TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024139302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050180
出願日2023-03-27
発明の名称窓開閉ロック装置、窓サッシ及び壁構造
出願人アルメタックス株式会社,積水ハウス株式会社,株式会社SKB
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類E05B 65/06 20060101AFI20241002BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】施錠機構に動作不良が生じた場合、障子を閉じた状態でも屋内側から施錠機構を取り外してロック状態を解除し得る窓開閉ロック装置を提供する。
【解決手段】窓枠側に設けられる施錠機構60は、ロックピンを移動させる連動部材4の一端に非結合状態で接離するカム取付プレート61と、カム取付プレート61に枢着された施解錠カム62と、カム案内部を有するカム受けブラケット63と、連動部材4を移動させる付勢力をカム取付プレート61に与える引張コイルばね64と、を具備する。カム受けブラケット63は、障子20の閉止位置よりも屋内側にカム受け固定手段としての雄ネジ542によって固定された持出しブラケット66を介して、障子20の閉止位置に保持され、雄ネジ542を取り外すと持出しブラケット66及びカム受けブラケット63が連動部材4から離反する向きに移動可能になって、解錠機構に干渉しなくなる。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
窓枠内に建て込まれて屋外側に開閉される障子の戸先框の見込部に受け具が取り付けられる一方、
前記戸先框と重なり合う窓枠の見込部には、前記窓枠の材長方向に沿って移動する連動部材を介して、前記受け具に係脱するロックピンが組み付けられ、
前記障子が閉じられた状態で、前記連動部材が前記ロックピンを前記受け具に係合させる「ロック位置」へと移動することにより前記障子が施錠され、前記連動部材が前記ロックピンを前記受け具から抜脱させる「アンロック位置」へと移動することにより前記障子が解錠される窓開閉ロック装置において、
前記窓枠には、前記連動部材に前記ロック位置側へ移動する向きの付勢力を与え、前記障子が閉じられると前記障子の戸先框に取り付けられたトリガーからの押動によって前記アンロック位置にある前記連動部材を前記ロック位置側へ移動させる施錠機構と、前記障子の閉止位置よりも屋内側に取り付けられた解錠操作部材の操作によって前記ロック位置にある前記連動部材を前記アンロック位置側に移動させる解錠機構と、が設けられており、
前記施錠機構は、前記窓枠の材長方向に移動して前記連動部材の一端に非結合状態で接離するカム取付部材と、前記カム取付部材に枢着されて屋内外に揺動する施解錠カムと、前記施解錠カムが係脱可能なカム案内部を有するカム受け部材と、前記連動部材を前記ロック位置側へ移動させる向きの付勢力を前記カム取付部材に与える付勢部材と、を具備し、
前記カム受け部材が、前記障子の閉止位置よりも屋内側に位置する前記窓枠の見込部にカム受け固定手段によって着脱自在に固定された持出しブラケットを介して、前記障子の閉止位置に保持されており、
前記カム受け固定手段を解除すると、前記持出しブラケット及び前記カム受け部材が前記連動部材から離反する向きに移動可能になって、前記解錠機構に干渉しなくなる
ことを特徴とする窓開閉ロック装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載された窓開閉ロック装置において、
前記解錠機構は、前記障子の閉止位置よりも屋内側の前記窓枠に取り付けられた操作ボックスと、前記操作ボックス内に摺動可能に組み付けられた前記解錠操作部材としての操作スライダと、を具備して、前記操作スライダと前記連動部材とが解錠操作アームを介して一体的に移動するように連結されるとともに、
前記カム受け固定手段が、前記窓枠に対する前記操作ボックスの固定手段を兼ねている
ことを特徴とする窓開閉ロック装置。
【請求項3】
請求項2に記載された窓開閉ロック装置において、
前記カム受け固定手段は前記窓枠に螺合される1本の雄ネジによって構成され、
