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公開番号2024148451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061590
出願日2023-04-05
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20241010BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】接続信頼性の良好なビア導体を有する配線基板の提供。
【解決手段】実施形態の配線基板は、第1絶縁層、第1導体層12、第1ビア開口を充填する第1ビア導体13を含む第1ビルドアップ部と、第2絶縁層及び第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、を含んでいる。第1導体層12に含まれる配線の配線幅及び配線間距離は、第2導体層に含まれる配線の配線幅及び配線間距離よりも小さく、第1導体層12及び第1ビア導体13は第1層12a及び第2層12bを備え、第1層12aは、第1部分P1、第2部分P2、及び、第3部分P3を含み、第1部分P1における第1層12aの厚さは、第2部分P2における第1層12aの厚さより大きく、且つ、第3部分P3における第1層12aの厚さよりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、
交互に積層された第1絶縁層及び第1導体層、並びに、前記第1絶縁層を貫通する第1ビア開口及び前記第1ビア開口を充填する第1ビア導体を含む第1ビルドアップ部と、
交互に積層された第2絶縁層及び第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、
を含む配線基板であって、
前記第1ビルドアップ部は、前記第2ビルドアップ部の前記第1面側に積層されており、
前記第1導体層に含まれる配線の配線幅の最小値は、前記第2導体層に含まれる配線の配線幅の最小値よりも小さく、
前記第1導体層に含まれる配線の配線間距離の最小値は、前記第2導体層に含まれる配線の配線間距離の最小値よりも小さく、
前記第1導体層及び前記第1ビア導体は、前記第1絶縁層の表面、並びに、前記第1ビア開口の内壁面及び底面を被覆する第1層と、前記第1層上の第2層とを備え、
前記第1層は、前記第1絶縁層の表面上の第1部分と、前記第1ビア開口の内壁面上の第2部分と、前記第1ビア開口の底面上の第3部分と、を含み、
前記第1部分における前記第1層の厚さは、前記第2部分における前記第1層の厚さより大きく、且つ、前記第3部分における前記第1層の厚さよりも大きい。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層に含まれる配線のアスペクト比は2.0以上、且つ、4.0以下である。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層に含まれる配線の配線幅の最小値は3μm以下であり、前記第1導体層に含まれる配線の配線間距離の最小値は3μm以下である。
【請求項4】
請求項1記載の配線基板であって、前記第2部分における前記第1層の厚さは、前記第3部分における前記第1層の厚さよりも大きい。
【請求項5】
請求項1記載の配線基板であって、
前記第1層は、前記1絶縁層の表面、並びに、前記第1ビア開口の内壁面及び底面に接する下層と、前記下層を被覆する上層と、を有しており、
記第1部分における前記下層の厚さは、前記第2部分における前記下層の厚さより大きく、且つ、前記第3部分における前記下層の厚さよりも大きく、
前記第1部分における前記上層の厚さは、前記第2部分における前記上層の厚さより大きく、且つ、前記第3部分における前記上層の厚さよりも大きい。
【請求項6】
請求項5記載の配線基板であって、前記第2部分における前記下層の厚さは、前記第3部分における前記下層の厚さよりも大きく、前記第2部分における前記上層の厚さは、前記第3部分における前記上層の厚さよりも大きい。
【請求項7】
請求項5記載の配線基板であって、前記下層は銅を含む合金によって形成されるスパッタ膜であり、前記上層は銅によって形成されるスパッタ膜である。
【請求項8】
請求項7記載の配線基板であって、前記下層を形成する前記銅を含む合金中の銅の含有量は90wt%以上である。
【請求項9】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビア開口は、前記第2面から前記第1面に向かって縮径する形状を有している。
