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公開番号2024145654
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058103
出願日2023-03-31
発明の名称建設機械
出願人株式会社日立建機ティエラ
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20241004BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】走行時における上部旋回体の前方への良好な照射と掘削作業時における掘削位置への良好な照射との両立を図れる建設機械を提供する。
【解決手段】下部走行体10と、上部旋回体20と、上部旋回体20に俯仰動可能に設けられたブーム61と、ブーム61に支持機構140を介して取り付けられ、上部旋回体20の周囲を照明するための作業灯110とを備える油圧ショベル1において、支持機構140は、作業灯110をブーム61の下方に位置させる0°姿勢と、作業灯110をブーム61の側方に位置させる左180°姿勢又は右180°姿勢に切り替え可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
走行体と、前記走行体の上部に旋回可能に設けられた旋回体と、前記旋回体に俯仰動可能に設けられたブームと、
前記ブームに支持機構を介して取り付けられ、前記旋回体の周囲を照明するための作業灯と、
を備える建設機械において、
前記支持機構は、
前記作業灯を前記ブームの下方に位置させる第1姿勢と前記作業灯を前記ブームの側方に位置させる第2姿勢に切り替え可能に構成されていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1記載の建設機械において、
前記第2姿勢は、
前記作業灯を前記ブームの左側方に位置させる左側第2姿勢と、前記作業灯を前記ブームの右側方に位置させる右側第2姿勢とを含み、
前記支持機構は、
前記左側第2姿勢に切り替えられた状態を保持する第2左側保持機構と、
前記右側第2姿勢に切り替えられた状態を保持する第2右側保持機構と、
を有している
ことを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項2記載の建設機械において、
前記支持機構は、
前記ブームの下縁部にそれぞれ位置する左側回動軸及び右側回動軸を有し、
前記左側回動軸を回動中心とする回動により前記第1姿勢と前記左側第2姿勢とに切り替えられ、前記右側回動軸を回動中心とする回動により前記第1姿勢と前記右側第2姿勢とに切り替えられることを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項2記載の建設機械において、
前記第1姿勢は、
前記作業灯を前記ブームの直下に位置させる直下第1姿勢と、前記作業灯を前記ブームの左下方に位置させる左側第1姿勢と、前記作業灯を前記ブームの右下方に位置させる右側第1姿勢とを含み、
前記左側第1姿勢に切り替えられた状態を保持する第1左側保持機構と、
前記右側第1姿勢に切り替えられた状態を保持する第1右側保持機構と、
を有することを特徴とする建設機械。
【請求項5】
請求項4記載の建設機械において、
前記支持機構は、
前記作業灯が取り付けられる中間アームと、
前記ブームの一方の側面に設けられ、前記中間アームの一端が回動可能に連結される左アームと、
前記ブームの他方の側面に設けられ、前記中間アームの他端が回動可能に連結される右アームと、
前記左アームに固定され、前記中間アーム及び前記左アームの連結状態と解放状態とを切り替え可能な左連結機構と、
前記右アームに固定され、前記中間アーム及び前記右アームの連結状態と解放状態とを切り替え可能な右連結機構と
を備えており、
前記左連結機構は、
前記左アームに設けた左アーム貫通孔と前記中間アームの左端に設けた中間アーム左貫通孔とに挿抜可能に貫通する左側引き抜きピンを備えており、
前記右連結機構は、
前記右アームに設けた右アーム貫通孔と前記中間アームの右端に設けた中間アーム右貫通孔とに挿抜可能に貫通する右側引き抜きピンを備える
ことを特徴とする建設機械。
【請求項6】
請求項5記載の建設機械において、
前記第1左側保持機構は、
前記支持機構が前記左側第1姿勢である場合に、前記中間アームに面接触するプレート部を備えた左側ストッパであり、
前記第1右側保持機構は、
前記支持機構が前記右側第1姿勢である場合に、前記中間アームに面接触するプレート部を備えた右側ストッパである
ことを特徴とする建設機械。
【請求項7】
請求項2記載の建設機械において、
前記作業灯は、
作業灯本体と、
作業灯本体を前記支持機構に固定するための筐体と
を備えており、
前記第2左側保持機構は、
前記ブームの左側面に設けられた左側ボス
を備え、
前記第2右側保持機構は、
前記ブームの右側面に設けられた右側ボス
を備え、
前記筐体は、
ボルトを挿通可能な第1貫通孔が形成され、前記支持機構が前記左側第2姿勢の状態で前記第1貫通孔に挿通されたボルトによって前記左側ボスに固定される第1固定片部と、
