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公開番号2024143484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056197
出願日2023-03-30
発明の名称コラム型ポンプ及びソールプレート並びにコラム型ポンプの設置方法
出願人新明和工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F04D 29/60 20060101AFI20241003BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】コラム型ポンプの設置スペースに外径の大きなソールプレートを搬入する。
【解決手段】コラム型ポンプ1は、コラムパイプ10及びソールプレート20を備える。コラムパイプは、槽上壁部71の開口部79を介して吸水槽に70に挿入される。ソールプレートは、開口部の周縁部80にて槽上壁部に基礎ボルト30で固定される。コラムパイプの上フランジ11は、ソールプレートに載せられる。ソールプレートは、リング状であって上下方向を板厚方向tとする。ソールプレートは、第1プレート25と第2プレート26とで周方向Tに分割される。第1プレートは、第1本体部25a及び第1接続部25b,25cを含む。第2プレートは、第2本体部26a及び第2接続部26b,26cを含む。第1接続部及び第2接続部は、板厚方向の片側に偏在する。第1プレートと第2プレートとは、第1接続部と第2接続部とを板厚方向に重ね合わせることで面一になる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延びるように吸水槽に配置されるコラムパイプと、
前記コラムパイプに設けられたフランジと前記吸水槽の槽上壁部との間に配置されるソールプレートと、を備え、
前記コラムパイプは、前記槽上壁部に設けられた開口部を介して前記吸水槽に挿入されており、
前記ソールプレートは、前記開口部の周縁部において前記槽上壁部に基礎ボルトによって固定されており、
前記フランジは、前記ソールプレートに載せられており、
前記ソールプレートは、前記コラムパイプを周方向に囲むリング状であり且つ前記上下方向を板厚方向としており、
前記ソールプレートは、少なくとも第1プレートと第2プレートとによって前記周方向に分割されており、
前記第1プレートは、前記周方向に延びる第1本体部と、前記第1本体部の前記周方向の端部に設けられた第1接続部と、を含み、
前記第2プレートは、前記周方向に延びる第2本体部と、前記第2本体部の前記周方向の端部に設けられた第2接続部と、を含み、
前記第1接続部は、前記第1本体部よりも板厚が薄く且つ前記板厚方向の片側に偏在しており、
前記第2接続部は、前記第2本体部よりも板厚が薄く且つ前記板厚方向の片側に偏在しており、
前記第1プレートと前記第2プレートとは、前記第1接続部と前記第2接続部とを前記板厚方向に重ね合わせることによって、面一になる、コラム型ポンプ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1接続部及び前記第2接続部それぞれには、複数の位置決め穴が前記周方向に並んで設けられている、請求項1に記載のコラム型ポンプ。
【請求項3】
前記位置決め穴は、前記ソールプレートと前記フランジとを連結するための連結ボルトを通す連結ボルト通し穴及び前記基礎ボルトを通す基礎ボルト通し穴のうちの少なくとも一方を兼ねる、請求項2に記載のコラム型ポンプ。
【請求項4】
前記第1プレートは、前記第1本体部の前記周方向の両端部それぞれに設けられた2つの第1接続部を含み、2つの前記第1接続部の一方と他方とは、前記板厚方向について互いに逆側に偏在しており、
前記第2プレートは、前記第2本体部の前記周方向の両端部それぞれに設けられた2つの前記第2接続部を含み、2つの前記第2接続部の一方と他方とは、前記板厚方向について互いに逆側に偏在している、請求項1に記載のコラム型ポンプ。
【請求項5】
前記コラムパイプに収容されるインペラと、前記コラムパイプに収容され且つ前記インペラを回転させる原動機と、を有するポンプ本体を備え、
前記ポンプ本体は、前記コラムパイプの下端部に載置されている、請求項1から4のいずれか1つに記載のコラム型ポンプ。
【請求項6】
請求項1に記載のコラム型ポンプの前記コラムパイプの前記フランジと前記吸水槽の前記槽上壁部との間に配置される、ソールプレート。
【請求項7】
請求項1に記載のコラム型ポンプの設置方法であって、
前記第1接続部と前記第2接続部とを前記板厚方向に重ね合わせることにより、前記第1プレートと前記第2プレートとを面一にすることによって、前記ソールプレート内での平面出しを行う第1工程と、
前記槽上壁部を構成する鉄筋部分に固定された前記基礎ボルトに対して前記ソールプレートの基礎ボルト通し穴を通した状態で、前記鉄筋部分に対する前記ソールプレートの水平出しを行う第2工程と、
前記ソールプレートと前記鉄筋部分との間にセメント材を導入することによって、前記ソールプレートの下面を支持する第3工程と、
前記ソールプレートを前記槽上壁部に前記基礎ボルトによって固定する第4工程と、
前記槽上壁部に設けられた前記開口部を介して前記コラムパイプを前記吸水槽に挿入し、前記コラムパイプの前記フランジを前記ソールプレートに載せて、前記ソールプレートの連結ボルト通し穴を通した連結ボルトによって、前記フランジを前記ソールプレートに固定する第5工程と、を備える、コラム型ポンプの設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コラム型ポンプ及びソールプレート並びにコラム型ポンプの設置方法に、関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に示すように、コラム型ポンプについて、種々の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-036429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のコラム型ポンプは、吸水槽に設置される。コラム型ポンプは、上下方向に延びるように吸水槽に配置されるコラムパイプを備える。コラムパイプは、吸水槽の槽上壁部に設けられた開口部を介して、吸水槽に挿入される。コラムパイプに設けられたフランジは、開口部の周縁部において、槽上壁部に基礎ボルトによって固定される。なお、後述するが、コラムパイプのフランジと槽上壁部との間には、ソールプレートが配置されることがある。
【0005】
ところで、既設のコラム型ポンプを新規のコラム型ポンプに取り替えるに際して、コラム型ポンプの重量が増大することがある。
【0006】
コラム型ポンプの重量が増大すると、コラム型ポンプを吸水槽に設置するのに必要とされる耐荷重が増大する。すなわち、コラム型ポンプの重量が増大すると、コラムパイプのフランジを(ソールプレートを介して)槽上壁部に固定するための基礎ボルトに与えられる荷重が、増大する。特に、水平地震力による基礎ボルトに対するせん断力が、増大する。この場合、従前の基礎ボルトの配置直径のままでは、増大したコラム型ポンプの重量での水平地震力に基礎ボルトが耐えられず、基礎ボルトの配置直径を従前よりも増大せざるを得ないことがある。
【0007】
また、吸水槽が深くてコラムパイプが長い場合、コラム型ポンプの重心位置とコラムパイプの支持位置との距離が長くなって、基礎ボルトにかかる力がさらに増大してしまう。
【0008】
上述したように、コラムパイプのフランジと吸水槽の槽上壁部との間には、ソールプレートが配置されることがある。この場合、ソールプレートが槽上壁部に基礎ボルトによって固定されるとともに、コラムパイプのフランジがソールプレートに載せれられる。
【0009】
ソールプレートの外径は、コラムパイプのフランジの外径及び基礎ボルトの配置直径よりも大きい。ソールプレートの外径は、コラム型ポンプ全体の中でも、最大となることが多い。
【0010】
既設のコラム型ポンプを新規のコラム型ポンプに取り替える際、通常、既設のソールプレートを新規のソールプレートに取り替える。また、既設のコラム型ポンプではソールプレートを採用しなかった場合、新規のコラム型ポンプのためにソールプレートを新たに設置することもある。
(【0011】以降は省略されています)

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