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公開番号
2024145502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057883
出願日
2023-03-31
発明の名称
基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置及びプログラム
出願人
株式会社KOKUSAI ELECTRIC
代理人
主分類
C23C
16/34 20060101AFI20241004BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】成膜レートを向上させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】(a)第1元素とハロゲン元素を含む第1ガスを基板に供給する工程と、(b)前記第1元素と異なる第2元素を含む第2ガスを前記基板に供給する工程と、(c)第3元素を含み、還元性を有する第3ガスを前記基板に供給する工程と、(d)第4元素を含み、還元性を有する第4ガスを供給する工程と、を、(a)と(d)とが連続して行われ、(b)と(c)とが連続して行われるように所定回数行うことで、前記第1元素と前記第2元素とを含む膜を前記基板上に形成する工程、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)第1元素とハロゲン元素を含む第1ガスを基板に供給する工程と、
(b)前記第1元素と異なる第2元素を含む第2ガスを前記基板に供給する工程と、
(c)第3元素を含み、還元性を有する第3ガスを前記基板に供給する工程と、
(d)第4元素を含み、還元性を有する第4ガスを供給する工程と、を、
(a)と(d)とが連続して行われ、(b)と(c)とが連続して行われるように所定回数行うことで、前記第1元素と前記第2元素とを含む膜を前記基板上に形成する工程、
を有する基板処理方法。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記第3ガスは、前記第4ガスよりも分解温度が高い、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記膜は前記第3元素及び/又は前記第4元素を含まない、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項4】
(b)と(c)との間において、前記第2ガスおよび前記第3ガスのうち少なくとも一方が、前記基板が存在する空間に存在する状態を維持する、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項5】
(b)と(c)との間において、前記基板が存在する空間のパージを行わない、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項6】
(b)と(c)との間において、前記基板へのガスの供給を行わない状態での前記基板が存在する空間の真空排気を行わない、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項7】
(b)の開始よりも後に(c)を開始する、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項8】
(b)の終了と同時に(c)を開始する、請求項7に記載の基板処理方法。
【請求項9】
(c)の開始よりも後に(b)を開始する、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項10】
(c)の終了と同時に(b)を開始する、請求項9に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの製造工程の1つとして、基板の表面に膜を形成する工程がある。(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2019/058608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
膜を形成する工程において、成膜速度(成膜レート)が低下等することがある。
【0005】
本開示は、成膜レートを向上させることが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、
(a)第1元素とハロゲン元素を含む第1ガスを基板に供給する工程と、
(b)前記第1元素と異なる第2元素を含む第2ガスを前記基板に供給する工程と、
(c)第3元素を含み、還元性を有する第3ガスを前記基板に供給する工程と、
(d)第4元素を含み、還元性を有する第4ガスを供給する工程と、を、
(a)と(d)とが連続して行われ、(b)と(c)とが連続して行われるように所定回数行うことで、前記第1元素と前記第2元素とを含む膜を前記基板上に形成する技術が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、成膜レートを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における基板処理装置の概略を示す縦断面図である。
図2は、図1におけるA-A線概略横断面図である。
図3は、実施形態における基板処理装置のコントローラの概略構成図であり、コントローラの制御系をブロック図で示す図である。
図4(A)は、実施形態におけるガス供給のタイミングを示す図である。図4(B)は、実施形態の変形例1におけるガス供給のタイミングを示す図である。図4(C)は、実施形態の変形例2におけるガス供給のタイミングを示す図である。
図5(A)は、実験例の比較例1におけるガス供給のタイミングを示す図である。図5(B)は、実験例の比較例2におけるガス供給のタイミングを示す図である。図5(C)は、実験例の比較例3におけるガス供給のタイミングを示す図である。
図6は、実施形態において、図1の基板処理装置に追加された箇所とその周辺の概略を示す図である。
図7は、実験例におけるXRD測定の結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
以下、本開示の一態様について、図1~3、図4(A)、図6を参照しながら説明する。ここで、以下の説明において用いられる図面は、いずれも模式的なものであり、図面に示される、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。また、複数の図面の相互間においても、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は必ずしも一致していない。
【0010】
(1)基板処理装置の構成
基板処理装置10は、加熱手段(加熱機構、加熱系)としてのヒータ207が設けられた処理炉202を備える。ヒータ207は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース(図示せず)に支持されることにより垂直に据え付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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