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公開番号
2024146188
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058938
出願日
2023-03-31
発明の名称
苗移植機
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20241004BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】挟持力の細かな調節を可能とし、併せて、引張りスプリングが他の部材に噛み込まれる不具合を好適に防止できる苗移植機を提供する。
【解決手段】
苗植付け装置6は、左右苗挟持植付爪31の挟持力を調節する第1挟持力調節手段k10を備え、
第1挟持力調節手段k10は、開閉部37Bの長手方向に沿って左右外縁を切欠くようにして形成された左右一対の複数の掛止用窪み部k13と、複数の掛止用窪み部k13に張設された複数の第1調節スプリングk11とを備え、
第1調節スプリングk11は、コイルばねの形状を有し、その左右のフック部が、それぞれ、掛止用窪み部k13に掛止することで着脱可能に構成され、そのフック部を除くばね本体部分が、左右一対の開閉部37の左右方向における内側に配設されたことを特徴とする苗移植機1によって、上記課題の解決が図られる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
走行装置と、苗を搬送する苗搬送部と、苗搬送部によって植付供給位置へ搬送された苗を左右苗挟持植付爪が挟持して圃場に植付ける苗植付け装置を設けた苗移植機において、
前記左右苗挟持植付爪は、開閉機構にてその先端部が左右方向に開閉して苗を挟持するよう構成され、前記開閉機構は、左右苗挟持植付爪の基部を各々取り付けた左右開閉プレートと開閉作動機構から構成され、
前記左右開閉プレートは、爪ホルダに基端部が左右枢支軸にて回動自在に枢支され、先端部に前記左右苗挟持植付爪の基部が各々取り付けられた左右固定板が固定され、前記開閉作動機構によって開閉動作するよう構成されており、また、
左右それぞれ、前記基端部と、前記基端部と一体形成され、左右枢支軸を支点として回動し、左右一対で開閉するように構成された開閉部と、前記開閉部の先端に連続形成され、前記左右固定板を介して、左右苗挟持植付爪が装着された先端部とからなり、
前記苗植付け装置は、前記左右苗挟持植付爪の挟持力を調節する第1挟持力調節手段を備え、
前記第1挟持力調節手段は、前記開閉部の長手方向に沿って左右外縁を切欠くようにして形成された左右一対の複数の掛止用窪み部と、前記複数の掛止用窪み部に張設された複数の第1調節スプリングとを備え、
前記第1調節スプリングは、コイルばねの形状を有し、その左右のフック部が、それぞれ、前記掛止用窪み部に掛止することで着脱可能に構成され、そのフック部を除くばね本体部分が、左右一対の前記開閉部の左右方向における内側に配設されたことを特徴とする苗移植機。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記苗植付け装置は、前記左右苗挟持植付爪の挟持力を調節する第2挟持力調節手段をさらに備え、
前記第2挟持力調節手段は、先端部が前記左右固定板から後方へと延出するようにして固着され、前記先端部の周面に沿って環状凹部が設けられた左右の掛止用ピンと、コイルばねの形状を有し、その左右のフック部が、それぞれ、前記環状凹部に掛止されて張設された第2調節スプリングとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
【請求項3】
前記苗植付け装置は、前記左右苗挟持植付爪の挟持力を調節する第3挟持力調節手段をさらに備え、
前記第3挟持力調節手段は、ねじりばねの形状を有する第3調節スプリングを、前記左右枢支軸の軸上に配するとともに、そのフック部を、前記爪ホルダ下面に設けられた第1掛止用突起と、左側の前記開閉部上面に設けられた第2掛止用突起とに、それぞれ掛止し、これにより、左側の前記開閉部を閉方向に付勢するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の苗移植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場に苗を移植する苗移植機に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されているように、苗搬送部の植付供給位置から左右苗挟持植付爪が苗を挟持して取出し、圃場の土中にまで移送して苗を離して植付ける苗移植機が知られている。この苗移植機は、苗挟持植付爪の挟持具ホルダ上方に、スプリング取付ピンを設け、このスプリング取付ピンに張設した引張スプリングにより一対の苗植付け挟持具を互いに近づく方向へ付勢している。この引張スプリングを交換することで、苗植付け挟持具の挟持力の調節が可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-116529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の従来の苗移植機によれば、苗挟持植付爪の挟持力の細かな調節が難しいものであった。苗挟持植付爪の挟持力が適切でないと、苗が植付途中で脱落して不適切な姿勢で植え付けられしまうおそれがある。また、植付作業中、スプリング取付ピンに引張スプリングを張設すると、スプリング取付ピンが、挟持具ホルダ上方に、張り出しているため他の部材と接触が生じやすく、引張スプリングが他の部材に噛み込まれて動作が停止するおそれが存在した。
