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公開番号2024143733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056549
出願日2023-03-30
発明の名称電源コントローラ回路および電子機器、電源システム
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 1/26 20060101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のレーンを正しく制御できる。
【解決手段】オシレータ410は、クロック信号CLK生成する。スロットパルス発生器420は、マスターモードにおいて、クロック信号CLKを所定数カウントするごとにアサートされる第1スロットパルスSP1を生成する。タイミング基準信号発生器440は、マスターモードにおいて、第1スロットパルスSP1の周期に応じた周期を有するタイミング基準信号TREFを生成し、スレーブモードとして動作する別の電源コントローラ回路400に送信する。スロットパルス再生部450は、スレーブモードにおいて、マスターモードとして動作する別の電源コントローラ回路400からタイミング基準信号TREFを受信し、第2スロットパルスSL2を生成する。シーケンサ430は、第1スロットパルスSL1または第2スロットパルスSL2に応じて複数の電源レーンを制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
マスターモードおよびスレーブモードが切り替え可能な電源コントローラ回路であって、
クロック信号を生成するオシレータと、
前記マスターモードにおいて、前記クロック信号を所定数カウントするごとにアサートされる第1スロットパルスを生成するスロットパルス発生器と、
前記マスターモードにおいて、前記第1スロットパルスの周期に応じた周期を有するタイミング基準信号を生成し、前記スレーブモードとして動作する別の前記電源コントローラ回路に送信するタイミング基準信号発生器と、
前記スレーブモードにおいて、前記マスターモードとして動作する別の前記電源コントローラ回路から前記タイミング基準信号を受信し、第2スロットパルスを生成するスロットパルス再生部と、
前記マスターモードにおいて、前記第1スロットパルスに応じて複数の電源レーンを制御し、前記スレーブモードにおいて、前記第2スロットパルスに応じて前記複数の電源レーンを制御するシーケンサと、
を備える、電源コントローラ回路。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1スロットパルスは、前記クロック信号の1サイクルの間、アサートされ、
前記タイミング基準信号は、前記クロック信号の複数nサイクルにわたり、アサートされる、請求項1に記載の電源コントローラ回路。
【請求項3】
前記スロットパルス再生部は、前記タイミング基準信号の一部分を切り出して、前記第2スロットパルスを生成する、請求項2に記載の電源コントローラ回路。
【請求項4】
前記スロットパルス再生部は、
前記タイミング基準信号を1クロックサイクル遅延して反転する遅延回路と、
遅延前の前記タイミング基準信号と、遅延反転後の前記タイミング基準信号との論理積を生成するANDゲートと、
を含む、請求項3に記載の電源コントローラ回路。
【請求項5】
2≦n≦20である、請求項2から4のいずれかに記載の電源コントローラ回路。
【請求項6】
前記クロック信号を利用して前記タイミング基準信号をリタイミングする同期回路をさらに含む請求項1から4のいずれかに記載の電源コントローラ回路。
【請求項7】
請求項1から4のいずれかに記載の、マスターモードとして動作する第1の電源コントローラ回路と、
請求項1から4のいずれかに記載の、スレーブモードとして動作する第2の電源コントローラ回路と、
を備える、電子機器。
【請求項8】
マスターとして動作する第1電源コントローラ回路と、
スレーブとして動作する第2電源コントローラ回路と、
を備え、
前記第1電源コントローラ回路は、
クロック信号を生成するオシレータと、
前記クロック信号に応じて第1スロットパルスを生成するスロットパルス発生器と、
前記第1スロットパルスに応じて複数の第1電源レーンを制御する第1シーケンサと、
前記第1スロットパルスに応じてタイミング基準信号を生成し、前記第2電源コントローラ回路に対して送信するタイミング基準信号発生器と、
を備え、
前記第2電源コントローラ回路は、
前記タイミング基準信号に応じて第2スロットパルスを生成するスロットパルス再生部と、
前記第2スロットパルスに応じて複数の第2電源レーンを制御する第2シーケンサと、
を備える、電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の電源を管理、制御する電源コントローラ回路に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップPC、ゲーム機器は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのマイクロプロセッサを備える。
【0003】
マイクロプロセッサを搭載する電子機器は、半導体製造プロセスの微細化、搭載する周辺回路の増加、低消費電力化の要請にともない、複数の回路ブロックに細分化されており、回路ブロックごとに独立して電源電圧を制御可能に構成される。
【0004】
こうした機器において、複数の回路ブロックに対応する複数の電源系統を制御するために、電源コントローラ回路が使用される。電源コントローラ回路は、電源管理IC(PMIC:Power Management Integrated Circuit)とも称される。
【0005】
電源コントローラ回路は、シーケンサを備える。シーケンサには、複数の電源レーンのオン、オフを、所定のシーケンスにしたがって確実に制御することが要求される。
【0006】
電源コントローラ回路は、スロットと呼ばれる時間単位で、複数の電源レーンの制御を行う。たとえば、シーケンス開始後、3スロット目に第1電源レーンをオン、4スロット目に第2電源レーンをオン、6スロット目に第3電源レーンをオン、…のようなシーケンスを組むことが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-272998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
制御対象の電源レーンの個数(レーン数やチャンネル数という)が、1個の電源コントローラ回路のレーン数より多いシステムが存在する。このようなシステムでは、複数の電源コントローラ回路を併用する必要がある。このようなシステムにおいて発生する問題を説明する。
【0009】
図1は、複数の電源コントローラ回路を備えるシステムにおいて生ずる問題を説明する図である。2個の電源コントローラ回路PMIC1,PMIC2が併存するシステムを考える。
【0010】
スロット時間は、クロック信号をカウントすることにより生成されるため、スロット時間は、クロック信号の周期のばらつきの影響を受ける。クロック信号の周期が10%の精度を有しているとすると、スロット時間の精度も10%となる。
(【0011】以降は省略されています)

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