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公開番号2024147932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060691
出願日2023-04-04
発明の名称オープンシールド機およびそれを用いたコンクリート函体の敷設工法
出願人個人,個人
代理人個人,個人
主分類E21D 9/06 20060101AFI20241009BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】地下水のある地盤でも対応可能で、かつ敷設する函体高さに対して土被りが大きく掘削深さが深い場合でも、函体を反力として充分施工が可能なオープンシールド機およびそれを用いたコンクリート函体の敷設工法を提供する。
【解決手段】推進機構が異なる上部推進構造シールド機36と下部推進構造シールド機35を上下に接続したオープンシールド機1を使用して、コンクリート函体4を敷設する。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
左右の側壁板とこれら側壁板と同程度の長さでその間を連結する底板とから成り、上面を開口とした機体で、掘削を行うフロント部とコンクリート函体の設置を行うテール部を有し、フロント部後端から後方に向けて推進ジャッキを左右縦列に配設し、敷設函体に推進反力をとり前進させる下部推進構造シールド機と、
前面、後面及び上下面を開口とし、前記下部推進構造シールド機とは異なる上下位置で分割をして分割ブロックを構成し、各分割ブロックを推進・牽引用ジャッキで連結し、分割ブロックで分割された側板とそれに接する地山との摩擦抵抗を推進反力として各ブロックが順に前進する機体を上部推進構造シールド機と、
これら下部推進構造シールド機と上部推進構造シールド機との推進機構が異なるシールド機を上下に配置したことを特徴とするオープンシールド機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上部推進構造シールド機の分割ブロックは、フロント部、ジャッキ部、テール部とからなる請求項1記載のオープンシールド機。
【請求項3】
下部推進構造シールド機にスライド用レールを設置し、そのスライド用レール上に上部推進構造シールド機を前方へ移動可能となるように設置した請求項1または請求項2記載のオープンシールド機。
【請求項4】
上部推進構造シールド機は下部推進構造シールド機より横幅を大きくした請求項1または請求項2記載のオープンシールド機。
【請求項5】
上部推進構造シールド機はフロント部の前端にスライド土留板を設けて可動分割刃口とした請求項1または請求項2記載のオープンシールド機。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載のオープンシールド機を使用する函体の敷設方法であって、
上部推進構造シールド機の刃口の切羽地山を掘削する工程と、
上部推進構造シールド機の第1ブロックを第2ブロック、第3ブロック側板と地山との摩擦抵抗を反力にとり第1の推進・牽引ジャッキを伸長し前記第1ブロックを前進する工程と、
前記第1ブロックと前記第3ブロックと地山との摩擦抵抗を反力にとり、前記第1の推進・牽引ジャッキを縮め、前記第2の推進・牽引ジャッキを伸長し、前記第2ブロックを前進する工程と、
前記第1ブロックと前記第2ブロックと地山との摩擦抵抗を反力にとり、前記第2の推進・牽引ジャッキを縮め、前記第3ブロックを前進する工程と、
前記第3ブロックの後端を埋め戻す工程との後、
下部推進構造シールド機刃口の切羽地山を掘削しながら前記下部推進構造シールド機のシールドジャッキを伸長し、前記下部推進構造シールド機を前進する工程と、
を繰り返しながらオープンシールド機を掘進させ、
前記オープンシールド機が1函体長分前進後、前記シールドジャッキを縮め、前記下部推進構造シールド機のテール部内に函体を据え付けながら函体を地中に埋設することを特徴としたオープンシールド機を用いたコンクリート函体の敷設工法。
【請求項7】
第1ブロックを前進する工程は、上部推進構造シールド機の刃口の切羽地山を掘削する工程と、フロント部の前端にスライド土留板を設けて可動分割刃口としたスライド土留板を順次、前方へ伸長する工程と、前記スライド土留板とそれに接する地山との摩擦抵抗を反力にとり、スライドジャッキを縮め、推進ジャッキを伸長して前進する工程からなる請求項6記載のオープンシールド機を用いたコンクリート函体の敷設工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オープンシールド機およびそれを用いたコンクリート函体の敷設工法に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
オープンシールド工法は、開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の長所を生かした合理性に富む工法で、図24にその概略を示す。
【0003】
図中1はオープンシールド機で、左右の側壁板とこれら側壁板に連結する底板とからなる前面、後面及び上面を開口したシールド機である。
【0004】
該オープンシールド機1は先端を刃口として形成し、また側壁板の中央又は後端近くに推進ジャッキ3を後方に向け上下に並べて配設する。
【0005】
また、オープンシールド機1は機体を前後方向でフロント部18とテール部19に分割し、フロント部18の後端にテール部19の前端が嵌入して相互の嵌合部で中折れ部34を形成して屈曲可能とした。この中折れ部には中折ジャッキ21を配設する。
【0006】
フロント部18フロント部として主に掘削部となるものであり、テール部19は推進ジャッキ3を配置し、コンクリート函体の吊り降し設置部としてのテール部20となる。
【0007】
図中16はフロント部18の前端に設けた可動分割刃口、24はオープンシールド機1の掘進に伴いテール部19から函体4が抜け出たときの後方土留板であり、この内側で函体4の上部の埋戻しを行う。
【0008】
オープンシールド工法の概略の工程は、まず、発進立坑8内でオープンシールド機1を所定の位置で組立て、組み立てた後、オープンシールド機1の推進ジャッキ3を伸長して発進立坑内の反力壁9に反力をとってオープンシールド機1を前進させ、地中構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4を上方から吊り降し、オープンシールド機1のテール部20内で縮めた推進ジャッキ3の後方にセットする。
【0009】
発進立坑8内で順次布設するコンクリート函体4はオープンシールド機1が前方へ推進し、発進立坑8から出た後、所定の距離まで推進しオープンシールド機の推進力が発進立坑8内の反力壁9まで伝達しなくなるまで反力伝達材として仮に布設しておく函体で、反力壁9に推進反力が伝達されなくなった時点で撤去する。
【0010】
また、発進立坑8は土留壁(鋼矢板30等)で構成され、オープンシールド機1を発進させるにはこの前面の土留壁の一部鏡切りするが、必要に応じて薬液注入等で発進立坑8の前方部分に地盤改良を施しておくこともある。
(【0011】以降は省略されています)

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