TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024142955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055381
出願日2023-03-30
発明の名称地図エリア設定装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G01C 21/26 20060101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約【課題】リンクが境界となるエリアを容易に地図上に設定することを可能にした地図エリア設定装置を提供する。
【解決手段】選択された複数のリンク毎に、該リンクと道なりの関係にあるリンクがない場合には該リンクのみを、該リンクと道なりの関係にあるリンクがある場合には道なり関係にあるリンクを含めたリンク列を、選択リンクとして取得し、複数の選択リンクによって囲まれたエリアを取得して対象エリアとして設定する一方で、複数の選択リンクの間が繋がらない場合に、繋がらない選択リンクの内の一方の選択リンクから他方の選択リンクの間を結ぶ経路を地図情報を用いて探索し、探索された経路で一方の選択リンクと他方の選択リンクの間を繋ぐことで選択リンクを補完し、補完後の選択リンクによって囲まれたエリアを取得するように構成する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
複数のリンクを選択するリンク選択手段と、
前記リンク選択手段により選択された複数のリンク毎に、該リンクと道なりの関係にあるリンクがない場合には該リンクのみを、該リンクと道なりの関係にあるリンクがある場合には道なり関係にあるリンクを含めたリンク列を、選択リンクとして取得する選択リンク取得手段と、
前記複数の選択リンクによって囲まれたエリアを取得して対象エリアとして設定するエリア設定手段と、を有し、
前記エリア設定手段は、
前記複数の選択リンクの間が繋がらない場合に、繋がらない選択リンクの内の一方の選択リンクから他方の選択リンクの間を結ぶ経路を地図情報を用いて探索し、
前記探索された経路で前記一方の選択リンクと前記他方の選択リンクの間を繋ぐことで前記選択リンクを補完し、補完後の前記選択リンクによって囲まれたエリアを取得する地図エリア設定装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記エリア設定手段は、前記一方の選択リンクと前記他方の選択リンクの互いの最近点を夫々始点と終点として始点から終点の間を結ぶ経路を探索する請求項1に記載の地図エリア設定装置。
【請求項3】
前記一方の選択リンクから前記他方の選択リンクの間を結ぶ経路を探索する際の探索条件を複数の条件の内から設定する探索条件設定手段を有し、
前記エリア設定手段は、設定された探索条件に基づいて前記一方の選択リンクから前記他方の選択リンクの間を結ぶ経路を探索する請求項1に記載の地図エリア設定装置。
【請求項4】
地図画像を表示する画像表示手段を有し、
前記リンク選択手段は、前記画像表示手段により表示された前記地図画像上で操作者の操作に基づいて複数のリンクを選択する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の地図エリア設定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地図上でエリアを設定する地図エリア設定装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
地図上において仮想的な境界線で囲まれた任意のエリア(ジオフェンス)を管理者側で設定し、GPS等による位置情報を利用して、設定したジオフェンスへの人や車の出入りを判断するジオフェンス機能について知られている。ジオフェンス機能の活用例としては、例えば被災地の危険地域にジオフェンスを設定し、ジオフェンスに侵入した人や車に対して危険地域であることを通知したり、電気自動車のみに走行が制限された地域にジオフェンスを設定し、車両のナビゲーション装置において表示される地図画像にジオフェンスを表示したり、ジオフェンスに侵入した電気自動車以外の車に対して退出を求めるように通知したり、ハイブリッド車両ではEV走行への切り替え制御を行わせることなどが可能である。
【0003】
そして、上記ジオフェンスの設定は一般的に管理者がディスプレイに表示された地図画像上で境界線を指定することにより行われていた。このような管理者側による操作として例えば特開2013-16207号公報には災害発生位置情報を管理者が入力することによって地図画像上に災害発生位置を表示させる技術について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-16207号公報(段落0021)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、例えば図11に示すようにリンクの途中にジオフェンスの境界線が設定されると一旦該リンクに進入した車両は、ジオフェンスに侵入の意図がなかったとしてもリンクの途中でUターンしない限りジオフェンスに侵入せざるを得ない状況が生じる。従って、このような状況を回避するためにはジオフェンスの境界線はリンクに沿って設定する、即ちリンクを境界線とするのが望ましい。しかしながら、上記特許文献1のように管理者による操作に基づいて境界線を設定する場合に、例えば管理者に境界線とするリンクを全て指定させるのは非常に煩雑な作業となる問題がある。また、指定されたリンク同士がつながらずにエリアが形成できない場合も生じ得る。
