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公開番号2024150740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024126222,2022161139
出願日2024-08-01,2020-06-01
発明の名称コネクタ装置
出願人I-PEX株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 12/73 20110101AFI20241016BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型化とノイズ抑制との両立に有効なコネクタ装置を提供する。
【解決手段】第1コネクタは、導電性の複数の第1コンタクトと、複数の第1コンタクトを保持する絶縁性の第1コンタクト保持部と、第1コンタクト保持部を、複数の第1コンタクトを保持する第1種保持エリアと、1つの第1コンタクトを保持して他の第1コンタクトを保持しない第2種保持エリアと、に区画する導電性の第1区画壁と、第2種保持エリアの外周に沿って第1区画壁と並ぶ導電性の第1包囲壁と、を有し、第2コネクタは、導電性の複数の第2コンタクトと、導電性の第2包囲壁と、を有する。第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した際に、第1種保持エリアと第2種保持エリアとの間に、第1区画壁が一重に配置され、第2種保持エリアの外周に、第1包囲壁及び第2包囲壁が二重に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1コネクタと、第2コネクタと、を有するコネクタ装置であって、
前記第1コネクタは、
第1基板の複数の導体にそれぞれ接続される導電性の複数の第1コンタクトと、
前記複数の第1コンタクトを保持する絶縁性の第1コンタクト保持部と、
前記第1基板のグランド導体に対して電気的に接続され、前記第1コンタクト保持部を、複数の前記第1コンタクトを保持する第1種保持エリアと、1つの前記第1コンタクトを保持して他の前記第1コンタクトを保持しない第2種保持エリアと、に区画する導電性の第1区画壁と、
前記第1基板のグランド導体に対して電気的に接続され、前記第2種保持エリアの外周に沿って前記第1区画壁と並ぶ導電性の第1包囲壁と、
を有し、
前記第2コネクタは、
第2基板の複数の導体にそれぞれ接続されると共に、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、前記複数の第1コンタクトに対してそれぞれ接触する、導電性の複数の第2コンタクトと、
前記第2基板のグランド導体に対して電気的に接続される導電性の第2包囲壁と、
を有し、
前記複数の第1コンタクトのそれぞれが、前記第1基板の導体に接続される第1接続部と、前記第2コンタクトに接触する第1接触部と、前記第1接続部と前記第1接触部とを連結する第1連結部とを有し、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、前記第2コネクタから見て、前記第1種保持エリアに配置される前記第1コンタクトの前記第1連結部による前記第1接触部と前記第1接続部との連結方向と、前記第2種保持エリアに配置される前記第1コンタクトの前記第1連結部による前記第1接触部と前記第1接続部との連結方向と、が互いに交差している、コネクタ装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記複数の第2コンタクトのそれぞれが、前記第2基板の導体に接続される第2接続部と、前記第1コンタクトに接触する第2接触部と、前記第2接続部と前記第2接触部とを連結する第2連結部とを有し、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、前記第1コネクタから見て、前記第1種保持エリアに配置される前記第2コンタクトの前記第2連結部による前記第2接触部と前記第2接続部との連結方向と、前記第2種保持エリアに配置される前記第2コンタクトの前記第2連結部による前記第2接触部と前記第2接続部との連結方向と、が互いに交差している、請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記第1コネクタの前記第1区画壁は、前記第1コンタクト保持部を、2つの前記第2種保持エリアの間に前記第1種保持エリアが介在する状態に区画できるように、前記第1種保持エリアを挟んで2つ設けられ、
前記第1包囲壁及び前記第2包囲壁は、前記2つの前記第2種保持エリアのそれぞれの外周に対して二重に配置される、請求項1または2に記載のコネクタ装置。
【請求項4】
前記第1コネクタの前記第1区画壁は、前記第1コンタクト保持部を、2つの前記第2種保持エリアの間に前記第1種保持エリアが介在する状態に区画できるように、前記第1種保持エリアを挟んで2つ設けられ、
前記第1コネクタは、一方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第1区画壁と、他方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第1区画壁とを電気的に接続する導電性の第1エリア間接続部を有し、
前記第2コネクタは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、一方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第2包囲壁と、他方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第2包囲壁とを電気的に接続する導電性の第2エリア間接続部を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
