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公開番号2024129889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039260
出願日2023-03-14
発明の名称消泡剤
出願人サンノプコ株式会社
代理人個人
主分類B01D 19/04 20060101AFI20240920BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】本発明の目的は、消泡性に優れた消泡剤を提供することである。
【解決手段】パラフィン炭素の含有量が60~100重量%である炭化水素油(A);
疎水性シリカ及びワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種の核剤(B);
ポリオキシエチレングリコール脂肪酸ジエステル及びポリオキシエチレングリコール脂肪酸モノエステルからなり、エステル化率が50~99モル%である混合エステル(C);
並びに水酸基含有トリグリセリドのエチレンオキシド付加体(D)を含有することを特徴とする消泡剤を用いる。
(A);(B);(C);及び(D)の重量に基づいて、(A)の含有量が60~99重量%;(B)の含有量が0.3~30重量%;(C)の含有量が0.1~15重量%;(D)の含有量が0.1~20重量%であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
パラフィン炭素の含有量が60~100重量%である炭化水素油(A);
疎水性シリカ及びワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種の核剤(B);
ポリオキシエチレングリコール脂肪酸ジエステル及びポリオキシエチレングリコール脂肪酸モノエステルからなり、エステル化率が50~99モル%である混合エステル(C);
並びに水酸基含有トリグリセリドのエチレンオキシド付加体(D)を含有することを特徴とする消泡剤。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
炭化水素油(A);核剤(B);混合エステル(C);及びエチレンオキシド付加体(D)の重量に基づいて、炭化水素油(A)の含有量が60~99重量%;核剤(B)の含有量が0.3~30重量%;混合エステル(C)の含有量が0.1~15重量%;エチレンオキシド付加体(D)の含有量が0.1~20重量%である請求項1に記載の消泡剤。
【請求項3】
炭化水素油(A)の40℃における動粘度が10~100cStである請求項1又は2に記載の消泡剤。
【請求項4】
さらに、0~50モル%のオキシエチレン単位と50~100モル%のオキシプロピレン単位及び/又はオキシブチレン単位とを含むポリオキシアルキレングリコール(E);並びに/又はシリコーン(F)を含む請求項1又は2に記載の消泡剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消泡剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
「有機液体5~35重量部、シリコーン油0.5~5重量部、疎水性シリカ0.5~5重量部及び変性シリコーン油1~40重量部の組成物を乳化剤により水に乳化させることを特徴とするエマルジョン型消泡剤組成物」(特許文献1の請求項1)、「有機液体が鉱物油を完全水素化精製法で製造された流動パラフィン油であって、ヨウ素価ゼロ、動粘度(40℃)12~70cstの流動パラフィン油である」(同請求項2)、「有機液体が鉱物油を完全水素化精製法で製造された流動パラフィン油であって、ヨウ素価ゼロ、動粘度(40℃)12~70cstの流動パラフィン油及びアルコール類及びグリコール類に酸化プロピレン又は酸化プロピレンと酸化エチレンとの混合物を重合させた合成油と併用したものである」(同請求項4)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-39207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のエマルジョン型消泡剤組成物では、消泡性が不十分であるという問題がある。
本発明の目的は、消泡性に優れた消泡剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の消泡剤の特徴は、パラフィン炭素の含有量が60~100重量%である炭化水素油(A);
疎水性シリカ及びワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種の核剤(B);
ポリオキシエチレングリコール脂肪酸ジエステル及びポリオキシエチレングリコール脂肪酸モノエステルからなり、エステル化率が50~99モル%である混合エステル(C);
並びに水酸基含有トリグリセリドのエチレンオキシド付加体(D)を含有する点を要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の消泡剤は優れた消泡性を有する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
炭化水素油(A)としては、パラフィン炭素の含有量が60~100(好ましくは65~80、さらに好ましくは70~76)重量%の炭化水素油であれば制限なく使用できる。
【0008】
パラフィン炭素の含有量(重量%;以下、この含有量を%Cpと略する。)は、ASTM D 3238-22a(n-d-M環分析)に準拠して測定され、炭化水素油に含まれるパラフィン炭素、ナフテン炭素、芳香族炭素の全重量に基づいて重量%として算出される。
【0009】
炭化水素油(A)の動粘度(40℃;cSt)は、10~100が好ましく、さらに好ましくは15~80、特に好ましくは24~66である。この範囲であると、消泡性がさらに良好となる。
【0010】
動粘度は、ASTM D445-21e2に準拠して測定される。
(【0011】以降は省略されています)

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