【0005】
そこで、本発明は、挟持力の細かな調節を可能とし、併せて、引張りスプリングが他の部材に噛み込まれる不具合を好適に防止できる苗移植機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、第1の発明は、
走行装置と、苗を搬送する苗搬送部と、苗搬送部によって植付供給位置へ搬送された苗を左右苗挟持植付爪が挟持して圃場に植付ける苗植付け装置を設けた苗移植機において、
前記左右苗挟持植付爪は、開閉機構にてその先端部が左右方向に開閉して苗を挟持するよう構成され、前記開閉機構は、左右苗挟持植付爪の基部を各々取り付けた左右開閉プレートと開閉作動機構から構成され、
前記左右開閉プレートは、爪ホルダに基端部が左右枢支軸にて回動自在に枢支され、先端部に前記左右苗挟持植付爪の基部が各々取り付けられた左右固定板が固定され、前記開閉作動機構によって開閉動作するよう構成されており、また、
左右それぞれ、前記基端部と、前記基端部と一体形成され、左右枢支軸を支点として回動し、左右一対で開閉するように構成された開閉部と、前記開閉部の先端に連続形成され、前記左右固定板を介して、左右苗挟持植付爪が装着された先端部とからなり、
前記苗植付け装置は、前記左右苗挟持植付爪の挟持力を調節する第1挟持力調節手段を備え、
前記第1挟持力調節手段は、前記開閉部の長手方向に沿って左右外縁を切欠くようにして形成された左右一対の複数の掛止用窪み部と、前記複数の掛止用窪み部に張設された複数の第1調節スプリングとを備え、
前記第1調節スプリングは、コイルばねの形状を有し、その左右のフック部が、それぞれ、前記掛止用窪み部に掛止することで着脱可能に構成され、そのフック部を除くばね本体部分が、左右一対の前記開閉部の左右方向における内側に配設されたことを特徴とする苗移植機を提供する。
【0007】
上記第1の発明によれば、第1調節スプリングを掛止する構成によって、第1調節スプリングを迅速かつ容易に着脱でき、作業性やメンテナンス性が向上する。また、掛止用窪み部は、開閉部の左右外縁を切欠くようにして形成され、これにより、第1調節スプリングが該掛止用窪み部に入り込んだ状態で掛止できるため、第1調節スプリングのフック部が他の部材と干渉し、噛み込み等の不具合が発生することが良好に防止される。加えて、第1調節スプリングのフック部を除くばね本体部分を、左右の開閉部の左右方向における内側に配設されたことで、開閉部の開閉動作中(植付動作中)に、開閉部が、ばね本体部分のガードの役割を果たし、第1調節スプリングが他の部材や圃場の障害物等に接触することを良好に防止でき、噛み込み等の不具合の発生をさらに良好に防止できる。さらに、開閉部の長手方向に沿って、左右一対の複数の掛止用窪み部が設けられ、複数の第1調節スプリングを着脱可能にしたことにより、細かな挟持力の調節が可能となる。
【0008】
第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、
前記苗植付け装置は、前記左右苗挟持植付爪の挟持力を調節する第2挟持力調節手段をさらに備え、
前記第2挟持力調節手段は、先端部が前記左右固定板から後方へと延出するようにして固着され、前記先端部の周面に沿って環状凹部が設けられた左右の掛止用ピンと、コイルばねの形状を有し、その左右のフック部が、それぞれ、前記環状凹部に掛止されて張設された第2調節スプリングとを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の構成に加え、
第2調節スプリングを迅速かつ容易に着脱でき、作業性やメンテナンス性が向上する。また、掛止用ピンの周面に沿って環状凹部が設けられ、該環状凹部に第2調節スプリングを掛止するよう構成されたため、第2調節スプリングのフック部が他の部材と干渉し、噛み込み等の不具合が発生することが良好に防止される。掛止用ピンが、左右固定板から後方へと延出するように固着されており、これにより、作業者が視認しやすく、さらに、第2調節スプリング着脱に係る作業を行いやすい(手が届きやすい)ため、作業効率を向上できる。
【0010】
第3の発明は、上記第2の発明の構成に加え、
前記苗植付け装置は、前記左右苗挟持植付爪の挟持力を調節する第3挟持力調節手段をさらに備え、
前記第3挟持力調節手段は、ねじりばねの形状を有する第3調節スプリングを、前記左右枢支軸の軸上に配するとともに、そのフック部を、前記爪ホルダ下面に設けられた第1掛止用突起と、左側の前記開閉部上面に設けられた第2掛止用突起とに、それぞれ掛止し、これにより、左側の前記開閉部を閉方向に付勢するように構成されたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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