ボルトを挿通可能な第2貫通孔が形成され、前記支持機構が前記右側第2姿勢の状態で前記第2貫通孔に挿通されたボルトによって前記右側ボスに固定される第2固定片部と、
を有する
ことを特徴とする建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、周囲を照明する作業灯を備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体を備え、上部旋回体の前部に設けられたブームとブーム用油圧シリンダのロッドとの連結部の近傍位置に作業灯を支持させて設ける、建設機械の作業灯の取付構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-64998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のように作業灯をブームの下方となる位置に取り付ける場合、掘削作業時にブームが下方を向くのに応じて作業灯の照射範囲も下方となるため、掘削場所を良好に照らすことができる。しかしながら、走行時の姿勢ではブームやアームが作業灯の光を遮ってしまうため、前進方向(上部旋回体の前方)にブームやアームの影が生じてしまう。
【0005】
一方、上記のようにブームの下方に作業灯を取り付ける構成のほか、従来、ブームの横に作業灯を取り付ける構成も既に知られている。この場合、走行姿勢では上部旋回体の前方に対してブームが照射の障害物とはならず、照射される光は遮られることはなく上部旋回体の前方を良好に照らすことができる。しかしながら、ブームを基準として、作業灯が設置される側の反対側に対してブームが作業灯の光を遮ってしまい、該反対側にブームの影が生じてしまう。
【0006】
以上のように、従来技術においては、作業灯をブームの下方又はブームの横のいずれに取り付けた場合でも、走行時における上部旋回体の前方への良好な照射と掘削作業時における掘削位置への良好な照射との、両立を図ることはできなかった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、走行時における上部旋回体の前方への良好な照射と掘削作業時における掘削位置への良好な照射との両立を図れる建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、走行体と、前記走行体の上部に旋回可能に設けられた旋回体と、前記旋回体に俯仰動可能に設けられたブームと、前記ブームに支持機構を介して取り付けられ、前記旋回体の周囲を照明するための作業灯と、を備える建設機械において、前記支持機構は、前記作業灯を前記ブームの下方に位置させる第1姿勢と前記作業灯を前記ブームの側方に位置させる第2姿勢に切り替え可能に構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、走行時における上部旋回体の前方への良好な照射と掘削作業時における掘削位置への良好な照射との両立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態による建設機械の一例としての油圧ショベルの全体外観構造を表す側面図である。
作業灯装置を含む図1中の要部拡大図である。
図2中の作業灯装置を抽出して表す斜視図及びその部分拡大図である。
中間アームが左90°姿勢及び左180°姿勢へ回動する挙動の例を表す、ブームの左前方から見た外観説明図である。
中間アームが左90°姿勢及び左180°姿勢へ回動する挙動の例を表す、ブームの左後方から見た外観説明図である。
中間アームが右90°姿勢及び右180°姿勢へ回動する挙動の例を表す、ブームの右前方から見た外観説明図である。
中間アームが右90°姿勢及び右180°姿勢へ回動する挙動の例を表す、ブームの右後方から見た外観説明図である。
左連結機構のブーム及びブラケットとの位置関係を明らかにするための、左側からの側面図、及び、左前方からの斜視図である。
図8(a)中の要部抽出拡大図である。
図9の連結状態からリングが引かれて移行する解放状態を表す図である。
左90°姿勢のときの詳細を表す、図4(a)の部分拡大図、及び、図11(a)の要部拡大図である。
左90°姿勢におけるスライドレール、内側ストッパ及びその周囲構造を表す図、及び、図12(a)の要部拡大図である。
左180°姿勢のときの詳細を表す、図4(b)の部分拡大図、及び、図13(a)の要部拡大図である。
図13(a)中の要部構造をブーム側から見た斜視図、及び、図14(a)の要部拡大図である。
中間アーム及び作業灯の回動による各姿勢をまとめて一覧して示す概念図である。
右180°姿勢を右後方から見た、図7(b)の要部拡大図相当の外観図である。
図16に示した構造を反対側の左前方から見た、図6(b)の要部拡大図相当の外観図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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