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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024140149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051157
出願日2023-03-28
発明の名称画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20241003BHJP(電気通信技術)
要約【課題】簡単な構造で、読取ユニットまたは原稿カバーを自動的に閉状態に維持することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
読取ユニット10と原稿カバー13の一方を開状態にする際に他方を閉状態に保持するロック部20は、スライド可能かつ回動可能に支持される回動部材21と、装置本体2に突設される第1突起部材22と、原稿カバー13に突設される第2突起部材23と、回動部材21を付勢する付勢部材34,35と、を有し、読取ユニット10と原稿カバー13とが閉状態である場合、回動部材21は、第1の位置P1に配置され、両フック部31,32を離脱させた解除姿勢F3とされ、原稿カバー13が開状態である場合、回動部材21は、回動して第1フック部31を第1突起部材22に係合させ、読取ユニット10が開状態である場合、回動部材21は、スライドしながら回動して第2フック部32を第2突起部材23に係合させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
媒体に画像を形成する作像ユニットを内包する装置本体と、
前記装置本体の上部に開閉可能に設けられ、原稿の画像を読み取る読取ユニットと、
前記読取ユニットの上部に開閉可能に設けられ、前記読取ユニット上に配置された前記原稿を押さえる原稿カバーと、
前記読取ユニットと前記原稿カバーの何れか一方を開状態にする際に、前記読取ユニットと前記原稿カバーの何れか他方を閉状態に保持するロック部と、を備え、
前記ロック部は、
前記読取ユニットの内部において横方向にスライド可能かつ回動軸まわりに回動可能に支持される回動部材と、
前記装置本体の上部に突設され、閉状態とされた前記読取ユニットの内部に進入し、前記回動部材のスライド方向の一方に配置される第1突起部材と、
前記原稿カバーの下部に突設され、前記原稿カバーを閉状態とした場合に前記読取ユニットの内部に進入し、前記回動部材のスライド方向の他方に配置される第2突起部材と、
前記回動部材をスライド方向の一方に付勢するスライド付勢部材と、
前記回動部材を回動方向の一方に付勢する回動付勢部材と、を有し、
前記回動部材は、
前記回動軸よりも下方で前記第1突起部材に係合可能に形成される第1フック部と、
前記回動軸よりも上方で前記第2突起部材に係合可能に形成される第2フック部と、を有し、
前記読取ユニットと前記原稿カバーとが閉状態である場合、前記回動部材は、前記スライド付勢部材の付勢力に抗して前記第1突起部材にスライド方向の他方に押圧されることで第1の位置に配置され、前記回動付勢部材の付勢力に抗して前記第2突起部材に回動方向の他方に押圧されることで前記第1フック部および前記第2フック部を前記第1突起部材および前記第2突起部材から離脱させた解除姿勢とされ、
前記原稿カバーが開状態である場合、前記第2突起部材は前記回動部材から離間し、前記回動部材は、前記第1の位置に配置され、前記回動付勢部材に付勢されることで回動方向の一方に回動して前記第1フック部を前記第1突起部材に係合させた第1の係合姿勢とされ、
前記読取ユニットが開状態である場合、前記第1突起部材は前記回動部材から離間し、前記回動部材は、前記スライド付勢部材にスライド方向の一方に付勢されることで第2の位置に配置され、前記回動付勢部材に付勢されることで回動方向の一方に回動して前記第2フック部を前記第2突起部材に係合させた第2の係合姿勢とされることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記スライド付勢部材と前記回動付勢部材とは、連結されて一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1フック部は、前記読取ユニットを開状態から閉状態にする際に、前記第1突起部材に接触する第1傾斜面部を有し、
前記第2フック部は、前記原稿カバーを開状態から閉状態にする際に、前記第2突起部材に接触する第2傾斜面部を有し、
前記第1突起部材は、
前記第1フック部を係合させる第1係合面部と、
前記第1の位置に配置された前記回動部材に突き当たる第1当接面部と、
前記読取ユニットを開状態から閉状態にする際に、前記第2の位置で前記第2の係合姿勢にされた前記回動部材の前記第1傾斜面部に摺接し、前記回動部材を回動方向の他方に回動させながらスライド方向の他方にスライドさせる第1案内傾斜面部と、を有し、
前記第2突起部材は、
前記第2フック部を係合させる第2係合面部と、
前記解除姿勢にされた前記回動部材に突き当たる第2当接面部と、
前記原稿カバーを開状態から閉状態にする際に、前記第1の位置で前記第1の係合姿勢にされた前記回動部材の前記第2傾斜面部に摺接し、前記回動部材を回動方向の他方に回動させる第2案内傾斜面部と、を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記読取ユニットの内部には、第1補助突起部と第2補助突起部とが、前記回動部材を挟んでスライド方向の両側において前記回動軸と平行に延設され、
前記第1補助突起部は、前記読取ユニットを閉状態にした際に前記第1突起部材の前記第1案内傾斜面部に対向し、
前記第2補助突起部は、前記原稿カバーを閉状態にした際に前記第2突起部材の前記第2案内傾斜面部に対向することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
