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公開番号2024150741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024126438,2022076598
出願日2024-08-01,2017-06-16
発明の名称即時の携帯型熱対流式気化器
出願人ジュール・ラブズ・インコーポレイテッド,JUUL Labs, Inc.
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人
主分類A61M 15/00 20060101AFI20241016BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】加熱された空気の効率的な移送、および気化可能物質のユーザへの迅速な送達を提供する、即時の携帯型熱対流式気化装置を提供する。
【解決手段】気化装置は、オーブンチャンバ501に保持されている物質(例えば、裁刻された葉の形態の植物物質など)を気化させるために、加熱器502は、オーブンチャンバを通って引き込まれる空気を、所定のまたは選択可能な気化温度まで極めて急速に(例えば、数秒以内に)加熱することができるように構成され、加熱された空気の効率的な移送、ならびに気化可能物質のユーザへの迅速な送達を提供する。
【選択図】図5E
特許請求の範囲【請求項1】
外側ハウジングを備える気化器本体と、
前記気化器本体内にある加熱器であって、前記加熱器は、空気が通過し加熱される少なくとも1つの開口部を有する、加熱器と、
気化可能物質が、前記加熱器によって加熱された前記空気によって加熱され、前記加熱された空気中に前記気化可能物質を少なくとも部分的に気化させる、ように構成されて内部に保持される、オーブンチャンバと、
前記加熱器に結合され、前記加熱器をある温度まで加熱するように構成される、コントローラと、
前記加熱された空気および気化された物質を送達するように構成される、マウスピースと、
を備える、気化器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記外側ハウジングの一部分を貫通して形成される吸気開口部であって、ユーザが前記マウスピースにおいて吸い込むと、前記空気が前記吸気開口部を介して前記気化器本体に入る、吸気開口部をさらに備える、請求項1に記載の気化器。
【請求項3】
前記空気の空気流を検出するように構成された圧力センサであって、前記圧力センサは、前記コントローラに結合され、前記空気流を前記検出すると前記コントローラに信号を送信する、圧力センサをさらに備える、請求項2に記載の気化器。
【請求項4】
前記信号が前記コントローラに前記加熱器を加熱させる、請求項3に記載の気化器。
【請求項5】
前記加熱器用の構造ハウジングであって、前記構造ハウジングは、前記加熱器の少なくとも大部分を囲み、前記構造ハウジングの内側壁と前記加熱器との間の1つ以上の延長部を介して前記加熱器を懸架する、前記加熱器用の構造ハウジングをさらに備える、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の気化器。
【請求項6】
前記加熱器、前記オーブンチャンバ、および前記コントローラが収容される構造ハウジングをさらに備え
少なくとも1つの内部側面チャネルが、前記オーブンチャンバと前記マウスピースとの間で、前記構造ハウジングの外側壁と前記外側ハウジングの内側壁との間に形成され、その長さに沿って延び、
前記少なくとも1つの内部側面チャネルは、前記加熱された空気および気化された物質が前記マウスピースに移動するための少なくとも1つの冷却経路を形成する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の気化器。
【請求項7】
前記加熱器は、自身の長さに沿った少なくともいくつかの点にノッチ付き領域を含む細長いチューブを備える、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の気化器。
【請求項8】
前記オーブンチャンバがある表面領域を有する側壁を含み、前記オーブンチャンバの前記側壁の前記表面領域の大部分が空隙によって囲まれる、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の気化器。
【請求項9】
前記オーブンチャンバの底部にあるスクリーンであって、前記スクリーンは、前記加熱された空気が前記オーブンチャンバに通過することを可能にするための複数の穿孔を備える、スクリーンをさらに備える、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の気化器。
【請求項10】
前記スクリーンは、前記オーブンから絶縁されており、前記コントローラは、前記スクリーンの長さに沿って測定された抵抗から前記スクリーンの温度を判定するようにさらに構成される、請求項9に記載の気化器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2016年6月16日に出願された、「電子気化装置(Electronic Vaporizer Devices)」という名称の米国特許仮出願第62/351,272号、および2016年12月30日に出願された、「即時携帯型熱対流式気化器(On-Demand Portable Convection Vaporizers)」という名称の、同第62/441,090号の利益を主張するものであり、これらの開示は、本明細書の一部を構成するものとしてその全体を本明細書に援用する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
電子式気化器または電子式気化装置を含む気化装置は、蒸気を吸入することによって1種以上の有効成分を含む蒸気の送達を可能にする。電子式気化装置は、医療における薬剤送達のための処方での使用と、たばこ、ならびに固形物(例えば、裁刻された葉(loose-leaf))、固形物/液状物質(例えば、懸濁液、液体塗布物質)、ワックス抽出物、およびそのような物質の充填済みポッド(カートリッジ、包装された容器など)を含む、大麻などの他の植物ベースの喫煙可能物質の消費と、の両方でますます人気が高まっている。特に、電子式気化装置は、携帯可能で、自己完結型であり、そして使用に便利であり得る。一般に、そのような装置は、気化器上の1つ以上のスイッチ、ボタンなど(制御装置)によって制御されるが、最近、外部コントローラ(例えば、スマートフォン)と無線通信することができる装置がいくつも入手可能になってきた。
