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公開番号2024148520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061717
出願日2023-04-05
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20241010BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線密度の異なる複数の導体層を含む配線基板の品質向上。
【解決手段】実施形態の配線基板1は、第1面及びその反対の第2面を有し、第1ビルドアップ部10と第2ビルドアップ部20とを含む。第1ビルドアップ部10は、第2ビルドアップ部20における第1面側に積層されている。第1ビルドアップ部10の導体層12に含まれる配線12wの最小幅W1は、第2ビルドアップ部20の導体層22aに含まれる配線22wの最小幅W2よりも小さく、配線12w同士の最小間隔G1は、配線22w同士の最小間隔G2よりも小さく、導体層12に含まれる導体パターンは、積層されている第1金属層121、第2金属層122、及び第3金属層123を含み、導体層12の導体パターンの断面において、第1金属層121の幅は第2金属層122の幅よりも大きく、第3金属層123の幅は第1金属層121の幅よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、
積層されている絶縁層及び導体層を含む第1ビルドアップ部と、
積層されている絶縁層及び導体層を含む第2ビルドアップ部と、
を含む配線基板であって、
前記第1ビルドアップ部は、前記第2ビルドアップ部の前記第1面側に積層されており、前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる配線の最小の配線幅は、前記第2ビルドアップ部の導体層に含まれる配線の最小の配線幅よりも小さく、
前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる配線同士の最小の配線間隔は、前記第2ビルドアップ部の導体層に含まれる配線同士の最小の配線間隔よりも小さく、
前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる導体パターンは、第1金属層、前記第1金属層の前記第2面側に積層されている第2金属層、及び前記第2金属層の前記第2面側に積層されている第3金属層を含み、
前記第1ビルドアップ部と前記第2ビルドアップ部との積層方向に沿う前記導体パターンの断面において、前記第1金属層の幅は前記第2金属層の幅よりも大きく、前記第3金属層の幅は前記第1金属層の幅よりも大きい。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板であって、前記第3金属層は電解めっき膜からなり、前記第1金属層及び前記第2金属層は、前記電解めっき膜のシード層であってスパッタリング膜からなる。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる配線の最小の配線幅及び最小の配線間隔は、それぞれ3μm以下である。
【請求項4】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる配線のアスペクト比は2.0以上、4.0以下である。
【請求項5】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部の導体層の表面は研磨面である。
【請求項6】
請求項1記載の配線基板であって、さらに、前記第2ビルドアップ部の前記第2面側に積層されていて絶縁層及び導体層とビア導体とを含む第3ビルドアップ部を含んでいる。
【請求項7】
請求項6記載の配線基板であって、前記第3ビルドアップ部に含まれる前記絶縁層が芯材を含んでいる。
【請求項8】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1面は部品搭載面である。
【請求項9】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部の絶縁層表面の算術平均粗さ(Ra)は、0.02μm以上、0.06μm以下である。
【請求項10】
請求項1記載の配線基板であって、前記断面における前記導体パターンの幅は、前記第2金属層と前記第3金属層との境界部分において最も小さい。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、銅のエッチングを含むセミアディティブ法によるプリント配線板の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-5341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の方法で製造される配線基板では、アンダーカットによって絶縁層とシード層との接触面積が小さくなることで配線の欠落が起こる懸念がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板は、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、積層されている絶縁層及び導体層を含む第1ビルドアップ部と、積層されている絶縁層及び導体層を含む第2ビルドアップ部と、を含んでいる。そして、前記第1ビルドアップ部は、前記第2ビルドアップ部の前記第1面側に積層されており、前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる配線の最小の配線幅は、前記第2ビルドアップ部の導体層に含まれる配線の最小の配線幅よりも小さく、前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる配線同士の最小の配線間隔は、前記第2ビルドアップ部の導体層に含まれる配線同士の最小の配線間隔よりも小さく、前記第1ビルドアップ部の導体層に含まれる導体パターンは、第1金属層、前記第1金属層の前記第2面側に積層されている第2金属層、及び前記第2金属層の前記第2面側に積層されている第3金属層を含み、前記第1ビルドアップ部と前記第2ビルドアップ部との積層方向に沿う前記導体パターンの断面において、前記第1金属層の幅は前記第2金属層の幅よりも大きく、前記第3金属層の幅は前記第1金属層の幅よりも大きい。
【0006】
本発明の実施形態によれば、配線密度の異なる複数の導体層を含む配線基板において、絶縁層と導体層との密着性が向上されて配線の欠落が抑制されることがある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
図1のII部の拡大図。
図2のIII部の拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例の一部の断面を示す拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例の一部の断面を示す拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例の一部の断面を示す拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例の一部の断面を示す拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例の一部の断面を示す拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例の一部の断面を示す拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例の一部の断面を示す拡大図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
製造工程内の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態の配線基板の構造>
一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。図1には、一実施形態の配線基板の一例である配線基板1の断面図が示されている。図2には、図1のII部の拡大図が示されている。なお、配線基板1は本実施形態の配線基板の一例に過ぎない。本実施形態の配線基板における導体層及び絶縁層それぞれの数や厚さ、並びに各導体層に含まれる導体パターンは、図1の配線基板1に含まれる導体層及び絶縁層それぞれの数や厚さ、並びに導体パターンに限定されない。また、以下の説明で参照される各図面では、開示される実施形態が理解され易いように特定の部分が拡大して描かれていることがあり、大きさや長さに関して、各構成要素が互いの間の正確な比率で描かれていない場合がある。
【0009】
図1及び図2に示されるように、配線基板1は、配線基板1の厚さ方向と直交する2つの表面(第1面1F及び第1面1Fと反対側の第2面1B)を有している。配線基板1は、第1ビルドアップ部10と第2ビルドアップ部20とを含んでいる。第1ビルドアップ部10は、第2ビルドアップ部20の第1面1F側に積層されている。第1ビルドアップ部10と第2ビルドアップ部20との積層方向は配線基板1の厚さ方向である。第1ビルドアップ部10及び第2ビルドアップ部20は互いに全面的に重なっている。図1の配線基板1は、さらに、第2ビルドアップ部20における配線基板1の第2面1B側に積層されている第3ビルドアップ部30と、第3ビルドアップ部30の表面を覆うソルダーレジスト40と、を含んでいる。本実施形態の配線基板は、図1の配線基板1のように、コア層を含まないコアレス配線基板であり得る。
【0010】
なお、本実施形態の配線基板1の説明において、配線基板1の第1面1F側は、「上」又は「上側」とも称され、配線基板1の第2面1B側は、「下」又は「下側」とも称される。また、各構成要素において配線基板1の第1面1F側を向く表面は「上面」とも称され、配線基板1の第2面1B側を向く表面は「下面」とも称される。
(【0011】以降は省略されています)

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