TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024143911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056856
出願日2023-03-31
発明の名称就寝時刻推定プログラム、情報処理装置、寝具、ウェアラブルデバイス及び睡眠環境制御装置
出願人国立大学法人福井大学,学校法人千葉工業大学
代理人個人
主分類A61B 5/16 20060101AFI20241004BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】夜間頻尿の患者の個体差を考慮して夜間頻尿減少のための方法を提示する就寝時刻推定プログラム、情報処理装置、寝具、ウェアラブルデバイス及び睡眠環境制御装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、患者2の動作に応じた加速度を取得する加速度取得手段100と、患者2が就寝した時刻を推定する就寝時刻推定手段101と、加速度情報に基づいて患者2の睡眠特徴量を推定する睡眠特徴量推定手段102と、患者の就寝時刻と睡眠特徴量の複数の組を用いて、当該患者の就寝時刻と睡眠特徴量の関係を求め、当該関係に基づいて頻尿回数が低減される推奨就寝時刻を推定する推奨就寝時刻推定手段103とを有する。
【選択図】図2



特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータを、
取得した患者の就寝時刻と睡眠特徴量の複数の組を用いて、当該患者の就寝時刻と睡眠特徴量の関係を求め、当該関係に基づいて頻尿回数が低減される推奨就寝時刻を推定する推定手段として機能させるための就寝時刻推定プログラム。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記推定手段は、前記推奨就寝時刻と前記就寝時刻との差を睡眠周期より小さく設定する請求項1に記載の就寝時刻推定プログラム。
【請求項3】
前記推定した就寝時刻を出力する出力手段をさらに有する請求項1に記載の就寝時刻推定プログラム。
【請求項4】
前記睡眠特徴量は、前記患者の睡眠中の体動を検出して推定されたものである請求項1に記載の就寝時刻推定プログラム。
【請求項5】
前記患者の睡眠中の体動は、前記患者が身につけた加速度センサの出力に基づいて検出される請求項4に記載の就寝時刻推定プログラム。
【請求項6】
前記睡眠特徴量は、中途覚醒の時間である請求項1、4又は5に記載の就寝時刻推定プログラム。
【請求項7】
取得した患者の就寝時刻と睡眠特徴量の複数の組を用いて、当該患者の就寝時刻と睡眠特徴量の関係を求め、当該関係に基づいて頻尿回数が低減される推奨就寝時刻を推定する推定手段を有する情報処理装置。
【請求項8】
前記患者の体動を検出し、就寝時刻と睡眠特徴量を推定する、
請求項7に記載の情報処理装置を搭載した寝具。
【請求項9】
前記患者の体動を検出し、就寝時刻と睡眠特徴量を推定する、
請求項7に記載の情報処理装置を搭載したウェアラブルデバイス。
【請求項10】
請求項7に記載の情報処理装置が推定した前記推奨就寝時刻に基づいて制御対象の動作を制御する睡眠環境制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、就寝時刻推定プログラム、情報処理装置、寝具、ウェアラブルデバイス及び睡眠環境制御装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の技術として、夜間頻尿乃至夜間多尿の有用なモデルである睡眠期頻尿乃至多尿モデルに対して評価対象薬剤を投与するに際し、評価対象薬剤の睡眠期頻尿乃至多尿治療効果を評価する評価方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された評価方法は、睡眠期頻尿乃至多尿モデルに対し、評価対象薬剤を投与する工程と、前記評価対象薬剤を投与した後の前記睡眠期頻尿乃至多尿モデルについて、前記評価対象薬剤に代えて前記評価対象薬剤を溶解可能な溶媒を投与した対照又は何も投与しない対照と比較して、(1)24時間尿量(質量)に対する睡眠期尿量(質量)の質量%(睡眠期尿量/24時間尿量)が、低下した場合に、前記評価対象薬剤が睡眠期頻尿乃至多尿の治療薬として有用であると評価する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-51102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献1の評価方法によれば、評価対象薬剤が睡眠気頻尿乃至多尿の治療薬として有用であるか評価するものの、夜間頻尿の患者の個体差を考慮して夜間頻尿減少のための方法を提示するものではない。
【0006】
本発明の目的は、夜間頻尿の患者の個体差を考慮して夜間頻尿減少のための方法を提示する就寝時刻推定プログラム、情報処理装置、寝具、ウェアラブルデバイス及び睡眠環境制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の就寝時刻推定プログラム、情報処理装置、寝具、ウェアラブルデバイス及び睡眠環境制御装置を提供する。
【0008】
[1]コンピュータを、
