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公開番号
2024152948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2024141653,2022530572
出願日
2024-08-22,2021-06-08
発明の名称
車両用灯具システム、配光コントローラ、配光可変ランプの制御方法
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60Q
1/076 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約
【課題】高分解能な配光パターンを生成可能な配光コントローラを提供する。
【解決手段】配光コントローラ300は、アレイ状に配置された複数の画素を含む配光可変ランプを制御する。揮発性メモリ322は、第1領域A1、第2領域A2、第3領域A3を含む。プロセッサ312は、ソフトウェアプログラムを実行することにより、ハイビームの配光を規定する第1レイヤ画像L1をメモリの第1領域A1に書き込み、ハイビームの遮光部分を規定する第2レイヤ画像L2をメモリの第2領域A2に書き込み、ロービームの配光を規定する第3レイヤ画像L3をメモリの第3領域A3に書き込み可能である。ハードウェアロジック回路314は、メモリに格納された第1レイヤ画像L1から第3レイヤ画像L3を読み出し、第1レイヤ画像L1から第3レイヤ画像L3を合成して配光画像データIMG_LDを生成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
アレイ状に配置された複数の画素を含む配光可変ランプを制御する配光コントローラであって、
第1領域、第2領域、第3領域を含むメモリと、
ソフトウェアプログラムを実行することにより、ハイビームの配光を規定する第1レイヤ画像をメモリの前記第1領域に書き込み、前記ハイビームの遮光部分を規定する第2レイヤ画像を前記メモリの前記第2領域に書き込み、ロービームの配光を規定する第3レイヤ画像を前記メモリの前記第3領域に書き込み可能なプロセッサと、
前記メモリに格納された前記第1レイヤ画像から前記第3レイヤ画像を読み出し、前記第1レイヤ画像から前記第3レイヤ画像を合成して配光画像データを生成するハードウェアロジック回路と、
を備えることを特徴とする配光コントローラ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2レイヤ画像の各画素は、前記第1レイヤ画像の対応する画素の透過度を示すアルファ値を含み、
前記ハードウェアロジック回路は、前記第2レイヤ画像にもとづいて、前記第1レイヤ画像と前記第3レイヤ画像を合成することを特徴とする請求項1に記載の配光コントローラ。
【請求項3】
前記第2レイヤ画像のアルファ値は、遮光部分の境界において徐変することを特徴とする請求項2に記載の配光コントローラ。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記ロービームの基本となる配光を規定する基準画像にもとづいて、前記第3レイヤ画像を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の配光コントローラ。
【請求項5】
前記基準画像は、前記ロービームの照射範囲より広い領域をカバーしており、
前記プロセッサは、前記基準画像の一部をクロップして、前記第3レイヤ画像を生成することを特徴とする請求項4に記載の配光コントローラ。
【請求項6】
前記基準画像は、少なくとも水平方向に関して、前記ロービームの照射範囲より広い領域をカバーしており、
前記プロセッサは、前記基準画像の水平方向のクロップ位置を変化させることにより、電子スイブルを実現することを特徴とする請求項5に記載の配光コントローラ。
【請求項7】
前記基準画像は、少なくとも垂直方向に関して、前記ロービームの照射範囲より広い領域をカバーしており、
前記プロセッサは、前記基準画像の垂直方向のクロップ位置を変化させることにより、レベリング調整を実現することを特徴とする請求項5または6に記載の配光コントローラ。
【請求項8】
前記基準画像を格納する不揮発性メモリをさらに備えることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の配光コントローラ。
【請求項9】
前記メモリは第4領域をさらに含み、
前記プロセッサは、前記ハイビームの配光を規定する第4レイヤ画像を前記メモリの前記第4領域に書き込み、
前記ハードウェアロジック回路は、前記メモリに格納された前記第1レイヤ画像から前記第4レイヤ画像を合成して前記配光画像データを生成することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の配光コントローラ。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記第1レイヤ画像に描画するパターンをスケーリングすることにより、前記第4レイヤ画像に描画するパターンを生成することを特徴とする請求項9に記載の配光コントローラ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用灯具は、一般にロービームとハイビームとを切りかえることが可能である。ロービームは、自車近傍を所定の照度で照明するものであって、対向車や先行車にグレアを与えないよう配光規定が定められており、主に市街地を走行する場合に用いられる。一方、ハイビームは、前方の広範囲および遠方を比較的高い照度で照明するものであり、主に対向車や先行車が少ない道路を高速走行する場合に用いられる。したがって、ハイビームはロービームと比較してより運転者による視認性に優れているが、車両前方に存在する車両の運転者や歩行者にグレアを与えてしまうという問題がある。
【0003】
近年、車両の周囲の状態にもとづいて、ハイビームの配光パターンを動的、適応的に制御するADB(Adaptive Driving Beam)が提案されている。ADB技術は、車両の前方の先行車、対向車や歩行者の有無を検出し、車両あるいは歩行者に対応する領域を減光あるいは消灯するなどして、車両あるいは歩行者に与えるグレアを低減するものである。
【0004】
ADBランプとして、LED(発光ダイオード)アレイ方式のものが提案されている。図1は、LEDアレイ方式のADBランプのブロック図である。ADBランプ1は、LEDアレイ10と、配光コントローラ20、電源回路30を備える。LEDアレイ10は、アレイ状に配置される複数のLED12と、複数のLED12を駆動するLEDドライバ14を備える。各LED12は画素に対応する。LEDドライバ14は、各画素に対応する電流源(スイッチ)を含み、電流源のオンオフを制御することで、各画素のオン、オフを切り替える。
【0005】
電源回路30は、LEDアレイ10に電源電圧VDDを供給する。配光コントローラ20は、複数の画素のオン、オフを指定する制御信号を生成し、LEDアレイ10に送信する。LEDアレイ10の出射ビームは、図示しない光学系を経て、仮想鉛直スクリーン40上に照射される。仮想鉛直スクリーン40には、複数の発光素子12のオン、オフに対応した配光パターン42が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-172038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
課題1. 配光コントローラ20における配光パターンの生成処理を、ソフトウェア制御されるマイコンだけに委ねると、マイコンが動作不能となった際に、LEDアレイ10を制御できなくなる。
【0008】
課題2. LEDアレイ10の分解能が低いシステムでは、汎用マイコンを用いて配光パターンを生成することが可能である。
【0009】
しかしながら、LEDアレイ10の分解能が高くなると(たとえば100×100を超えると)、汎用マイコンでは処理が追いつかなくなり、低分解能システムのアーキテクチャをそのまま転用することはできない。
【0010】
本開示は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、機能安全を高めた灯具システムおよび配光コントローラの提供にある。また別の態様の例示的な目的のひとつは、高分解能な配光パターンを生成可能な配光コントローラの提供にある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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