【0003】
熱を加えることによる気化は、対流、伝導、放射、および/またはこれらの様々な組み合わせを含む他の手段によって行われ得る。主として対流によって熱を加える気化器(いわゆる熱対流式気化器)が記載されているが、それらは、典型的には熱くなるのが遅く、したがって他の気化器、例えば伝導または主に伝導の気化器よりも不便である。特に、ユーザが気化器において吸い込んだときに、気化可能物質の即座またはほぼ即座(例えば、数秒以内)の気化を提供するのに、十分に「即時(on-demand)」である携帯型/手持ち式熱対流式気化器を提供することは困難であった。現在市販されている熱対流式携帯型気化器は、そのような即時の加熱および気化を提供していない。一般に、熱対流式携帯型気化器は、装置が目的の物質を適切に気化させるためにある一定量の加熱時間を必要とし、その時間がユーザにとってしばしば不便となるのに十分に長い場合があり、また温度を下げるのにさらに時間がかかる場合がある。
【0004】
例えば、前述の熱対流式携帯型気化器は、装置をオンにする、または使用可能にするために、ユーザからのなんらかの形態の物理的選択入力を必要とする。これは、一般に、なんらかの形態の機械的スイッチまたは押しボタンを介して行われてきており、装置がオンにされると、ユーザが装置を実質的に使用して蒸気を盛んに吸うことができるようになるまでには、装置が適正な気化温度に達するのに必要な時間がいくらか(数十秒または数分程度)かかる。このような熱対流式携帯型気化器を使用すると、例えば高温での比較的長い不使用の加熱および冷却期間と、気化器の内部特徴と、のために、気化可能物質のなんらかの有効成分の一部が周囲環境に逃れる(そしてそのためにユーザが享受できない)可能性がある。加えて、そのような熱対流式気化器は、物質と接触する空気温度を厳密に制御することができない場合がある。このような空気温度制御の欠如により、ユーザによって引き起こされる空気流量の変化と相まって、生成される蒸気の質および量が著しく変化する場合がある。特に、多くのいわゆる即時または「瞬間加熱」気化器がこの問題を抱えており、加熱要素は非常に急速に加熱され得るが、空気流は適切におよび/または均一に加熱されない場合がある。これは、少なくとも部分的には、加熱器を囲む大きな熱質量、および循環する空気ではなく装置内に散逸される浪費エネルギによるものであり得る。この結果、装置がユーザの満足のために十分な量で高品質の蒸気を生成することができるまでに、ユーザが何度も「ふかし」をしたり、長時間待ったりする必要があることになり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施態様は、加熱された空気の効率的な移送、および気化可能物質のユーザへの迅速な送達を提供する、即時の携帯型熱対流式気化装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の特定の実施形態による気化器は、外側ハウジングを有する気化器本体と、気化器本体内にある加熱器であって、加熱器は、空気が通過し加熱される少なくとも1つの開口部を有する、加熱器と、気化可能物質が、加熱器によって加熱された空気によって加熱され、加熱された空気中に気化可能物質を少なくとも部分的に気化させる、ように構成されて内部に保持される、オーブンチャンバと、加熱器に結合され、加熱器をある温度まで加熱するように構成される、コントローラと、加熱された空気および気化された物質を送達するように構成される、マウスピースと、を備える。
【0007】
本発明の特定の実施形態による気化器は、外側ハウジングと外側ハウジング内に収容され空洞を画定する内部構造ハウジングとを有する、気化器本体と、外側ハウジングの一部分を通って内部構造ハウジングの空洞内に延びる、空気入口であって、空気入口を通って空気が空洞内に入る、空気入口と、内部構造ハウジングの空洞内に懸架された加熱器であって、加熱器は、空気が通過する1つ以上の開口部を有し、加熱器および複数の開口部は、空気が加熱のために加熱器の上を通過したときに空気に乱流を生成する、加熱器と、内部構造ハウジングの空洞内にあり、気化可能物質が、加熱器によって加熱された空気によって加熱され、加熱された空気中に気化可能物質を気化させる、ように構成されて内部に保持される、オーブンチャンバと、加熱器に結合され、加熱器への空気流が検出されると、加熱器を所定の温度まで加熱するように構成される、コントローラと、加熱された空気および気化された物質を送達するように構成される、マウスピースと、を備える。
【0008】
本発明の特定の実施形態による方法は、気化器のマウスピースにおける吸い込みを検知するステップと、気化器の加熱器にエネルギを与えるステップと、加熱器からの加熱された空気の空気温度を監視するステップと、加熱器に与えられるエネルギを変更することによって、気化器のオーブンチャンバのオーブン温度を制限するステップと、加熱器の抵抗の変化に応じて加熱器温度を制御するように、加熱器の加熱器温度を調整するステップと、を含む。
【0009】
本発明の特定の実施形態による気化器は、外側ハウジングを備える気化器本体と、気化器本体内にある加熱器であって、加熱器は、加熱器の領域内を流れる空気の流れを乱し、加熱器の領域内を流れる空気を加熱するように構成される、加熱器と、加熱器に流体接続し、気化可能物質が、加熱器によって加熱された空気によって加熱され、加熱された空気中に気化可能物質を気化させる、ように構成されて内部に保持される、オーブンチャンバと、加熱された空気および気化された物質を送達するように構成される、マウスピースと、を備える。
【0010】
本明細書で説明される主題の1つ以上の変形例の詳細は、添付の図面および以下の「発明を実施するための形態」において説明される。本明細書で説明される主題の他の特徴および利点は、「発明を実施するための形態」および図面から、そして特許請求の範囲から明らかになるはずである。本開示の主題の特定の特徴は、気化装置に関して例示目的で記載されているが、そのような特徴は限定されることを意図されていないことが容易に理解されよう。本開示に続く特許請求の範囲は、保護される主題の範囲を定義することが意図されている。
(【0011】以降は省略されています)

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