前記操作ボックスに、前記雄ネジの頭部を隠すネジカバーが着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする窓開閉ロック装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載された窓開閉ロック装置において、
前記操作ボックスに近接する前記窓枠に磁気形近接センサを利用した窓開閉検知装置が取り付けられるとともに、
前記操作スライダには前記磁気形近接センサの検出体となる磁石が、前記操作スライダの外観に現れないように内蔵され、
前記磁石の接離状態を前記磁気形近接センサで検出することにより、前記操作スライダと一体的に移動する前記連動部材の位置を判定して前記障子の開閉状態を検知するように構成された
ことを特徴とする窓開閉ロック装置。
【請求項5】
請求項1、2、3または請求項2を引用する請求項4のいずれか1項に記載された窓開閉ロック装置によって施解錠される障子及び窓枠を具備する窓サッシ。
【請求項6】
請求項5に記載された窓サッシを具備する壁構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願が開示する発明は、窓枠内に建て込まれた障子が屋外側に開閉される形態の窓サッシに適用可能なロック装置に関する。より詳細には、障子を閉じると自動的に施錠される機構を備えた窓開閉ロック装置と、その窓開閉ロック装置を具備する窓サッシ及び壁構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
窓枠内に建て込まれた障子を屋外側に開閉する開き窓、すべり出し窓、突き出し窓、ルーバー窓、オーニング窓等の窓サッシを具備する壁構造がある。この種の窓サッシにおいて、障子の戸先框に取り付けた障子側係合部材と、戸先側の窓枠材に取り付けた枠側係合部材とを互いに係合させて障子を閉止位置に拘束するロック装置が公知である。例えば、特許文献1、2、3等には、縦すべり出し窓における障子側係合部材として、略J字形に屈曲した溝孔を有する障子側受け具(係合枠)を戸先框の見込部の複数箇所に取り付ける一方、枠側係合部材として前記障子側受け具に係脱可能な複数箇所のロックピン(係合ピン)と、それらを戸先側の縦枠に沿って連結する細板状の連動部材(ロックピン連結バー)と、を上下動可能に取り付け、障子を閉じた状態で、窓枠の屋内側に設置した施解錠用レバーを操作することにより、ロックピンを上下動させて障子側受け具に係合させる、という機構を備えた窓開閉ロック装置(施錠装置)が開示されている。
【0003】
しかし、前述の窓開閉ロック装置は、障子を開閉するオペレータ等の開閉機構とは別に設けられているので、窓を施錠する際には、オペレータ等を操作して障子を閉めた後、窓開閉ロック装置の施解錠用レバーを操作して施錠する、という二段階の手順が必要になる。かかる構成では、障子を閉めた後で窓開閉ロック装置の操作をし忘れることがあり得るので、防犯面において改善の余地がある。そこで、本出願人は、障子を閉めると自動的に施錠される窓開閉ロック装置を発明して、特許文献4に開示している。その概要を、図1~図4を参照しつつ説明する。
【0004】
その窓開閉ロック装置1は、例えば図1に示すような縦すべり出し窓の窓サッシに組み込まれる。この窓サッシは、窓枠10と、その枠内に建て込まれた障子20とが、フリクションステー301、オペレータ302、ハンドル303等を含んで構成される開閉機構30を介して連結されている。
【0005】
窓開閉ロック装置1は、障子20の戸先框201の見込部に取り付けられる受け具2と、この戸先框201に重なり合う窓枠10の縦枠101の見込部に連動部材4を介して組み付けられるロックピン3と、ロックピン3及び連動部材4を縦枠101の材長方向(上下方向)に沿って解錠側(アンロック位置)に移動させる解錠機構5及び施錠側(ロック位置)に移動させる施錠機構6と、を含んで構成される。
【0006】
図2に示すように、障子20側に取り付けられた受け具2には、縦枠101側に取り付けられたロックピン3が係脱する溝孔21が形成されている。溝孔21は、戸先框201の材長方向に沿って直線状に延び、その下端には障子20の閉止側(屋内側)に開口するロックピン受渡口22が形成されている。