【請求項5】
前記第2コネクタは、
前記第2コンタクトを保持する絶縁性の第2コンタクト保持部をさらに有し、
前記第2コンタクト保持部は、枠部と、本体部と、を有し、
前記枠部と、前記第2包囲壁と、前記第2エリア間接続部と、によって前記第2コネクタの外周に沿った環状構造が形成され、
前記環状構造の内部において、前記枠部と連結されるように前記本体部が設けられ、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、前記本体部は、前記第1区画壁によって、複数の前記第2コンタクトを保持する第1種保持エリアと、1つの前記第2コンタクトを保持して他の前記第2コンタクトを保持しない第2種保持エリアと、に区画される、請求項4に記載のコネクタ装置。
【請求項6】
前記第1コネクタは、前記第2種保持エリア内に配置され、前記第1区画壁と前記第1包囲壁とを互いに電気的に接続する導電性のエリア内接続部を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
【請求項7】
前記エリア内接続部は、前記第2コネクタへの接続方向に交差するように広がっている、請求項6に記載のコネクタ装置。
【請求項8】
前記エリア内接続部は、前記第2コネクタに面するように広がっている、請求項7に記載のコネクタ装置。
【請求項9】
前記第1包囲壁及び前記第2包囲壁のいずれか一方は、前記第2種保持エリアの外周の一部で分断されている、請求項1~8のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
【請求項10】
前記第1コネクタの前記第1区画壁は、前記第1コンタクト保持部を、2つの前記第2種保持エリアの間に前記第1種保持エリアが介在する状態に区画できるように、前記第1種保持エリアを挟んで2つ設けられ、
前記第1コネクタは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、一方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第1区画壁と、他方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第1区画壁とを電気的に接続する導電性の第1エリア間接続部を有し、
前記第1種保持エリアに配置される前記第1コンタクトは、それぞれ、前記第1基板の導体に接続される接続部を有し、
前記第1種保持エリアに配置される前記第1コンタクトの前記接続部は、前記第1エリア間接続部に向かって張り出すように配置され、
平面視において、前記第1種保持エリアに配置される前記第1コンタクトの前記接続部の目視確認が可能となっている、請求項1~9のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1コネクタと第2コネクタとを備えるコネクタが開示されている。第1コネクタは、第1インシュレータと、第1インシュレータに支持された複数の第1コンタクトと、第1インシュレータに支持された導電性部材とを有する。第2コネクタは、第2インシュレータと、第2インシュレータに支持された複数の第2コンタクトとを有する。第1インシュレータの外周壁には、導電性部材遮蔽部が設けられている。第1回路基板に実装された第1コネクタと、第2回路基板に実装された第2コネクタとが接続された状態において、導電性部材遮蔽部は、第1回路基板と導電性部材との間、又は第2回路基板と導電性部材との間に位置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/045623号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に例示されるコネクタにおいては、更なるノイズ抑制が望まれるが、ノイズ抑制と小型化はトレードオフの関係にある。特に、コネクタを接続した状態でのノイズ抑制を達成するための適切な構造が望まれる。そこで本開示は、小型化とノイズ抑制との両立に有効なコネクタ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係るコネクタ装置は、第1コネクタと、第2コネクタと、を有するコネクタ装置であって、前記第1コネクタは、第1基板の複数の導体にそれぞれ接続される導電性の複数の第1コンタクトと、前記複数の第1コンタクトを保持する絶縁性の第1コンタクト保持部と、前記第1基板のグランド導体に対して電気的に接続され、前記第1コンタクト保持部を、複数の前記第1コンタクトを保持する第1種保持エリアと、1つの前記第1コンタクトを保持して他の前記第1コンタクトを保持しない第2種保持エリアと、に区画する導電性の第1区画壁と、前記第1基板のグランド導体に対して電気的に接続され、前記第2種保持エリアの外周に沿って前記第1区画壁と並ぶ導電性の第1包囲壁と、を有し、前記第2コネクタは、第2基板の複数の導体にそれぞれ接続されると共に、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、前記複数の第1コンタクトに対してそれぞれ接触する、導電性の複数の第2コンタクトと、前記第2基板のグランド導体に対して電気的に接続される導電性の第2包囲壁と、を有し、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、前記第1種保持エリアと前記第2種保持エリアとの間に、前記第1区画壁が一重に配置され、前記第2種保持エリアの外周に、前記第1包囲壁及び前記第2包囲壁が二重に配置される。
