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公開番号2024141212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052731
出願日2023-03-29
発明の名称バイポーラ型蓄電池
出願人古河電気工業株式会社,古河電池株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 10/12 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】低コストで簡単にバイポーラプレートと正極との間の隙間の発生を防いで当該隙間への電解液の浸入を防止することができるバイポーラ型蓄電池を提供する。
【解決手段】正極112及び負極113と、一方面に正極112を設けられて他方面に負極113を設けられたバイポーラプレート111とを有して、互いに対向するように複数配設されたバイポーラ電極110と、対向するバイポーラ電極110の間に介在する電解層120とを備えたバイポーラ型蓄電池100であって、一のバイポーラ電極110の正極112と対向する他のバイポーラ電極110に一体的に突設されて前記一のバイポーラ電極110の正極112の伸長を規制するように当該一のバイポーラ電極110の正極112の周縁部に係合する規制体110aを備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一の電極体及び第二の電極体と、一方面に前記第一の電極体を設けられて他方面に前記第二の電極体を設けられたバイポーラプレートとを有して、互いに対向するように複数配設されたバイポーラ電極と、
対向する前記バイポーラ電極の間に介在する電解層と
を備えたバイポーラ型蓄電池であって、
一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体と対向する他の前記バイポーラ電極に一体的に突設されて前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の伸長を規制するように前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の周縁部に係合する規制手段を備えている
ことを特徴とするバイポーラ型蓄電池。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記規制手段は、前記他の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートに基端を一体的に連結されて前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体を包囲するように額縁型をなす規制体を有している
ことを特徴とする請求項1に記載のバイポーラ型蓄電池。
【請求項3】
前記規制体は、前記他の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートと一体成型されたものである
ことを特徴とする請求項2に記載のバイポーラ型蓄電池。
【請求項4】
前記規制体は、前記第一の電極体の周縁部に対して周方向にわたって連続的に係合するものである
ことを特徴とする請求項2に記載のバイポーラ型蓄電池。
【請求項5】
前記規制体は、当該規制体の内側と外側との空間を連続させる連通部を形成されたものである
ことを特徴とする請求項2に記載のバイポーラ型蓄電池。
【請求項6】
前記規制体は、
前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の周縁部端面に係合する第一規制部と、
前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の周縁部表面に係合する第二規制部と
を先端に有している
ことを特徴とする請求項2に記載のバイポーラ型蓄電池。
【請求項7】
前記第一規制部及び前記第二規制部は、弾性材料からなる
ことを特徴とする請求項6に記載のバイポーラ型蓄電池。
【請求項8】
前記一の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートと前記他の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートとの間の長さをαとし、
前記他の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートと前記他の前記バイポーラ電極の前記規制体の先端との間の長さをβとし、
前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の周縁部表面と前記一の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートの表面との間の長さをγとしたとき、
下記の式(1)の関係を満たしている
ことを特徴とする請求項6に記載のバイポーラ型蓄電池。
α-β≦γ・・・(1)
【請求項9】
前記規制体は、さらに、
前記他の前記バイポーラ電極の前記第二の電極体の周縁部端面に係合する第三規制部と、
前記他の前記バイポーラ電極の前記第二の電極体の周縁部表面に係合する第四規制部と
を基端に有している
ことを特徴とする請求項6に記載のバイポーラ型蓄電池。
【請求項10】
前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の周縁部と前記規制体の先端との間に、前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の周縁部を被覆する被覆部材が介在している
ことを特徴とする請求項2に記載のバイポーラ型蓄電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バイポーラ型蓄電池に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、正極用鉛箔及び正極用活物質を有する正極をバイポーラプレートの一方面に設けると共に、負極用鉛箔及び負極用活物質を有する負極をバイポーラプレートの他方面に設けたバイポーラ電極を備えたバイポーラ型蓄電池としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。このようなバイポーラ型蓄電池においては、電解液の硫酸によって正極用鉛箔の表面に酸化膜が徐々に生成して成長していくにしたがって、正極が伸長(グロース)してバイポーラプレートとの間に隙間を生じてしまうおそれがあった。このような隙間を生じると、当該間にも電解液が浸入して短絡を起こして、電池性能の低下を引き起こしてしまう可能性があった。
【0003】
そこで、例えば、下記特許文献2においては、正極用鉛箔の周縁部を覆うようにバイポーラプレート及び正極用鉛箔に接着剤を介して接着する額縁型(ロ字形状)の被覆部材を設けたバイポーラ型蓄電池を提案している。このようなバイポーラ型蓄電池においては、正極の伸長(グロース)を抑えることができ、正極とバイポーラプレートとの間に隙間が発生することを防いで電解液の浸入を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-510968号公報
国際公開第2022/070829号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したような特許文献2に記載のバイポーラ型蓄電池においては、正極用鉛箔の周縁部を覆うようにバイポーラプレート及び正極用鉛箔に接着剤を介して被覆部材を接着しなければならないため、製作に手間がかかってしまい、コストの上昇を招く一因となっていた。
【0006】
このような問題は、上述したようなバイポーラ型蓄電池に限らず、第一の電極体及び第二の電極体と、一方面に前記第一の電極体を設けられて他方面に第二の電極体を設けられたバイポーラプレートとを有して、互いに対向するように複数配設されたバイポーラ電極と、対向するバイポーラ電極の間に介在する電解層とを備えて、第一の電極体に酸化被膜を生じ易いバイポーラ型蓄電池であれば、同様にして生じ得ることであった。
【0007】
このようなことから、本発明は、低コストで簡単にバイポーラプレートと第一の電極体との間の隙間の発生を防いで当該隙間への電解液の浸入を防止することができるバイポーラ型蓄電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための、本発明に係るバイポーラ型蓄電池は、第一の電極体及び第二の電極体と、一方面に前記第一の電極体を設けられて他方面に前記第二の電極体を設けられたバイポーラプレートとを有して、互いに対向するように複数配設されたバイポーラ電極と、対向する前記バイポーラ電極の間に介在する電解層とを備えたバイポーラ型蓄電池であって、一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体と対向する他の前記バイポーラ電極に一体的に突設されて前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の伸長を規制するように前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体の周縁部に係合する規制手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るバイポーラ型蓄電池は、上述したバイポーラ型蓄電池において、前記規制手段が、前記他の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートに基端を一体的に連結されて前記一の前記バイポーラ電極の前記第一の電極体を包囲するように額縁型をなす規制体を有していると好ましい。
【0010】
また、本発明に係るバイポーラ型蓄電池は、上述したバイポーラ型蓄電池において、前記規制体が、前記他の前記バイポーラ電極の前記バイポーラプレートと一体成型されたものであると好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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