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公開番号
2024126612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023035105
出願日
2023-03-07
発明の名称
除湿装置
出願人
アイリスオーヤマ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20240912BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】内部乾燥運転における乾燥効率を高めることができる除湿装置を提供する。
【解決手段】除湿装置は、吸込口と排出口とを備える筐体と、前記排出口に設けられたルーバを開閉するルーバ駆動部と、前記吸込口から装置外の空気を取り入れて前記排出口へ導風する送風部と、空気中の水分を除湿する除湿部と、前記吸込口から取り入れた空気を前記除湿部で除湿して、前記ルーバが開放された前記排出口から排出する除湿運転モードと、前記除湿運転モードが停止した後に装置内部を乾燥させる内部乾燥モードとを実行させる制御部とを備え、前記除湿部は、前記吸引口から取り入れた空気を蒸発部で冷却して空気中の水分を凝縮させて除湿する冷却サイクル式除湿部を含み、前記制御部は、前記内部乾燥モードにおいて、前記ルーバを開放させた状態で前記送風部を所定時間駆動させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
吸込口と排出口とを備える筐体と、
前記排出口に設けられたルーバを開閉するルーバ駆動部と、
前記吸込口から装置外の空気を取り入れて前記排出口へ導風する送風部と、
空気中の水分を除湿する除湿部と、
前記吸込口から取り入れた空気を前記除湿部で除湿して、前記ルーバが開放された前記排出口から排出する除湿運転モードと、前記除湿運転モードが停止した後に装置内部を乾燥させる内部乾燥モードとを実行させる制御部と
を備え、
前記除湿部は、前記吸引口から取り入れた空気を蒸発部で冷却して空気中の水分を凝縮させて除湿する冷却サイクル式除湿部を含み、
前記制御部は、前記内部乾燥モードにおいて、前記ルーバを開放させた状態で前記送風部を所定時間駆動させる
除湿装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
次の(a)から(e)までのいずれかの場合に、前記制御部は、前記除湿運転モードの実行を停止する
請求項1に記載の除湿装置。
(a)ユーザから操作部に除湿運転終了の操作を受け付けたとき
(b)除湿された水分を貯留するタンクに設けられた満水センサにより満水が検出されたとき
(c)タイマに予め設定されていた時間が経過したとき
(d)装置に設けられた傾きセンサにより装置が所定角度以上傾倒したことが検出されたとき
(e)複数の回路基板を相互に通信可能に備えており、回路基板間の通信異常が検出されたとき
【請求項3】
前記送風部は、ファンと前記ファンを回転駆動するファン駆動モータを備え、
前記制御部は、前記内部乾燥モードにおける前記ファンの回転速度が、前記除湿運転モードにおける前記ファンの最低回転速度に対して、70~130%の範囲内となるように前記ファン駆動モータを制御する
請求項1又は2に記載の除湿装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記除湿運転モードの実行時間に基づき、前記内部乾燥モードの実行時間を決定する
請求項1又は2に記載の除湿装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中の水分を除く除湿装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
除湿装置として、例えば、特許文献1では、吸い込んだ空気中の水分を蒸発器で凝縮し、結露した水を回収するタンクと、乾燥した空気を吹き出す吹出口と、該吹出口を開いた開位置と前記吹出口を閉じた閉位置との間で開閉自在に風向きを調節するルーバとを有し、タンクが満水になったことが検知されたときに除湿運転を停止し、強制的に前記ルーバを閉位置にする構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4188856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、除湿運転が停止した後に除湿装置の内部の蒸発器などを乾燥するため、外部の空気を取り込んで内部を乾燥させるモード(内部乾燥モード)を実行する構成が知られている。このような内部乾燥モードを実行させる場合において、上記特許文献1のように吹出口を閉じてしまうと、機内(除湿装置の筐体内部)で同じ空気が滞留し、新たな外部の空気が機内に流入しにくくなるので、乾燥効率がよいとは言えない。
