TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024147252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060152
出願日
2023-04-03
発明の名称
衣類処理装置
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
D06F
58/38 20200101AFI20241008BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】乾燥制御を最適化して乾燥効率が向上した衣類処理装置を提供する。
【解決手段】衣類処理装置は、空気入口と空気出口とを有する外槽と、外槽内に回転可能に設けられる回転槽と、回転槽を回転する回転槽モータと、外槽の外部に形成されて空気出口と空気入口とを繋ぐ風路と、風路内に設けられて温風を生成する乾燥装置と、回転槽に収容された洗濯物の重量を測定する重量検知部と回転槽モータと乾燥装置と重量検知部との運転を制御して、洗い工程と乾燥工程とを含む洗濯乾燥運転を実行する制御装置と、を備える。制御装置は、洗い工程実行後であってかつ乾燥工程開始前と乾燥工程実行中とにおいて重量検知部によって回転槽に収容された洗濯物の重量を測定し、洗い工程実行後であってかつ乾燥工程開始前の重量検知部の測定値と乾燥工程実行中の重量検知部の測定値との差である変化量が第1閾値未満であった場合乾燥工程における制御を変更する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
空気入口と空気出口とを有する外槽と、
前記外槽内に回転可能に設けられて内部に洗濯物を収容する回転槽と、
前記回転槽を回転する回転槽モータと、
前記外槽の外部に形成されて前記空気出口と前記空気入口とを繋ぐ風路と、
前記風路内に設けられて前記外槽及び前記回転槽に送る温風を生成する乾燥装置と、
前記回転槽に収容された洗濯物の重量を測定する重量検知部と、
前記回転槽モータと、前記乾燥装置と、前記重量検知部との運転を制御して、洗い工程と、乾燥工程と、を含む洗濯乾燥運転を実行する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記洗い工程実行後であってかつ前記乾燥工程開始前と前記乾燥工程実行中とにおいて前記重量検知部によって前記回転槽に収容された洗濯物の重量を測定し、前記洗い工程実行後であってかつ前記乾燥工程開始前の前記重量検知部の測定値と前記乾燥工程実行中の前記重量検知部の測定値との差である変化量が、予め定められた第1閾値未満であった場合、前記乾燥工程における制御を変更する調整処理を実行する、
衣類処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記衣類処理装置の設置された環境の温度を測定する温度検知部を備え、
前記制御装置は、前記洗い工程開始前において前記重量検知部によって前記回転槽に収容された洗濯物の重量である乾布重量を測定し、
前記第1閾値は、前記衣類処理装置周辺の環境温度及び又は前記乾布重量に応じて設定されている、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記乾燥工程実行中において複数回前記重量検知部によって前記回転槽に収容された洗濯物の重量を測定し、前記重量検知部によって前記回転槽に収容された洗濯物の重量を測定する毎に前記調整処理を実行する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記乾燥装置は、空気を加熱して前記温風を生成する熱交換器と、前記熱交換器に送る冷媒を圧縮する圧縮機とを含んで構成され、
前記制御装置は、前記変化量に応じて前記圧縮機の駆動周波数を調整する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記乾燥装置は、温風を前記外槽及び前記回転槽に送る送風機を含んで構成され、
前記制御装置は、前記変化量に応じて前記送風機の回転数を調整する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記風路内に設けられて前記風路内を流れる空気中の異物を捕捉するフィルタ装置と、
ユーザに異常を知らせる報知部を更に備え、
前記制御装置は、前記変化量が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満であった場合、前記報知部により前記フィルタ装置の異常をユーザに報知する報知処理を実行する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記乾燥工程開始から所定の期間経過後の期間において前記変化量が前記第1閾値以上であった場合、洗濯物が十分に乾燥したと判定して前記乾燥工程を終了する、
請求項6に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記制御装置は、一般的な衣類を洗濯乾燥する標準コースと、洗濯物の性質に応じて特定される特殊コースと、により前記洗濯乾燥運転をそれぞれ実行可能であり、
前記標準コースを実行するにあたり前記調整処理を実行し、前記特殊コースを実行するにあたり前記調整処理を実行しない、
請求項1に記載の衣類処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、及び乾燥工程を実行する洗濯乾燥機が知られている。洗濯乾燥機において、洗濯乾燥運転に際し、洗濯工程開始前の乾布重量と乾燥工程開始前の湿布重量とが測定され、それらの重量測定結果に基づいて乾燥工程における各種制御内容を決めることが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、外箱内に配設された水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され、衣類が収容されるものであって回転槽モータを駆動源として回転駆動される回転槽と、前記回転槽内の衣類を乾かすための乾燥風を送るものであって、ファンモータを駆動源とする送風ファンと、前記回転槽内の衣類の重量を検出する重量検出手段と、前記回転槽内の衣類について洗濯から乾燥までの各行程の実行が可能な制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記重量検出手段の検出結果に基づいて前記衣類の重量が所定重量以下と判断した場合には、前記衣類の重量が所定重量を超える場合と比較して、乾燥行程における単位時間当りの前記回転槽モータの回転量が小さくなるように前記回転槽モータを駆動制御する洗濯乾燥機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-52395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乾布重量と、湿布重量との測定結果に基づいて乾燥工程を制御しても、布質によって乾きやすさが異なったり、また例えば洗濯物同士が重なり合ったまま乾燥工程が進んだ結果、乾燥が未完了の状態で乾燥工程が終了してしまい洗濯物が半乾きとなったり、逆に過乾燥気味となり洗濯物にしわが発生したりすることがある。
