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公開番号
2024144918
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057096
出願日
2023-03-31
発明の名称
加工物の製造方法、およびバリ除去装置
出願人
シチズンファインデバイス株式会社
,
シチズン時計株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B24B
29/00 20060101AFI20241004BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】加工物のバリの除去をブラシによる手作業で行う場合において、加工物の品質のバラツキを抑制する。
【解決手段】開口部100を有する板材10の上面11を摺動する摺動部材20に加工物200を保持させ、板材10の開口部100から現れるブラシ30の毛先に加工物200を押し当て、加工物200が保持された摺動部材20を、板材10の上面11に対して摺動させることにより、加工物200のバリを除去する。このとき、摺動部材20の摺動をガイドするガイド部123に従って摺動部材20を摺動させてもよい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有する板材の面上を摺動する摺動部材に加工物を保持させ、
前記板材の前記開口部から現れるブラシの毛先に前記加工物を押し当て、
前記加工物が保持された前記摺動部材を、前記板材の面上に対して摺動させることにより、当該加工物のバリを除去することを特徴とする、
加工物の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記摺動部材の前記摺動をガイドするガイド部に従って、当該摺動部材を前記板材の面上に対して摺動させることを特徴とする、
請求項1に記載の加工物の製造方法。
【請求項3】
前記ガイド部が、前記摺動部材を摺動させても前記加工物が前記開口部の縁部に接触しない位置に配置されていることを特徴とする、
請求項2に記載の加工物の製造方法。
【請求項4】
前記加工物が保持された前記摺動部材を、前記板材の面上に対して回転させることにより、前記ブラシの毛先に対向する当該加工物の角度を変え、前記板材の面上に対して摺動させることを特徴とする、
請求項1に記載の加工物の製造方法。
【請求項5】
前記摺動部材に付された目印に従って、当該摺動部材を回転させることを特徴とする、
請求項5に記載の加工物の製造方法。
【請求項6】
前記摺動部材に設けられた貫通孔から露出させた前記加工物を前記ブラシの毛先に押し当て、当該摺動部材を摺動させることを特徴とする、
請求項1に記載の加工物の製造方法。
【請求項7】
開口部を有する板材の面上を、加工物を保持した状態で摺動する摺動部材と、
前記板材の前記開口部からブラシの毛先が現れる位置に当該ブラシを固定する固定手段と、
を備え、
前記摺動部材は、前記ブラシの毛先に前記加工物を押し当てた状態で、前記板材の面上に対して摺動することを特徴とする、
バリ除去装置。
【請求項8】
前記摺動部材の前記摺動をガイドするガイド部をさらに備え、
前記摺動部材は、前記ガイド部に従って、前記板材の面上に対して摺動可能であることを特徴とする、
請求項7に記載のバリ除去装置。
【請求項9】
前記ガイド部が、前記摺動部材を摺動させても前記加工物が前記開口部の縁部に接触しない位置に配置されていることを特徴とする、
請求項8に記載のバリ除去装置。
【請求項10】
前記加工物が、前記摺動部材に設けられた貫通孔の内壁に設けられた位置決め機構により位置決めされていることを特徴とする、
請求項7に記載のバリ除去装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工物の製造方法、およびバリ除去装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
加工物の表面に形成されたバリを除去して加工物の品質を確保するために、ブラシによる手作業で加工物のバリを除去することがある。この場合、作業者が加工物に押し当てるブラシの強さや角度によって加工物の品質にバラツキが生じるため、例えば、作業標準を定めて作業者間で共有する等の対応がとられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4788162号公報
特開2009-050996号公報
特開昭62-199365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、作業標準を定めたとしても、作業者間の技量の違いによって加工物の品質にバラツキが生じる。これに対して、現場トレーニングを行うことで作業者間の技量の平準化を図ることも考えられるが、現場トレーニングを実施するための時間や手間が掛かり、製造業務に支障を来すこともある。また、回転研磨装置を用いる技術も知られているが、手作業によりバリ取りを行う場合よりも自由度が低いため、加工物に対して多方向からバリ取りをしたい場合に困難性を伴う。さらに、電力を確保できない場所では作業を行えない。
【0005】
本発明の目的は、加工物のバリの除去をブラシによる手作業で行う場合において、加工物の品質のバラツキを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成する本発明の加工物の製造方法は、開口部を有する板材の面上を摺動する摺動部材に加工物を保持させ、前記板材の前記開口部から現れるブラシの毛先に前記加工物を押し当て、前記加工物が保持された前記摺動部材を、前記板材の面上に対して摺動させることにより、当該加工物のバリを除去することを特徴とする、加工物の製造方法である。
ここで、前記摺動部材の前記摺動をガイドするガイド部に従って、当該摺動部材を前記板材の面上に対して摺動させてもよい。
また、前記ガイド部が、前記摺動部材を摺動させても前記加工物が前記開口部の縁部に接触しない位置に配置されるようにしてもよい。
また、前記加工物が保持された前記摺動部材を、前記板材の面上に対して回転させることにより、前記ブラシの毛先に対向する当該加工物の角度を変え、前記板材の面上に対して摺動させてもよい。
また、前記摺動部材に付された目印に従って、当該摺動部材を回転させてもよい。
また、前記摺動部材に設けられた貫通孔から露出させた前記加工物を前記ブラシの毛先に押し当て、当該摺動部材を摺動させてもよい。
また、上記の目的を達成する本発明のバリ除去装置は、開口部を有する板材の面上を、加工物を保持した状態で摺動する摺動部材と、前記板材の前記開口部からブラシの毛先が現れる位置に当該ブラシを固定する固定手段と、を備え、前記摺動部材は、前記ブラシの毛先に前記加工物を押し当てた状態で、前記板材の面上に対して摺動することを特徴とする、バリ除去装置である。
ここで、前記摺動部材の前記摺動をガイドするガイド部をさらに備えてもよく、前記摺動部材は、前記ガイド部に従って、前記板材の面上に対して摺動可能であってもよい。
また、前記ガイド部が、前記摺動部材を摺動させても前記加工物が前記開口部の縁部に接触しない位置に配置されていてもよい。
また、前記加工物が、前記摺動部材に設けられた貫通孔の内壁に設けられた位置決め機構により位置決めされていてもよい。
また、前記加工物が、前記位置決め機構としての段差により位置決めされていてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、加工物のバリの除去をブラシによる手作業で行う場合において、加工物の品質のバラツキを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
バリ除去装置の平面図である。
(A)は、バリ除去装置の断面図(図1のII-II断面図)である。(B)は、バリ除去装置のブラシの出量の一例を示す図である。
(A)は、摺動部材から下側に露出した加工物の一部がブラシの毛に接触している様子を示す拡大断面図(図1のII-II断面図の拡大図)である。(B)は、摺動部材から下側に露出した加工物の一部が毛に接触している様子を示す拡大断面図(図1のIII-III断面図の拡大図)である。
バリ除去装置を用いて加工物に形成されたバリを除去する手順を示す図である。
バリ除去装置の使用例を示す図である。
段差のないフラットな円柱形状の加工物に形成されたバリを除去する場合の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[バリ除去装置の構成]
図1は、バリ除去装置1の平面図である。図2(A)は、バリ除去装置1の断面図(図1のII-II断面図)である。図2(B)は、バリ除去装置1のブラシ30の出量の一例を示す図である。
【0010】
本実施の形態に係る加工物200の製造に用いられるバリ除去装置1は、加工物200のバリの除去に用いられる装置である。バリ除去装置1は、板材10と、摺動部材20と、ブラシ30とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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