本発明は、内部乾燥モードが実行可能な除湿装置において、当該内部乾燥モードにおける乾燥効率を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る除湿装置は、吸込口と排出口とを備える筐体と、前記排出口に設けられたルーバを開閉するルーバ駆動部と、前記吸込口から装置外の空気を取り入れて前記排出口へ導風する送風部と、空気中の水分を除湿する除湿部と、前記吸込口から取り入れた空気を前記除湿部で除湿して、前記ルーバが開放された前記排出口から排出する除湿運転モードと、前記除湿運転モードが停止した後に装置内部を乾燥させる内部乾燥モードとを実行させる制御部とを備え、前記除湿部は、前記吸引口から取り入れた空気を蒸発部で冷却して空気中の水分を凝縮させて除湿する冷却サイクル式除湿部を含み、前記制御部は、前記内部乾燥モードにおいて、前記ルーバを開放させた状態で前記送風部を所定時間駆動させる。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、内部乾燥モードにおいて、排出口が開放された状態で送風部が駆動されるので、新たな外気が除湿装置の筐体内部に流入しやすくなり、内部の乾燥効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る除湿装置の斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は後側上方から見た図である。
除湿装置の断面図である。
除湿装置の筐体を外した状態の斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は後側上方から見た図である。
筐体を外した装置の分解状態を前側上方から見た斜視図である。
筐体を外した装置の分解状態を後側下方から見た斜視図である。
除湿装置における制御部と各部の制御系統を示すブロック図である。
上記制御部により実行される制御内容を示すフローチャートである。
制御部のメモリ部に格納されるテーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
実施形態の一態様に係る第1の除湿装置は、吸込口と排出口とを備える筐体と、前記排出口に設けられたルーバを開閉するルーバ駆動部と、前記吸込口から装置外の空気を取り入れて前記排出口へ導風する送風部と、空気中の水分を除湿する除湿部と、前記吸込口から取り入れた空気を前記除湿部で除湿して、前記ルーバが開放された前記排出口から排出する除湿運転モードと、前記除湿運転モードが停止した後に装置内部を乾燥させる内部乾燥モードとを実行させる制御部とを備え、前記除湿部は、前記吸引口から取り入れた空気を蒸発部で冷却して空気中の水分を凝縮させて除湿する冷却サイクル式除湿部を含み、前記制御部は、前記内部乾燥モードにおいて、前記ルーバを開放させた状態で前記送風部を所定時間駆動させる。
これにより内部乾燥モードにおいて、排出口が開放された状態で送風部が駆動されるので、新たな外気が除湿装置の筐体内部に流入しやすくなり、内部の乾燥効率を高めることができる。
【0009】
実施形態の別態様に係る第2の除湿装置は、第1の除湿装置において、次の(a)から(e)までのいずれかの場合に、前記制御部は、前記除湿運転モードの実行を停止する。(a)ユーザから操作部に除湿運転終了の操作を受け付けたとき、(b)除湿された水分を貯留するタンクに設けられた満水センサにより満水が検出されたとき、(c)タイマに予め設定されていた時間が経過したとき、(d)装置に設けられた傾きセンサにより装置が所定角度以上傾倒したことが検出されたとき、(e)複数の回路基板を相互に通信可能に備えており、回路基板間の通信異常が検出されたとき。
これによりどのような理由で除湿運転を停止した場合でも内部乾燥モードを実行することができる。
【0010】
実施形態の別態様に係る第3の除湿装置は、第1又は第2の除湿装置において、前記送風部は、ファンと前記ファンを回転駆動するファン駆動モータを備え、前記制御部は、前記内部乾燥モードにおける前記ファンの回転速度が、前記除湿運転モードにおける前記ファンの最低回転速度に対して、70~130%の範囲内となるように前記ファン駆動モータを制御する。
これにより内部乾燥実行時における騒音を通常の除湿運転時よりも抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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