【0006】
そこで、乾燥制御を最適化して乾燥効率が向上した衣類処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の衣類処理装置は、空気入口と空気出口とを有する外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられて内部に洗濯物を収容する回転槽と、前記回転槽を回転する回転槽モータと、前記外槽の外部に形成されて前記空気出口と前記空気入口とを繋ぐ風路と、前記風路内に設けられて前記外槽及び前記回転槽に送る温風を生成する乾燥装置と、前記回転槽に収容された洗濯物の重量を測定する重量検知部と、前記回転槽モータと、前記乾燥装置と、前記重量検知部との運転を制御して、洗い工程と、乾燥工程と、を含む洗濯乾燥運転を実行する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記洗い工程実行後であってかつ前記乾燥工程開始前と前記乾燥工程実行中とにおいて前記重量検知部によって前記回転槽に収容された洗濯物の重量を測定し、前記洗い工程実行後であってかつ前記乾燥工程開始前の前記重量検知部の測定値と前記乾燥工程実行中の前記重量検知部の測定値との差である変化量が、予め定められた第1閾値未満であった場合、前記乾燥工程における制御を変更する調整処理を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について概略構成を示す縦断側面図
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について概略構成を示す背面図
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について電気的構成を示すブロック図
乾燥工程における標準的な洗濯物重量の変化量の時間変化の一例を示すグラフ
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について環境温度と乾布重量とに応じて設けられた各測定点での第1閾値の表の一例
環境温度の区分の一例を示す表
乾布重量の区分の一例を示す表
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について環境温度と重量の変化量に応じて実行する調整処理後の圧縮機の周波数の例を示す表
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について環境温度と乾布重量とに応じて設けられた各測定点での第2閾値の表の一例
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について制御装置による乾燥工程における処理内容を示すフローチャート(その1)
第1実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について制御装置による乾燥工程における処理内容を示すフローチャート(その2)
第2実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について環境温度と重量の変化量に応じて実行する調整処理後の送風機のファン回転数の例を示す表
第2実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について制御装置による乾燥工程における処理内容を示すフローチャート(その1)
第2実施形態による衣類処理装置を洗濯乾燥機に適用した例について制御装置による乾燥工程における処理内容を示すフローチャート(その2)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、複数の実施形態による衣類処理装置について図面を参照して説明する。なお、複数の実施形態に共通の構成については同一の符号を用いて説明を省略する。本実施形態の衣類処理装置は、乾燥機能を備えた横軸又は斜め軸型のドラム式洗濯機である。なお、本実施形態の衣類処理装置は、縦軸型のいわゆる全自動洗濯機にも適用することができる。更になお、本実施形態の衣類処理装置は、洗濯機能を有さない構成にも適用することができる。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態について図1~図10を参照して説明する。図1及び図2に示す洗濯乾燥機10は、本実施形態の衣類処理装置の適用例である。洗濯乾燥機10は、外箱11、扉12、外槽13、回転槽14、ベローズ15、回転槽モータ16、給水機構17、排水機構18、操作パネル19、風路20、及び乾燥装置30を備えている。なお、本実施形態において、外箱11に対して扉12側つまり図1の紙面左側を洗濯乾燥機10の前側とする。外箱11は、例えばステンレス鋼板等によって矩形の中空箱状に形成されており、洗濯乾燥機10の外郭を構成している。外箱11は、前側部分に外槽13の内部と外箱11の外部とを連通する衣類出入口111を有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
物干し具
27日前
アキレス株式会社
合成皮革
1か月前
アキレス株式会社
合成皮革
1か月前
アキレス株式会社
加飾シート
1か月前
澤田株式会社
製糸方法
2か月前
株式会社ツインバード
洗濯機
21日前
セーレン株式会社
皮革様シート
27日前
個人
クッション体
2か月前
スリーエイ株式会社
壁紙
1か月前
個人
ハンガータイプの洗濯バサミ
1か月前
アタム技研株式会社
寝具類乾燥装置
5日前
株式会社三幸社
折畳み式ハンガー
6日前
セーレン株式会社
合成皮革
1か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
2か月前
リンナイ株式会社
衣類処理機
19日前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
3か月前
株式会社タツフト
洗濯機用の嵩上げ具
20日前
株式会社カネカ
異常検出システム
2か月前
トヨタ紡織株式会社
水流帯電装置
5日前
花王株式会社
繊維製品の除菌方法
19日前
アイリスオーヤマ株式会社
洗濯機
6日前
アイリスオーヤマ株式会社
洗濯機
26日前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
2か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
2か月前
花王株式会社
繊維製品処理剤組成物
1か月前
ニシダ株式会社
物干し器およびピンチ
27日前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
日清紡テキスタイル株式会社
繊維構造物の染色方法
2か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
5日前
シャープ株式会社
洗濯機
5日前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
セイコーエプソン株式会社
洗濯機
1か月前
続きを見る
他の特許を見る