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公開番号2024142956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055383
出願日2023-03-30
発明の名称攪拌装置
出願人プライミクス株式会社
代理人
主分類B01F 35/71 20220101AFI20241003BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】
攪拌容器と当該攪拌容器とは別の粉体を収容する容器とを接続する配管内の内圧を制御することにより、効率良く攪拌容器内に粉体を投入できる攪拌装置を提供する。
【解決手段】
液体が収容される攪拌容器と、粉体が収容される粉体容器と、前記攪拌容器の底部と前記粉体容器とを接続し、前記粉体容器に収容された粉体を、攪拌容器内に移送可能な配管と、前記攪拌容器の内部及び前記配管の内部を減圧する減圧手段と、前記配管に接続され、かつ前記配管の内部の圧力を制御可能な調圧手段とを有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体が収容される攪拌容器と、
粉体が収容される粉体容器と、
前記攪拌容器の底部と前記粉体容器とを接続し、前記粉体容器に収容された粉体を、前記攪拌容器内に移送可能な配管と、
前記攪拌容器の内部及び前記配管の内部を減圧する減圧手段と、
前記配管に接続され、かつ前記配管の内部の圧力を制御可能な調圧手段と
を有することを特徴とする攪拌装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記調圧手段は、前記配管内に大気または気体を導入することにより、前記配管の内部の圧力を制御することを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項3】
前記調圧手段は、調圧バルブの開閉により前記配管内に大気または気体を導入する量を制御することにより、前記配管の内部の圧力を制御することを特徴とする請求項2に記載の攪拌装置。
【請求項4】
前記調圧手段は、直線状に延伸する前記配管の延伸方向が10°~80°変化する部分の前記配管に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項5】
前記配管の延伸方向が変化する部分は、延伸方向が曲線的に変化するR部であることを特徴とする請求項4に記載の攪拌装置。
【請求項6】
前記調圧手段は、前記R部において、
延伸方向が曲線的に変化する方向を含む平面に対して垂直となる前記配管の中心断面より外周側の前記配管に接続されている
ことを特徴とする請求項5に記載の攪拌装置。
【請求項7】
前記調圧手段は、前記R部において、
延伸方向が曲線的に変化する方向を含む平面に対して平行となる前記配管の中心断面と前記配管の表面との交線と、
延伸方向が曲線的に変化する方向を含む平面に対して垂直となる前記配管の中心断面と前記配管の表面との交線と
によって区画される前記配管の表面の領域に接続されている
ことを特徴とする請求項5に記載の攪拌装置。
【請求項8】
前記R部の曲げR角度をα1、
前記R部の曲げR角度の曲率中心と当該R部の下流側の端部とを結ぶ直線と、前記調圧手段の中心線とのなす角をα2とするとき、
前記調圧手段は、前記R部において、
0<α2≦0.5×α1(0<α1<90)となる位置に接続されている
ことを特徴とする請求項5に記載の攪拌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体に粉体を溶解する機能を有する攪拌装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
化粧品や食品の分野を中心に、粉体を液体に溶解する機能を有する攪拌装置が広く利用されている。
従来、液体に粉体を溶解する機能を有する攪拌装置として、例えば、攪拌容器内に収納した液体の上方側から粉体を投入して液面に向けて落下させるとともに、攪拌羽根で液体を攪拌させながら、液面に落下した粉体を液体に溶解させる方式が採用されていたが、この方式であると、粉体が攪拌容器内の液面の上方で飛散して攪拌容器の内壁面等を汚すことがあり、攪拌装置のメンテナンス性を著しく低下させるという問題が生じていた。
また、液体に溶解させる粉体として、比重が小さいものを使用する場合においては、液面に落下した粉体が液面上に堆積して液体への溶解が阻害されるという問題も生じていた。
【0003】
この問題を解決する手段として、例えば、特許文献1に示す攪拌装置が提案されている。
特許文献1に示す攪拌装置は、液体が貯留された密閉タンク内を減圧しつつ、攪拌容器とは別の容器に収容される粉体を、接続配管を経由して攪拌容器の底側から負圧吸引して攪拌容器内に取り込み、攪拌容器内に貯留された液体に溶解させる方式を採用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-42376号公報
【0005】
特許文献1に示す攪拌装置のように、粉体を攪拌容器の底側から負圧吸引して攪拌容器内に取り込み、攪拌容器内に貯留された液体に溶解させる方式であると、粉体が攪拌容器内の雰囲気中を経由することなく、攪拌容器内の液体中に直接送り込まれるため、粉体が攪拌容器内の液面の上方で飛散して攪拌容器の内壁面等を汚して、攪拌装置のメンテナンス性を著しく低下させるという問題が生じることも無く、また、液面に落下した粉体が液面上に堆積して液体への溶解が阻害されるという問題も生じることが無い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に示す攪拌装置においては、攪拌容器の底側から負圧吸引による攪拌容器内への粉体の取り込みを開始する際、バルブを開けた直後に攪拌容器と攪拌容器と別の容器とを接続する配管内の内圧が一時的に低下して、攪拌容器と配管との間で生じる差圧が減少し、これに伴って攪拌容器内に収容されている液体が配管内に流入して粉体と接触して、配管内を閉塞させるという問題が生じる。
【0007】
この問題を解決するために本発明の発明者らが鋭意検討したところ、攪拌容器と当該攪拌容器とは別の粉体を収容する容器とを接続する配管内の内圧を制御することにより、上記課題を解決できることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0008】
具体的には、本発明の攪拌装置は、液体が収容される攪拌容器と、粉体が収容される粉体容器と、前記攪拌容器の底部と前記粉体容器とを接続し、前記粉体容器に収容された粉体を、前記攪拌容器内に移送可能な配管と、前記攪拌容器の内部及び前記配管の内部を減圧する減圧手段と、前記配管に接続され、かつ前記配管の内部の圧力を制御可能な調圧手段とを有する(請求項1)。
【0009】
好ましくは、前記調圧手段は、前記配管内に大気または気体を導入することにより、前記配管の内部の圧力を制御する(請求項2)。
また、前記調圧手段は、調圧バルブの開閉により前記配管内に大気または気体を導入する量を制御することにより、前記配管の内部の圧力を制御する(請求項3)。
【0010】
より好ましくは、前記調圧手段は、直線状に延伸する前記配管の延伸方向が10°~80°変化する部分の前記配管に接続されている(請求項4)。
また、前記配管の延伸方向が変化する部分は、延伸方向が曲線的に変化するR部である(請求項5)。
(【0011】以降は省略されています)

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