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公開番号2024142766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055077
出願日2023-03-30
発明の名称車両の制御装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01M 17/007 20060101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約【課題】CANのチャネル数の増加による影響を最小限にすることにより、試験機側のコストの増加を抑制することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の制御装置1は、トランシーバ2が第1の信号を受信した際に、トランシーバ3、トランシーバ4及びトランシーバ5に試験信号を送信すると共に試験信号に対する応答の状態に基づいてトランシーバ3、トランシーバ4及びトランシーバ5の試験を実行して、トランシーバ3、トランシーバ4及びトランシーバ5の試験の結果を示す第2の信号をトランシーバ2より試験機100に送信させる制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部の試験機から試験の実行を指示する第1の信号を受信する第1のトランシーバと、
第2のトランシーバと、
前記第1のトランシーバが前記第1の信号を受信した際に、前記第2のトランシーバに試験信号を送信すると共に前記試験信号に対する応答の状態に基づいて前記第2のトランシーバの前記試験を実行して、前記第2のトランシーバの前記試験の結果を示す第2の信号を前記第1のトランシーバより前記試験機に送信させる制御を行う制御部と、
を有することを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記第1のトランシーバより前記第2の信号を前記試験機に送信させることにより前記第1のトランシーバの前記試験を実行する、
ことを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記試験機は、
前記車両の制御装置を製造する工場内に設けられる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記試験機は、
前記第1のトランシーバと接続される通信部を有する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるECU(Electric Control Unit)等の車両の制御装置を生産する工場では、ECUを出荷するための試験として試験機からの指令によりECUの入出力を試験している。また、従来、ECUは、車体と繋がるメーター等の車載機器との間でCAN(Controller Area Network)通信によって情報の受け渡しを行うため、CAN通信を行うためのインタフェースを備えている。
【0003】
従来、このようなECUの入出力の試験では、試験機とECUとで通信を行うことにより、CAN通信における送受信の妥当性を確認している。従来のCAN通信における送受信の妥当性を確認する試験では、試験機からECUへ各種入力に応じた信号を出力し、ECUは試験機からの信号を受け取ってCAN経由でECUの情報を試験機へ出力する。この際に、ECUは、試験機からの指令に応じた出力を行うと共に、CANのチャネル毎に試験機との間でCAN通信を行う。
【0004】
例えば、特許文献1は、各種ECUと外部通信を行うためのインタフェースであるCANコントローラが、信号レベルの変換や伝送制御を行うCAN通信回路を介して多重通信バスとしてのCANバスへ通信データを出力し、又はCANバスからの通信データを入力する車両制御装置を開示している。特許文献1の車両制御装置では、外部故障診断装置が所定のコネクタを介してCANバスに接続され、かつイグニッションスイッチがオンされたときダイアグ判定出力プログラムを実行する。また、特許文献1の車両制御装置は、ダイアグ判定出力プログラムを実行することにより、ダイアグ出力の要求ありと判定した際にダイアグ判定を実施し、その判定データを外部故障診断装置へ出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-78702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者の検討によれば、従来の車両の制御装置においては、ECUの入出力の試験においてCANのチャネル毎に試験機との間でCAN通信を行うため、CANのチャネル数が増加するたびに試験機側の機能の追加及び改修が必要となりコストが増加してしまうという課題を有する。特に、近年、メーター、IMU(inertial measurement unit)、ABS(Antilock Brake System)及びSUS等の車体と繋がる車載機器が増加していることにより、今後CANのチャネル数の増加が見込まれるため、上記の課題が顕著となる。
【0007】
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、CANのチャネル数の増加による影響を最小限にすることにより、試験機側のコストの増加を抑制することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の目的を達成するべく、本発明は、外部の試験機から試験の実行を指示する第1の信号を受信する第1のトランシーバと、第2のトランシーバと、前記第1のトランシーバが前記第1の信号を受信した際に、前記第2のトランシーバに試験信号を送信すると共に前記試験信号に対する応答の状態に基づいて前記第2のトランシーバの前記試験を実行して、前記第2のトランシーバの前記試験の結果を示す第2の信号を前記第1のトランシーバより前記試験機に送信させる制御を行う制御部と、を有することを第1の局面とする。
【0009】
また、本発明は、第1の局面に加えて、前記制御部は、前記第1のトランシーバより前記第2の信号を前記試験機に送信させることにより前記第1のトランシーバの前記試験を実行することを第2の局面とする。
【0010】
また、本発明は、第1又は第2の局面に加えて、前記試験機は、前記車両の制御装置を製造する工場内に設けられることを第3の局面とする。
(【0011】以降は省略されています)

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