原稿読取ユニットおよび原稿カバーの一方を選択的に閉状態にロックするロック機構を備えた画像形成装置が知られている(特許文献1)。ロック機構は、人の操作に応じて変位可能な操作部材と、操作部材の変位に連動し、一対の第1被係止部が一対の第1係止部に係止される位置と解除される位置との間で変位する前横スライド部材と、基部から横方向に延び出た被当接部と基部71から上方へ延び出た第3係止部とを有する揺動部材と、第3係止部に係止されることによって原稿カバーの上方への移動を制限する第3被係止部を有するカバー突出部と、原稿読取ユニットが閉じられることにより被当接部を押し上げて揺動部材を解除位置に保持する本体突出部と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-148821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した技術では、原稿読取ユニットと原稿カバーの一方を選択的に閉状態にロックするために、人が操作部材を介して操作することが必要であった。また、操作部材を変位可能な構造とし、前横スライド部材や揺動部材等の操作部材に連動する部材も可動可能な構造としなければならず、ロック機構が複雑な構造になっていた。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、簡単な構造で、読取ユニットまたは原稿カバーを自動的に閉状態に維持することができる画像形成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像形成装置は、媒体に画像を形成する作像ユニットを内包する装置本体と、前記装置本体の上部に開閉可能に設けられ、原稿の画像を読み取る読取ユニットと、前記読取ユニットの上部に開閉可能に設けられ、前記読取ユニット上に配置された前記原稿を押さえる原稿カバーと、前記読取ユニットと前記原稿カバーの何れか一方を開状態にする際に、前記読取ユニットと前記原稿カバーの何れか他方を閉状態に保持するロック部と、を備え、前記ロック部は、前記読取ユニットの内部において横方向にスライド可能かつ回動軸まわりに回動可能に支持される回動部材と、前記装置本体の上部に突設され、閉状態とされた前記読取ユニットの内部に進入し、前記回動部材のスライド方向の一方に配置される第1突起部材と、前記原稿カバーの下部に突設され、前記原稿カバーを閉状態とした場合に前記読取ユニットの内部に進入し、前記回動部材のスライド方向の他方に配置される第2突起部材と、前記回動部材をスライド方向の一方に付勢するスライド付勢部材と、前記回動部材を回動方向の一方に付勢する回動付勢部材と、を有し、前記回動部材は、前記回動軸よりも下方で前記第1突起部材に係合可能に形成される第1フック部と、前記回動軸よりも上方で前記第2突起部材に係合可能に形成される第2フック部と、を有し、前記読取ユニットと前記原稿カバーとが閉状態である場合、前記回動部材は、前記スライド付勢部材の付勢力に抗して前記第1突起部材にスライド方向の他方に押圧されることで第1の位置に配置され、前記回動付勢部材の付勢力に抗して前記第2突起部材に回動方向の他方に押圧されることで前記第1フック部および前記第2フック部を前記第1突起部材および前記第2突起部材から離脱させた解除姿勢とされ、前記原稿カバーが開状態である場合、前記第2突起部材は前記回動部材から離間し、前記回動部材は、前記第1の位置に配置され、前記回動付勢部材に付勢されることで回動方向の一方に回動して前記第1フック部を前記第1突起部材に係合させた第1の係合姿勢とされ、前記読取ユニットが開状態である場合、前記第1突起部材は前記回動部材から離間し、前記回動部材は、前記スライド付勢部材にスライド方向の一方に付勢されることで第2の位置に配置され、前記回動付勢部材に付勢されることで回動方向の一方に回動して前記第2フック部を前記第2突起部材に係合させた第2の係合姿勢とされる。
【0007】
この場合、前記スライド付勢部材と前記回動付勢部材とは、連結されて一体に形成されてもよい。
【0008】
この場合、前記第1フック部は、前記読取ユニットを開状態から閉状態にする際に、前記第1突起部材に接触する第1傾斜面部を有し、前記第2フック部は、前記原稿カバーを開状態から閉状態にする際に、前記第2突起部材に接触する第2傾斜面部を有し、前記第1突起部材は、前記第1フック部を係合させる第1係合面部と、前記第1の位置に配置された前記回動部材に突き当たる第1当接面部と、前記読取ユニットを開状態から閉状態にする際に、前記第2の位置で前記第2の係合姿勢にされた前記回動部材の前記第1傾斜面部に摺接し、前記回動部材を回動方向の他方に回動させながらスライド方向の他方にスライドさせる第1案内傾斜面部と、を有し、前記第2突起部材は、前記第2フック部を係合させる第2係合面部と、前記解除姿勢にされた前記回動部材に突き当たる第2当接面部と、前記原稿カバーを開状態から閉状態にする際に、前記第1の位置で前記第1の係合姿勢にされた前記回動部材の前記第2傾斜面部に摺接し、前記回動部材を回動方向の他方に回動させる第2案内傾斜面部と、を有してもよい。
【0009】
この場合、前記読取ユニットの内部には、第1補助突起部と第2補助突起部とが、前記回動部材を挟んでスライド方向の両側において前記回動軸と平行に延設され、前記第1補助突起部は、前記読取ユニットを閉状態にした際に前記第1突起部材の前記第1案内傾斜面部に対向し、前記第2補助突起部は、前記原稿カバーを閉状態にした際に前記第2突起部材の前記第2案内傾斜面部に対向するとよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡単な構造で、読取ユニットまたは原稿カバーを自動的に閉状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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