(x,y,z)が、
点C’ (58.3, 17.7, 24.0)、
点D’ (57.4, 5.0, 37.6)、
点L’ (17.1, 5.0, 77.9)、及び
点M (14.0, 7.8, 78.2)
の4点をそれぞれ結ぶ直線C’D’、’D’L’、L’M及びMC’’で囲まれる図形の範囲内及び前記直線C’D’、D’L’、L’M及びMC’上にある、請求項5に記載の組成物。
【請求項8】
R410A代替用である、請求項2又は5に記載の組成物。
【請求項9】
R1234yf代替用である、請求項3又は6に記載の組成物。
【請求項10】
R1234yf代替用であり、かつ、電気自動車用空調機器の冷凍サイクル運転用組成物であ
る、請求項9に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
R410Aに代替可能な熱サイクル用作動媒体として、トリフルオロエチレン(HFO-1123)
と1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)とを含む熱サイクル用作動媒体が提案されて
いる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/141678号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、新規な低GWP混合冷媒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
項1.
冷媒を含む組成物であって、前記冷媒が、トランス-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))及び1,1-ジフルオロエタン(R152a)を、これらの合計に対して、それぞれ22.6~57質量%及び77.4~43質量%含む、組成物。
項2.
HFO-1132(E))及びR152aを、これらの合計に対して、それぞれ22.9~57質量%及び77.1~43質量%含む、項1に記載の組成物。
項3.
HFO-1132(E))及びR152aを、これらの合計に対して、それぞれ28.3~57質量%及び71.7~43質量%含む、項1に記載の組成物。
項4.
HFO-1132(E))及びR152aを、前記冷媒全体に対して、合計で99.5質量%以上含む、項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
項5.
冷媒を含む組成物であって、
前記冷媒が、R152a、R32及びHFO-1132(E)を、合計で冷媒全体に対して99.5質量%以上
含み、かつ
HFO-1132(E)、R32及びR152aの、これらの総和を基準とする質量%をそれぞれx、y及びz
とするとき、HFO-1132(E)、R32及びR152aの総和が100質量%となる3成分組成図において、座標(x,y,z)が、
点C (60.0, 40.0, 0.0)、
点D’ (57.4, 5.0, 37.6)、
点E’ (17.5, 5.0, 77.5)、
点F (0.0, 22.9, 77.1)、
点B (0.0, 32.0, 68.0)、及び
点A (55.7, 44.3, 0.0)
の6点をそれぞれ結ぶ直線CD’、D’E’、E’F、FB、BA及びACで囲まれる図形の範囲内及び前記線分CD’、D’E’、E’F及びBA上にある(ただし、点A、C、B、及びFを除く)、組
成物。
項6.
前記冷媒において、座標(x,y,z)が、
点C’ (58.3, 17.7, 24.0)、
点D’ (57.4, 5.0, 37.6)、
点J’ (22.9, 5.0, 72.1)、及び
点K (19.3, 9.0, 71.7)
の4点をそれぞれ結ぶ直線C’D’、D’J’、J’K及びKC’で囲まれる図形の範囲内及び前記直線C’D’、D’J’、J’K及びKC’上にある、項5に記載の組成物。
項7.
前記冷媒において、座標(x,y,z)が、
点C’ (58.3, 17.7, 24.0)、
点D’ (57.4, 5.0, 37.6)、
点L’ (17.1, 5.0, 77.9)、及び
点M (14.0, 7.8, 78.2)
の4点をそれぞれ結ぶ直線C’D’、’D’L’、L’M及びMC’’で囲まれる図形の範囲内及び前記直線C’D’、D’L’、L’M及びMC’上にある、項5に記載の組成物。
項8.
R410A代替用である、項2又は5に記載の組成物。
項9.
R1234yf代替用である、項3又は6に記載の組成物。
項10.
R1234yf代替用であり、かつ、電気自動車用空調機器の冷凍サイクル運転用組成物であ
る項9に記載の組成物。
項11.
R404A代替用である、項1又は7に記載の組成物。
項12.
利用側冷媒を循環させる利用側熱搬送サイクルと、
熱源側冷媒を循環させる熱源側熱搬送サイクルと、
前記利用側冷媒と前記熱源側冷媒とを熱交換させるカスケード熱交換器とを備え、
前記熱源側冷媒が、項1~7のいずれか一項に記載の組成物である、冷凍装置。
【発明の効果】
【0006】
本開示の冷媒は、低GWPである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の冷媒の組成を示す三角図である
本開示の冷媒の組成を示す三角図である。
本開示の冷媒の組成を示す三角図である。
本開示の冷媒の組成を示す三角図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく、鋭意研究を行った結果、以下に説明する各種の混合冷媒が、上記特性を有することを見出した。
【0009】
本開示は、かかる知見に基づきさらに研究を重ねた結果完成されたものである。本開示は、以下の実施形態を含む。
<用語の定義>
本明細書において用語「冷媒」には、ISO817(国際標準化機構)で定められた、冷媒の種類を表すRで始まる冷媒番号(ASHRAE番号)が付された化合物が少なくとも含まれ、さ
らに冷媒番号が未だ付されていないとしても、それらと同等の冷媒としての特性を有するものが含まれる。冷媒は、化合物の構造の面で、「フルオロカーボン系化合物」と「非フルオロカーボン系化合物」とに大別される。「フルオロカーボン系化合物」には、クロロフルオロカーボン(CFC)、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)及びハイドロフル
オロカーボン(HFC)が含まれる。
【0010】
本明細書において、用語「冷媒を含む組成物」には、(1)冷媒そのもの(冷媒の混合物を含む)と、(2)その他の成分をさらに含み、少なくとも冷凍機油と混合することにより冷凍機用作動流体を得るために用いることのできる組成物と、(3)冷凍機油を含有する冷凍機用作動流体とが少なくとも含まれる。本明細書においては、これら三態様のうち、(2)の組成物のことを、冷媒そのもの(冷媒の混合物を含む)と区別して「冷媒組成物」と表記する。また、(3)の冷凍機用作動流体のことを「冷媒組成物」と区別して「冷凍機油含有作動流体」と表記する。
(【0011】以降は省略されています)

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