【0006】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、リンクを境界線としたエリアを地図上に設定する場合に、管理者がエリアの境界線とするリンクを全て選択する必要なく、いくつかのリンクを選択すればそのリンクが境界となるエリアを容易に地図上に設定することを可能にした地図エリア設定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため本発明に係る地図エリア設定装置は、複数のリンクを選択するリンク選択手段と、前記リンク選択手段により選択された複数のリンク毎に、該リンクと道なりの関係にあるリンクがない場合には該リンクのみを、該リンクと道なりの関係にあるリンクがある場合には道なり関係にあるリンクを含めたリンク列を、選択リンクとして取得する選択リンク取得手段と、前記複数の選択リンクによって囲まれたエリアを取得して対象エリアとして設定するエリア設定手段と、を有し、前記エリア設定手段は、前記複数の選択リンクの間が繋がらない場合に、繋がらない選択リンクの内の一方の選択リンクから他方の選択リンクの間を結ぶ経路を地図情報を用いて探索し、前記探索された経路で前記一方の選択リンクと前記他方の選択リンクの間を繋ぐことで前記選択リンクを補完し、補完後の前記選択リンクによって囲まれたエリアを取得する。
尚、「道なり」とは、基本的にリンクとリンクの関係(但し3本以上のリンク間の関係としても良い)を特定するものである。また、どのリンクとどのリンクが道なりの関係にあるかについては、基本的に地図情報において規定されており、例えば同じ道路種別(高速道路や国道などの道路規格が同じとしても良いし、路線番号が同じとしても良い)で所定角度以内に接続されたリンク同士(3本以上でも良い)を道なりの関係にあるとする。但し、上記条件以外で「道なり」の関係を規定することも可能である。
【発明の効果】
【0008】
前記構成を有する本発明に係る地図エリア設定装置によれば、リンクを境界線としたエリアを地図上に設定する場合に、管理者がエリアの境界線とするリンクを全て選択する必要がなく、いくつかのリンクを選択すればそのリンクが境界となるエリアを容易に地図上に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るジオフェンスシステムを示した概略構成図である。
管理サーバ装置と管理サーバ装置を管理する管理者を示した模式図である。
本実施形態に係る管理サーバ装置の構成を示したブロック図である。
登録情報DBに記憶される登録情報の一例を示した図である。
本実施形態に係るジオフェンス設定処理プログラムのフローチャートである。
管理者がジオフェンスを設定する際の操作方法について説明した図である。
道なり関係にあるリンクを示した図である。
選択リンクの間が繋がらない場合について説明した図である。
選択リンクの間が繋がらない場合の補完方法を説明した図である。
設定されたジオフェンスの例を示した図である。
従来技術の問題点について説明した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る地図エリア設定装置について管理サーバ装置1に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る管理サーバ装置1を含むジオフェンスシステム2の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るジオフェンスシステム2を示した概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社アイシン
エンジン
2日前
株式会社アイシン
発電システム
1日前
株式会社アイシン
画像処理装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
運転者監視装置、運転者監視方法及びプログラム
1日前
甲神電機株式会社
電流センサ
11日前
アズビル株式会社
差圧計
9日前
アズビル株式会社
差圧計
8日前
アズビル株式会社
調節計
14日前
株式会社小野測器
検出器
14日前
株式会社小野測器
測定器
14日前
株式会社トプコン
測量装置
14日前
株式会社チノー
気体流量調整機構
3日前
株式会社チノー
気体流量調整機構
3日前
株式会社トプコン
測量装置
1日前
大和製衡株式会社
組合せ秤
8日前
株式会社カネカ
検出システム
14日前
アズビル株式会社
圧力センサ
8日前
株式会社ミツトヨ
変位測定器
8日前
アズビル株式会社
圧力センサ
3日前
アズビル株式会社
圧力センサ
3日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
14日前
株式会社島津製作所
分光光度計
3日前
株式会社ナリス化粧品
肌状態推定方法
14日前
エイブリック株式会社
電流検出回路。
14日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ素子
9日前
エスペック株式会社
環境形成装置
8日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ素子
14日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ素子
14日前
東レ株式会社
選択結合性物質固定化担体
8日前
上海海事大学
河川水位監視システム
1日前
個人
レーザ距離計の計測用フォルダ
2日前
日本碍子株式会社
センサ素子
9日前
株式会社島津製作所
熱分析システム
3日前
日本碍子株式会社
センサ素子
9日前
セコム株式会社
適応装置
9日前
ローム株式会社
半導体集積回路
7日前
続きを見る