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公開番号2024148614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061911
出願日2023-04-06
発明の名称リアクトル
出願人株式会社タムラ製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01F 37/00 20060101AFI20241010BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】溶接個所における絶縁を確保しつつ、小型化できるリアクトルを提供する。
【解決手段】リアクトルは、横並びに配置される複数の脚部と、脚部に巻回されるコイル4と、コイル4の引出線43、44と溶接により接続するバスバー41と、を備える。コイル4は、隣接する脚部にそれぞれ巻回されるとともに、同一の脚部に2つ以上巻回され、同一の脚部に巻回されたコイル4と対向する内側端面45から引き出される引出線43を有する。引出線43は、当該コイル4の湾曲部42から当該コイルの上面平坦部411に向かって延び、上面平坦部411の中央には未達である内側延出部431と、内側延出部431と連接し、同一の脚部に巻回されたコイル4に向かって屈折する屈折部432と、屈折部432と連接し、同一の脚部に巻回されたコイル4の上方を通って延び、先端部がバスバーと接続する直線部433と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の脚部が横並びに配置されるコアと、
4つの平坦部と4つの湾曲部が交互に形成されて成り、前記脚部に巻回されるコイルと、
前記コイルの引出線と溶接により接続するバスバーと、
を備え、
前記コイルは複数設けられ、隣接する前記脚部にそれぞれ巻回されるとともに、同一の前記脚部に2つ以上巻回され、
前記コイルの引出線は、同一の前記脚部に巻回された前記コイルと対向する内側端面から引き出される第1の引出線を有し、
前記第1の引出線は、
当該コイルの前記湾曲部から当該コイルの上面の前記平坦部に向かって延び、前記上面の平坦部の中央には未達である内側延出部と、
前記内側延出部と連接し、前記同一の脚部に巻回されたコイルに向かって屈折する屈折部と、
前記屈折部と連接し、前記同一の脚部に巻回されたコイルの上方を通って延び、先端部が前記バスバーと接続する直線部と、
を有すること、
を特徴とするリアクトル。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記コイルは、平角線の導電性部材から成り、
前記直線部は、平角線の幅広面が前記脚部の横並び方向に直交するように延びていること、
を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
【請求項3】
前記コイルは、前記内側端面とは反対側である外側端面から引き出される第2の引出線を有し、
前記直線部は、前記同一の脚部に巻回されたコイルの前記第2の引出線の上方を通って延びていること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
【請求項4】
複数設けられた前記コイルは、同形同大であること、
を特徴する請求項1又は2に記載のリアクトル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイルの引出線とバスバーを溶接するリアクトルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
OA機器、太陽光発電システム、自動車、無停電電源など様々な用途にリアクトルが用いられている。リアクトルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品である。リアクトルは、主としてコア、コイル、樹脂部材及びバスバーを備える。
【0003】
コアは、磁性体を含み、複数の脚部とこの複数の脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有する環形状である。コイルは、エナメルなどの絶縁被膜で被覆した1本の導電性部材から成る。コイルは、コアの脚部に装着される。樹脂部材は、コアとコイル間に設けられ、コアとコイルを絶縁する。
【0004】
コイルからは引出線が引き出されている。引出線はバスバーと溶接により接続している。バスバーは、外部機器の端子とも接続される。このように、バスバーを介して外部機器からリアクトルに電力が供給される。コイルは、通電により巻数に従って磁束を発生させ、コアは、コイルが発生させた磁束を通す磁路となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-065345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コイルは、複数の脚部にそれぞれ巻回されるとともに、1つの脚部に複数巻回される場合がある。例えば、図9に示すように、コアは2本の脚部210a、210bを有し、コイル400は各脚部210a、210bに2つずつ巻回される。コイル400は、巻軸と直交するコイルの端面であり、同一の脚部210a、210bに巻回されているコイル400と対向する端面から引き出される引出線410、420を有する。引出線410、420は、上方に向かって延び、その先端面がバスバー510と溶接される溶接面80となる。
【0007】
脚部210aに巻回されたコイル400の引出線420と、脚部210bに巻回されたコイル4の引出線410は、近接した位置に配置される(図9の点線の丸部分)。溶接する際は、コイル400を構成する導電性部材に被覆する絶縁被膜を剥離するため、必要とされる絶縁距離は大きくなる。そのため、脚部210aに巻回されるコイル400と脚部210bに巻回されるコイル400の距離を離し、引出線410、420間の絶縁距離を確保する。そのため、リアクトルの大型化を招く。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、溶接個所における絶縁を確保しつつ、小型化できるリアクトルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のリアクトルは、複数の脚部が横並びに配置されるコアと、4つの平坦部と4つの湾曲部が交互に形成されて成り、前記脚部に巻回されるコイルと、前記コイルの引出線と溶接により接続するバスバーと、を備え、前記コイルは複数設けられ、隣接する前記脚部にそれぞれ巻回されるとともに、同一の前記脚部に2つ以上巻回され、前記コイルの引出線は、同一の前記脚部に巻回された前記コイルと対向する内側端面から引き出される第1の引出線を有し、前記第1の引出線は、当該コイルの前記湾曲部から当該コイルの上面の前記平坦部に向かって延び、前記上面の平坦部の中央には未達である内側延出部と、前記内側延出部と連接し、前記同一の脚部に巻回されたコイルに向かって屈折する屈折部と、前記屈折部と連接し、前記同一の脚部に巻回されたコイルの上方を通って延び、先端部が前記バスバーと接続する直線部と、を有すること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、溶接個所における絶縁を確保しつつ、小型化できるリアクトルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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