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公開番号
2024138065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024115575,2023109390
出願日
2024-07-19,2021-07-05
発明の名称
作業車両
出願人
井関農機株式会社
代理人
主分類
A01B
69/00 20060101AFI20240927BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】各受信アンテナ、各機器および制御装置の間を接続するための配線の配索の煩雑化を抑えて機体レイアウトを良好に保ち配線を保護できること。
【解決手段】走行車体に設けられ、衛星測位システムから送信される測位情報を位置情報受信アンテナによって受信して、走行車体の位置情報を取得する位置情報取得装置と、位置情報取得装置を所定の位置において支持するアンテナフレームを備え、遠隔装置から送信される前記操作信号を受信する受信機と、受信機の受信アンテナは、アンテナフレームにより支持され、アンテナフレームは、パイプ状のフレーム部材で形成され、位置情報受信アンテナまたは受信機の受信アンテナに接続する配線がフレーム部材の内部を通して配索される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車体を制御する制御装置と、
前記制御装置へ操作信号を送信して前記走行車体の遠隔操作が可能な遠隔装置と、
前記走行車体に設けられ、前記遠隔装置から送信される前記操作信号を受信する受信機と、
を備え、
前記走行車体に設けられ、衛星測位システムから送信される測位情報を位置情報受信アンテナによって受信して、前記走行車体の位置情報を取得する位置情報取得装置と、
前記位置情報取得装置を所定の位置において支持するアンテナフレームを備え、
前記遠隔装置から送信される前記操作信号を受信する受信機と、前記受信機の受信アンテナは、前記アンテナフレームにより支持され、
前記アンテナフレームは、
パイプ状のフレーム部材で形成され、前記位置情報受信アンテナまたは前記受信機の受信アンテナに接続する配線が前記フレーム部材の内部を通して配索されることを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記遠隔装置は、
各種情報を表示可能な遠隔装置側表示部と、前記遠隔装置に配置される操作部とを有し、
前記走行車体に設けられ、前記遠隔装置を支持する遠隔装置ホルダーを有し、
前記走行車体に設けられたメータパネルと、前記メータパネルに各種情報を表示する機体側表示部とを有し、
前記遠隔装置の支持状態において前記機体側表示部の近傍に位置することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記走行車体の前方にフロントカバーと、前記フロントカバーの後部において立設されたステアリングハンドルと、前記フロントカバーの後部に設けられたメータパネルと、前記フロントカバーの後部において前記メータパネルに各種情報を表示する機体側表示部とを有し、前記遠隔装置は、前記ステアリングハンドルの左右いずれか側方、かつ、前記フロントカバーよりも上方へ配置されるように前記遠隔装置を支持する支持部材を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、圃場内を走行しながら作業を行う作業車両には、衛星測位システムを利用して自車両の位置情報を取得する位置情報取得装置を備え、位置情報取得装置によって取得した位置情報に基づいて、制御装置による自律走行を行うものがある。
【0003】
このような作業車両は、位置情報取得装置と、位置情報取得装置において衛星から送信される位置情報(信号)を受信する位置情報受信アンテナとを支持するアンテナフレームを備える(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-162454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、圃場内を走行しながら作業を行う作業車両において、遠隔装置を用いて遠隔操作するために、遠隔装置から送信される操作信号を受信する操作信号受信アンテナを有する受信機をさらに備えることがある。
【0006】
しかしながら、上記したような従来の作業車両では、遠隔装置の機体上での配置や、位置情報装置および位置情報受信アンテナの他に、受信機および操作信号受信アンテナが追加されることから、各受信アンテナ、各機器および制御装置の間を接続するための配線が増えるため、配索が煩雑となり、機体レイアウトの悪化や配線を保護する必要があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、遠隔装置が作業者の作業を妨げない位置に配置でき、複数の受信アンテナを集約することができ、配線の配索の煩雑化を抑えて機体レイアウトを良好に保ち配線を保護できる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る作業車両(1)は、走行車体(2)を制御する制御装置(100)と、前記制御装置(100)へ操作信号を送信して前記走行車体(2)の遠隔操作が可能な遠隔装置(160)と、前記走行車体(2)に設けられ、前記遠隔装置(160)から送信される前記操作信号を受信する受信機と、を備え、前記走行車体(2)に設けられ、衛星測位システムから送信される測位情報を位置情報受信アンテナ(151)によって受信して、前記走行車体(2)の位置情報を取得する位置情報取得装置(150)と、
前記位置情報取得装置(150)を所定の位置において支持するアンテナフレーム(59)を備え、
前記遠隔装置(160)から送信される前記操作信号を受信する受信機(140)と、前記受信機(140)の受信アンテナ(141)は、前記アンテナフレーム(59)により支持され、
前記アンテナフレーム(59)は、
パイプ状のフレーム部材で形成され、前記位置情報受信アンテナ(151)または前記受信機(140)の受信アンテナ(141)に接続する配線が前記フレーム部材の内部を通して配索されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る作業車両によれば、フレーム部材の内部に挿通させて配索されることで配線が保護され、配線の断線などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る作業車両の一例を示す概略左側面図である。
図2は、実施形態に係る作業車両の一例を示す概略平面図である。
図3は、制御装置を中心とする制御系の一例を示すブロック図である。
図4は、圃場内における自律走行の説明図である。
図5は、制御装置によって実行されるモード構成を示す図である。
図6は、ティーチングモードにおける作業エリア情報取得の一例を示す図である。
図7は、アンテナフレームおよび位置情報取得装置を示す概略斜視図である。
図8は、位置情報取得装置および操作信号受信アンテナを示す概略側面図である。
図9は、リモコン装置の説明図である。
図10は、リモコンホルダーを示す概略斜視図である。
図11は、リモコンホルダーの配置を示す概略正面図である。
図12は、リモコンホルダーの配置を示す概略側面図である。
図13は、部分条クラッチの接続構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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