【請求項10】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層の前記第2面側の表面は研磨面である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、導体層と、導体層を覆う樹脂絶縁層と、樹脂絶縁層上に形成される導体回路と、樹脂絶縁層を貫通して導体回路と導体層を接続するバイアホールと、を含むプリント配線板が開示されている。導体回路は、樹脂絶縁層に接する合金層及び無電解銅めっき膜を含む層と、無電解銅めっき膜上に形成される電解銅めっき膜からなる層とを含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-124602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のプリント配線板では、バイアホールと導体層との間の断線の抑制に関して、望ましくない場合があると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板は、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、交互に積層された第1絶縁層及び第1導体層、並びに、前記第1絶縁層を貫通する第1ビア開口及び前記第1ビア開口を充填する第1ビア導体を含む第1ビルドアップ部と、交互に積層された第2絶縁層及び第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、を含んでいる。前記第1ビルドアップ部は、前記第2ビルドアップ部の前記第1面側に積層されており、前記第1導体層に含まれる配線の配線幅の最小値は、前記第2導体層に含まれる配線の配線幅の最小値よりも小さく、前記第1導体層に含まれる配線の配線間距離の最小値は、前記第2導体層に含まれる配線の配線間距離の最小値よりも小さく、前記第1導体層及び前記第1ビア導体は、前記第1絶縁層の表面、並びに、前記第1ビア開口の内壁面及び底面を被覆する第1層と、前記第1層上の第2層とを備え、前記第1層は、前記第1絶縁層の表面上の第1部分と、前記第1ビア開口の内壁面上の第2部分と、前記第1ビア開口の底面上の第3部分と、を含み、前記第1部分における前記第1層の厚さは、前記第2部分における前記第1層の厚さより大きく、且つ、前記第3部分における前記第1層の厚さよりも大きい。
【0006】
本発明の実施形態によれば、第2部分及び第3部分における第1層は比較的薄く、応力による第1ビア導体と第1ビア開口の底面との剥離が抑制される場合がある。接続信頼性の良好なビア導体を有する配線基板が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す図1の部分拡大図。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す図2の部分拡大図。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す図3の部分拡大図。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す図3の部分拡大図。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す図3の部分拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。図1は、一実施形態の配線基板の一例である配線基板1を示す断面図である。なお、配線基板1は本実施形態の配線基板の一例に過ぎない。本実施形態の配線基板の積層構造、並びに、導体層及び絶縁層それぞれの数は、図1の配線基板1の積層構造、並びに配線基板1に含まれる導体層及び絶縁層それぞれの数に限定されない。また、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。
【0009】
実施形態の配線基板1は、交互に積層された導体層及び絶縁層によってそれぞれ構成される第1ビルドアップ部10及び第2ビルドアップ部20を含む積層構造を有している。第1ビルドアップ部10は、その厚さ方向(積層方向)に直交する2つの表面として、一方の面10F、及び、一方の面10Fと反対側の他方の面10Bを有している。第2ビルドアップ部20は、その厚さ方向(積層方向)に直交する2つの表面として、一方の面20F、及び、一方の面20Fと反対側の他方の面20Bを有している。配線基板1は、その厚さ方向と直交する2つの表面(第1面1F及び第1面1Fと反対側の第2面1B)を有している。本実施形態の配線基板1は、好ましくはコア層を含まないコアレス配線基板である。
【0010】
図1に示される例では、配線基板1は、第2ビルドアップ部20の第1ビルドアップ部10側と反対側に、絶縁層及び導体層から構成される第3ビルドアップ部30をさらに含んでいる。第3ビルドアップ部30は、その厚さ方向(積層方向)に直交する2つの表面として、一方の面30F、及び、一方の面30Fと反対側の他方の面30Bを有している。図示される例においては、第1ビルドアップ部10の一方の面10Fが第1面1Fを構成し、第3ビルドアップ部30の他方の面30Bが第2面1Bを構成している。なお、配線基板1が第3ビルドアップ部30を有していない場合、第2面1Bは、第2ビルドアップ部20の他方の面20Bにより構成され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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