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公開番号2024138549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-08
出願番号2024116993,2021028970
出願日2024-07-22,2021-02-25
発明の名称床版揚重装置及び床版揚重装置の設置方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類E01D 21/00 20060101AFI20241001BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】床版揚重装置の重量を軽減させる。
【解決手段】床版揚重装置100は、床版2を吊り上げ可能な揚重機構50と、前後方向に延在し揚重機構50を保持する上側保持体41と、上側保持体41に取り付けられる複数の支柱60A~60Dと、支柱60A~60Dの下方に設けられる走行機構21,26と、支柱60A~60Dの位置を水平方向において上側保持体41に近接した第1位置と上側保持体41から離れた第2位置とに変位させる支柱変位機構70A~70Dと、を備え、支柱変位機構70A~70Dは、支柱60A~60Dと上側保持体41とを水平方向において接続する水平接続部材75と、上側保持体41と水平接続部材75との接続部を支点として水平接続部材75を水平面内において回動可能に支持するヒンジ継手と、を有し、支柱60A~60Dの位置は、水平接続部材75が回動されることに応じて、第1位置と第2位置とに変位可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
床版を吊り上げ可能な揚重機構と、
前後方向に延在し、前記揚重機構を保持する上側保持体と、
前記上側保持体に取り付けられる複数の支柱と、
前記支柱の下方に設けられる走行機構と、
前記支柱の位置を水平方向において前記上側保持体に近接した第1位置と前記上側保持体から離れた第2位置とに変位させる支柱変位機構と、を備え、
前記支柱変位機構は、
前記支柱と前記上側保持体とを水平方向において接続する水平接続部材と、
前記上側保持体と前記水平接続部材との接続部を支点として前記水平接続部材を水平面内において回動可能に支持するヒンジ継手と、を有し、
前記支柱の位置は、前記水平接続部材が回動されることに応じて、前記第1位置と前記第2位置とに変位可能である、
床版揚重装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記支柱には、上下方向に伸縮可能な伸縮機構が設けられる、
請求項1に記載の床版揚重装置。
【請求項3】
床版を吊り上げ可能な揚重機構と、前後方向に延在し前記揚重機構を保持する上側保持体と、前記上側保持体に取り付けられる複数の支柱と、前記支柱の下方に設けられる走行機構と、前記支柱の位置を水平方向において前記上側保持体に近接した第1位置と前記上側保持体から離れた第2位置とに変位させる支柱変位機構と、を備えた床版揚重装置の設置方法であって、
運搬車両の荷台から降ろす際に、前記支柱と前記上側保持体とを水平方向において接続する水平接続部材と前記上側保持体との接続部を支点として、前記水平接続部材を水平面内において回動させることによって、前記支柱の位置を前記第1位置から前記第2位置へと変位させる工程を含む、
床版揚重装置の設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、床版を撤去または架設する床版揚重装置及び床版揚重装置の設置方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、床版を撤去または架設する床版揚重装置が開示されている。この床版揚重装置は、トレーラによる運搬を容易とするために、門形の脚部が上下方向及び幅方向に伸縮する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-232426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の床版揚重装置は、揚重作業時における高さに対してトレーラにより運搬される際の高さを大幅に低くする必要があることから、上下方向における脚部の伸縮量が大きく設定されている。さらに、この床版揚重装置には、脚部を幅方向に伸縮させるために、幅方向に沿って脚部を支持するスライドガイドが設けられている。
【0005】
このように比較的伸縮量が大きい伸縮機構を複数備えた床版揚重装置は、運搬時の大きさをコンパクトにすることができる一方、重量が嵩んでしまう。床版揚重装置の重量が大きいと、床版の撤去または架設が行われる橋梁等への負担が大きくなるとともに、床版揚重装置を運搬するトレーラの燃費を悪化させるおそれがある。
【0006】
本発明は、床版揚重装置の重量を軽減させること、特に運搬時の床版揚重装置の重量を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、床版揚重装置であって、床版を吊り上げ可能な揚重機構と、前後方向に延在し、揚重機構を保持する上側保持体と、上側保持体に取り付けられる複数の支柱と、支柱の下方に設けられる走行機構と、支柱の位置を水平方向において上側保持体に近接した第1位置と上側保持体から離れた第2位置とに変位させる支柱変位機構と、を備え、支柱変位機構は、支柱と上側保持体とを水平方向において接続する水平接続部材と、上側保持体と水平接続部材との接続部を支点として水平接続部材を水平面内において回動可能に支持するヒンジ継手と、を有し、支柱の位置は、水平接続部材が回動されることに応じて、第1位置と第2位置とに変位可能である。
【0008】
また、本発明は、床版を吊り上げ可能な揚重機構と、前後方向に延在し揚重機構を保持する上側保持体と、上側保持体に取り付けられる複数の支柱と、支柱の下方に設けられる走行機構と、支柱の位置を水平方向において上側保持体に近接した第1位置と上側保持体から離れた第2位置とに変位させる支柱変位機構と、を備えた床版揚重装置の設置方法であって、運搬車両の荷台から降ろす際に、支柱と上側保持体とを水平方向において接続する水平接続部材と前記上側保持体との接続部を支点として、水平接続部材を水平面内において回動させることによって、支柱の位置を第1位置から第2位置へと変位させる工程を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、床版揚重装置の重量を軽減させること、特に運搬時の床版揚重装置の重量を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
床版更新作業を説明するための概略図である。
本発明の実施形態に係る床版揚重装置の側面図である。
本発明の実施形態に係る床版揚重装置の平面図である。
図2のA-A線に沿う断面図である。
下側ユニットの運搬状態を示す図である。
上側ユニットの運搬状態を示す図である。
下側ユニットを荷台から降ろす工程を順に説明するための図である。
上側ユニットを荷台から降ろす工程を順に説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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