【0007】
連動部材4は細長い等幅の長尺材で、戸先側の縦枠101の見込部にガイドブラケット7を介して取り付けられ、縦枠101の見込部に沿って直線往復的に上下動し得るように保持されている。ガイドブラケット7は略溝形の断面形状を有する短尺の部材で、障子20を閉じたときに受け具2と重なり合う位置に取り付けられ、その正面部には、連動部材4に止め付けられたロックピン3を収容して上下動させる縦長のロックピンガイド孔71が形成されている。なお、以下の説明においては、窓開閉ロック装置1を窓の開口面内側から見た図2の視点を「正面」と定めて、部位・部材の相対的な位置関係や動作の向きを特定する。
【0008】
連動部材4の下端近傍には、連動部材4を手動操作でアンロック位置に移動させる解錠機構5が連結されている。解錠機構5は、縦枠101の屋内側に取り付けられた収納式の操作レバー51と、この操作レバー51に結合されたクランクアーム52とを具備し、クランクアーム52の先端に形成された略L字状のカム溝53が、連動部材4に取り付けられた作動ピン43に係合している。この操作レバー51を、例示形態では上向きに持ち上げると、クランクアーム52が下向きに回動して作動ピン43を押し下げ、それによって連動部材4及びロックピン3が下向きに移動する。
【0009】
さらに連動部材4には、障子20が閉じられると、連動部材4を自動的にロック位置に移動させる施錠機構6が、ロックピン3と受け具2との係脱位置から若干離れて組み付けられている。施錠機構6は、連動部材4の下端に連結された「カム取付部材」としてのカム取付プレート61、カム取付プレート61に取り付けられた施解錠カム62、縦枠101に固定される「カム受け部材」としてのカム受けブラケット63、カム取付プレート61とカム受けブラケット63との間に取り付けられた「付勢部材」としての引張コイルばね64、そして障子20の戸先框201に取り付けられたトリガー取付プレート81及びトリガー82、等を含んで構成される。
【0010】
カム取付プレート61は、連動部材4と略等幅で上下方向に延び、中間部の横幅が広くなっている薄板状の部材で、上端が連動部材4の下端に結合され、連動部材4と一体的に上下動する。カム取付プレート61の中間部には、施解錠カム62が取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
開閉補助具
3か月前
個人
内窓と窓開閉システム
4日前
個人
ワイヤー式ドアクローザー
7日前
個人
盗難防止用アンカー
3か月前
個人
ドア セーフティープレート
1か月前
中国電力株式会社
施錠構造
3か月前
株式会社京成電子
鍵管理装置
今日
個人
子供転落防止窓等ロックシステム
9日前
中西産業株式会社
クレセント錠
今日
東都興業株式会社
ドアロック機構
2か月前
タカハ機工株式会社
電気錠
2か月前
株式会社アイシン
車両用通信装置
2か月前
リョービ株式会社
電動ドアクローザ
1か月前
株式会社ユニオン
ドアガード
2か月前
株式会社ユーシン
シリンダ錠
2か月前
スガツネ工業株式会社
ヒンジ
1か月前
三協立山株式会社
戸車及び引戸装置
2か月前
株式会社アイシン
ドア制御装置
3か月前
ミネベアミツミ株式会社
電子錠
1か月前
株式会社オカムラ
扉構造およびブース
25日前
ミネベアミツミ株式会社
電気錠
10日前
ミネベアミツミ株式会社
電気錠
今日
ミネベアミツミ株式会社
電気錠
10日前
大阪金具株式会社
戸当たり
1か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
株式会社豊和
無線窓開閉操作装置
25日前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
スガツネ工業株式会社
引込み装置
3か月前
フクシマガリレイ株式会社
ロッカー装置
3か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
3か月前
IHI運搬機械株式会社
開閉装置
今日
株式会社ゴール
電気錠認証管理システム
22日前
株式会社ユーシン
ドア開放操作装置
10日前
株式会社ユーシン
ドア開放操作装置
10日前
株式会社 松田家具
低音駆動の引き戸を持つ家具
3か月前
昭和フロント株式会社
開閉窓
1か月前
続きを見る