取得した患者の就寝時刻と睡眠特徴量の複数の組を用いて、当該患者の就寝時刻と睡眠特徴量の関係を求め、当該関係に基づいて頻尿回数が低減される推奨就寝時刻を推定する推定手段として機能させるための就寝時刻推定プログラム。
[2]前記推定手段は、前記推奨就寝時刻と前記就寝時刻との差を睡眠周期より小さく設定する前記[1]に記載の就寝時刻推定プログラム。
[3]前記推定した推奨就寝時刻を出力する出力手段をさらに有する前記[1]に記載の就寝時刻推定プログラム。
[4]前記睡眠特徴量は、前記患者の睡眠中の体動を検出して推定されたものである前記[1]に記載の就寝時刻推定プログラム。
[5]前記患者の睡眠中の体動は、前記患者が身につけた加速度センサの出力に基づいて検出される前記[4]に記載の就寝時刻推定プログラム。
[6]前記睡眠特徴量は、中途覚醒の時間である前記[1]、[4]又は[5]に記載の就寝時刻推定プログラム。
[7]取得した患者の就寝時刻と睡眠特徴量の複数の組を用いて、当該患者の就寝時刻と睡眠特徴量の関係を求め、当該関係に基づいて頻尿回数が低減される推奨就寝時刻を推定する推定手段を有する情報処理装置。
[8]前記患者の体動を検出し、就寝時刻と睡眠特徴量を推定する、
前記[7]に記載の情報処理装置を搭載した寝具。
[9]前記患者の体動を検出し、就寝時刻と睡眠特徴量を推定する、
前記[7]に記載の情報処理装置を搭載したウェアラブルデバイス。
[10]前記[7]に記載の情報処理装置が推定した前記推奨就寝時刻に基づいて制御対象の動作を制御する睡眠環境制御装置。
【発明の効果】
【0009】
請求項1、7-10に係る発明によれば、夜間頻尿の患者の個体差を考慮して夜間頻尿減少のための方法を提示することができる。
請求項2に係る発明によれば、推奨就寝時刻と就寝時刻との差を睡眠周期より小さく設定することができる。
請求項3に係る発明によれば、推定した就寝時刻を出力することができる。
請求項4に係る発明によれば、患者の睡眠中の体動を検出して睡眠特徴量を推定することができる。
請求項5に係る発明によれば、患者の睡眠中の体動を、患者が身につけた加速度センサの出力に基づいて検出することができる。
請求項6に係る発明によれば、睡眠特徴量を中途覚醒の時間として、夜間頻尿の患者の個体差を考慮して夜間頻尿減少のための方法を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す概略図である。
図2は、実施の形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図3は、就寝時刻情報及び睡眠特徴量情報の構成例を示す概略図である。
図4は、ある典型的な夜間頻尿患者における就寝時刻と中途覚醒時間との関係の一例を示すグラフ図である。
図5は、複数の患者についての就寝時刻と中途覚醒時間との関係の一例を示すグラフ図である。
図6は、平均就寝時刻と調整後の就寝時刻の一例を示す表である。
図7(a)~(d)は、介入の有無による夜間頻尿回数の変化を比較するためのグラフ図である。
図8は、就寝時刻の調整時間と介入前後の夜間頻尿回数の差との関係を示すグラフ図である。
図9は、介入の前後の睡眠の質及び夜間頻尿に関係する数値の比較結果を示す表である。
図10は、就寝時刻推定手段の就寝時刻の推定動作を説明するためのタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

国立大学法人福井大学
ベンゾトリアゾール系高分子体
1か月前
日華化学株式会社
プローブ及びその利用方法
20日前
国立大学法人福井大学
異常血管新生の治療剤または予防剤、および、その利用
1か月前
国立大学法人福井大学
異常血管新生の治療剤または予防剤、および、その利用
2か月前
帝人フロンティア株式会社
細胞培養足場および細胞培養方法
1か月前
国立大学法人福井大学
香りの設計方法、香りの分析方法、および、香りの設計プログラム
3か月前
帝人フロンティア株式会社
細胞培養足場および細胞を培養する手法
1か月前
国立大学法人福井大学
ベンゾトリアゾール系高分子体を含有するポリカーボネート樹脂組成物
1か月前
国立大学法人京都大学
歯の再生治療のためのUSAG-1を標的分子とした中和抗体
1か月前
個人
健康器具
9日前
個人
鼾防止用具
5日前
個人
錠剤撒き器
6か月前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
脈波測定方法
12日前
個人
マッサージ機
20日前
個人
導電香
26日前
個人
脈波測定方法
5日前
個人
身体牽引装置
4か月前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
片足歩行支援具
1か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
6か月前
個人
口内洗浄具
12日前
個人
磁器治療器
4か月前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
鼻腔拡張具
6か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
6か月前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
続きを見る