TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024139020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049789
出願日2023-03-27
発明の名称油分離器
出願人株式会社前川製作所
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類B01D 45/02 20060101AFI20241002BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】油分離器のサイズを大きくすることなく、分離効率を向上させることのできる油分離器を提供する。
【解決手段】
油分離器1は、気液混合物に含まれるガスと油を分離する横型の油分離器であって、筒状の本体部10と、本体部に連結され、本体部の長軸方向に沿うように先端側に向けて延在するとともに、気液混合物が流入する配管20と、配管の出口20Eに配置され、本体部内の上半分を覆うように略半円形状を備える仕切板50と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
気液混合物に含まれるガスと油を分離する横型の油分離器であって、
筒状の本体部と、
前記本体部に連結され、前記本体部の長軸方向に沿うように先端側に向けて延在するとともに、前記気液混合物が流入する配管と、
前記配管の出口に配置され、前記本体部内の上半分を覆うように略半円形状を備える仕切板と、を有する油分離器。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記仕切板の下流側に設けられ、上部が開口した板部材をさらに有する、請求項1に記載の油分離器。
【請求項3】
前記本体部のうち下流側に配置されるフィルタをさらに有する、請求項1または2に記載の油分離器。
【請求項4】
前記本体部の先端は、フラット形状を備える、請求項1または2に記載の油分離器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、気液混合物に含まれるガスと油を分離する横型の油分離器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
スクリュー圧縮機(以下、圧縮機とも称する)は、圧縮機に吸入されたガスに、冷却、潤滑等を目的として冷凍機油(以下、油とも称する)を注入しつつ用いられる。したがって、圧縮機から吐出されたガス中には、油が混在(気液混合物)している。
【0003】
このため、圧縮機から吐出された気液混合物は、一旦油分離器に導入されて、油分離器内においてガスおよび油を分離する必要がある。
【0004】
このような油分離器としては、例えば下記の特許文献1に示すように、水平方向に寝かせて用いられる横型の油分離器が存在する。横型の油分離器では、ガス中の油分子を重力沈降して分離する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-75776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ガス中の油粒子の分離効率を向上させるためには、横型の油分離器の胴長を長くして重力沈降距離を長くするか、横型の油分離器の胴径を太くして、流速を遅くする必要があるが、油分離器のサイズを大きくすることは好ましくない。
【0007】
上記の課題を踏まえて、本発明者らは鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、油分離器のサイズを大きくすることなく、分離効率を向上させることのできる油分離器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する本発明に係る油分離器は、気液混合物に含まれるガスと油を分離する横型の油分離器である。油分離器は、筒状の本体部と、前記本体部に連結され、前記本体部の長軸方向に沿うように先端側に向けて延在するとともに、前記気液混合物が流入する配管と、前記配管の出口に配置され、前記本体部内の上半分を覆うように略半円形状を備える仕切板と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
上述の油分離器によれば、配管の出口に略半円形状の仕切板が配置されるため、重力沈降部に流入する気液混合物の流速がアップするが、重力沈降部に流入する際の気液混合物の落下高さを低くできる。そして、本発明者らは、流速がアップするデメリットよりも落下高さを低くするメリットの方が、効果が高いことを発見して、結果的に重力沈降距離が短くなり、分離効率を向上させることができることを見出した。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る油分離器を示す概略斜視図である。
本実施形態に係る油分離器を示す概略正面図である。
図2の3-3線に沿う矢視図である。
実施形態および比較例に係る油分離器における、アンモニアガス雰囲気中の油粒子径80μmの場合の重力沈降距離を示すグラフである。
本実施形態に係る油分離器の効果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日星電気株式会社
微多孔質膜
12日前
プライミクス株式会社
攪拌装置
2日前
サンノプコ株式会社
消泡剤
13日前
株式会社日本製鋼所
反応装置
9日前
株式会社西部技研
分割型吸着ロータ
9日前
日東電工株式会社
分離膜
6日前
東レ株式会社
分離膜エレメントブロック
16日前
東レエンジニアリング株式会社
合成装置
4日前
トヨタ紡織株式会社
フィルタ
10日前
株式会社横田製作所
減泡装置
6日前
三洋化成工業株式会社
二酸化炭素濃縮装置
19日前
株式会社Eプラス
二酸化炭素処理方法
2日前
東レエンジニアリング株式会社
薬液合成装置
2日前
東レエンジニアリング株式会社
バッファタンク
3日前
穂栄株式会社
気液溶解ノズル
3日前
ダイハツ工業株式会社
圧縮空気の供給装置
3日前
旭化成株式会社
紫外線照射モジュール
3日前
東レ株式会社
抗ウイルスエアフィルター用積層濾材
2日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
13日前
株式会社神戸製鋼所
混練装置
2日前
学校法人甲南学園
物質抽出装置
9日前
株式会社ケー・エフ・シー
定着材料供給装置
9日前
大阪油化工業株式会社
蒸留装置
9日前
住友精化株式会社
ガス精製方法およびガス精製装置
10日前
日東電工株式会社
複合半透膜の製造方法
6日前
東芝ライテック株式会社
紫外線処理装置
13日前
株式会社電業社機械製作所
エネルギー回収装置
2日前
株式会社前川製作所
油分離器
13日前
株式会社前川製作所
油分離器
4日前
スチールプランテック株式会社
ミストセパレータ
9日前
株式会社大林組
攪拌装置
9日前
日揮触媒化成株式会社
ニッケル珪藻土触媒の製造方法
3日前
ニデックパワートレインシステムズ株式会社
油路装置
9日前
ニデックパワートレインシステムズ株式会社
油路装置
3日前
エステー株式会社
抽出装置
13日前
ヤマシンフィルタ株式会社
フィルタ装置及び濾過装置
19日前
続きを見る