本開示の他の側面に係るコネクタ装置は、第1コネクタと、第2コネクタと、を有するコネクタ装置であって、第1コネクタは、第1基板の複数の導体にそれぞれ接続される導電性の複数の第1コンタクトと、複数の第1コンタクトを保持する絶縁性の第1コンタクト保持部と、第1基板のグランド導体に対して電気的に接続され、第1コンタクト保持部を、複数の第1コンタクトを保持する第1種保持エリアと、1つの第1コンタクトを保持して他の第1コンタクトを保持しない第2種保持エリアと、に区画する導電性の第1区画壁と、第1基板のグランド導体に対して電気的に接続され、第2種保持エリアの外周に沿って第1区画壁と並ぶ導電性の第1包囲壁と、を有し、第2コネクタは、第2基板の複数の導体にそれぞれ接続されると共に、第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した際に、複数の第1コンタクトに対してそれぞれ接触する、導電性の複数の第2コンタクトと、第2基板のグランド導体に対して電気的に接続される導電性の第2包囲壁と、を有し、複数の第1コンタクトのそれぞれが、第1基板の導体に接続される第1接続部と、第2コンタクトに接触する第1接触部と、第1接続部と第1接触部とを連結する第1連結部とを有し、第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した際に、第2コネクタから見て、第1種保持エリアに配置される第1コンタクトの第1連結部による第1接触部と第1接続部との連結方向と、第2種保持エリアに配置される第1コンタクトの第1連結部による第1接触部と第1接続部との連結方向と、が互いに交差している。
【0006】
このコネクタ装置によれば、ノイズ源となり難い複数のコンタクトを第1種保持エリアにまとめて配置し、ノイズ源となり易く、一方でノイズの影響を受け易いコンタクトを他のコンタクトから隔離して第2種保持エリアに配置することで、小型化と、ノイズの抑制との両立を図ることができる。また、このコネクタ装置では、第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した際に、第1種保持エリアと第2種保持エリアとの間に一重の第1区画壁を設けることで、装置としての大型化を防ぎながら、第1種保持エリアに保持されるコンタクトに対する第2種保持エリアに保持されるコンタクトからのノイズを抑制している。また、第2種保持エリアの外周には、第1包囲壁及び第2包囲壁が二重に設けられることで、第2種保持エリアに保持されるノイズの影響を受け易いコンタクトに対する外部からのノイズを抑制することができる。
【0007】
前記第1コネクタの前記第1区画壁は、前記第1コンタクト保持部を、2つの前記第2種保持エリアの間に前記第1種保持エリアが介在する状態に区画できるように、前記第1種保持エリアを挟んで2つ設けられ、前記第1包囲壁及び前記第2包囲壁は、前記2つの前記第2種保持エリアのそれぞれの外周に対して二重に配置されてもよい。このような構成とすることで、それぞれの第2種保持エリアにノイズの影響を受け易い第1コンタクトが配置された場合であっても、これらの第1コンタクト同士を、ノイズの影響を受け難い距離に離間させつつ、コネクタ装置自体が大型化することも防がれる。
【0008】
前記第1コネクタの前記第1区画壁は、前記第1コンタクト保持部を、2つの前記第2種保持エリアの間に前記第1種保持エリアが介在する状態に区画できるように、前記第1種保持エリアを挟んで2つ設けられ、前記第1コネクタは、一方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第1区画壁と、他方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第1区画壁とを電気的に接続する導電性の第1エリア間接続部を有し、前記第2コネクタは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、一方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第2包囲壁と、他方の前記第2種保持エリアの外周に配置される前記第2包囲壁とを電気的に接続する導電性の第2エリア間接続部を有していてもよい。このような構成とすることで、第1エリア間接続部と第2エリア間接続部が第1種保持エリアの外周に設けられることになり、第1種保持エリアに保持される第1コンタクトが受けるノイズを抑制することができる。
【0009】
前記第2コネクタは、前記第2コンタクトを保持する絶縁性の第2コンタクト保持部をさらに有し、前記第2コンタクト保持部は、枠部と、本体部と、を有し、前記枠部と、前記第2包囲壁と、前記第2エリア間接続部と、によって前記第2コネクタの外周に沿った環状構造が形成され、前記環状構造の内部において、前記枠部と連結されるように前記本体部が設けられ、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合した際に、前記本体部は、前記第1区画壁によって、複数の前記第2コンタクトを保持する第1種保持エリアと、1つの前記第2コンタクトを保持して他の前記第1コンタクトを保持しない第2種保持エリアと、に区画されてもよい。このような構成とすることで、第2コネクタが大型化することが防がれ、コネクタ装置としての小型化を実現することができる。
【0010】
前記第1コネクタは、前記第2種保持エリア内に配置され、前記第1区画壁と前記第1包囲壁とを互いに電気的に接続する導電性のエリア内接続部を有していてもよい。この場合、第2種保持エリアに配置されるコンタクトを他のコンタクトからより隔離することで、ノイズの抑制をより確実に図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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