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公開番号
2024137126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023048521
出願日
2023-03-24
発明の名称
プラスチック光ファイバケーブル及びその製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
6/44 20060101AFI20240927BHJP(光学)
要約
【課題】プラスチック光ファイバの外周に、黒色の一次被覆層を有し、該一次被覆層の外周に二次被覆層を有するプラスチック光ファイバケーブルにおいて、外部装置又は外部装置への連結用部材の着脱時の二次被覆層の欠けを防止する。
【解決手段】プラスチック光ファイバの外周に、黒色の一次被覆層を有し、該一次被覆層の外周に二次被覆層を有するプラスチック光ファイバケーブルであって、該二次被覆層のJIS K7215デュロメータ硬さDに基づく硬度が45以上であり、該二次被覆層の厚さA(mm)と該プラスチック光ファイバケーブルの外径B(mm)が、下記式(1)を満たし、該二次被覆層の一部に外部装置又は外部装置への連結用部材が固定されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
0.10≦A/B≦0.21 (1)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
プラスチック光ファイバの外周に、黒色の一次被覆層を有し、該一次被覆層の外周に二次被覆層を有するプラスチック光ファイバケーブルであって、
該二次被覆層のJIS K7215デュロメータDに基づく硬度が45以上であり、
該二次被覆層の厚さA(mm)と該プラスチック光ファイバケーブルの外径B(mm)が、下記式(1)を満たし、
該二次被覆層の一部に外部装置又は外部装置への連結用部材が固定されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
0.10≦A/B≦0.21 (1)
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記一次被覆層及び前記二次被覆層が、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂及びポリ塩化ビニル樹脂から選ばれる1種又は2種以上を含む、請求項1に記載のプラスチック光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記一次被覆層及び前記二次被覆層が、ポリエチレン樹脂を含む、請求項2に記載のプラスチック光ファイバケーブル。
【請求項4】
前記プラスチック光ファイバが、メチルメタクリレート単独重合体、またはメチルメタクリレートと他の共重合可能な単量体との共重合体を含む、請求項1に記載のプラスチック光ファイバケーブル。
【請求項5】
前記プラスチック光ファイバの外周に、前記一次被覆層及び前記二次被覆層を、共押出方式で一括被覆する工程を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバケーブルの製造方法。
【請求項6】
前記プラスチック光ファイバの外周に前記一次被覆層を形成する工程と、該一次被覆層を形成したプラスチック光ファイバを加熱し、加熱された該光ファイバケーブルの該一次被覆層の外周に二次被覆層を形成する工程とを有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のプラスチック光ファイバケーブルの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック光ファイバケーブルとこのプラスチック光ファイバケーブルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
メチルメタクリレート等の透明性の高い樹脂からなるコアを有するプラスチック光ファイバ(POF)は、列車内、航空機内、自動車等の車両内等での光情報通信や、ファクトリーオートメーション(FA)分野の光情報通信に用いられている。上記の光情報通信分野では、通常プラスチック光ファイバは、その外周に樹脂を被覆したプラスチック光ファイバケーブル(以下、「光ファイバケーブル」と称す場合がある。)の形態で使用される。
【0003】
例えば、特許文献1には、プラスチック光ファイバの外周に一次被覆層と二次被覆層を設けた光ファイバケーブルにおいて、一次被覆層と二次被覆層が剥離しないように密着強度が高められ、且つ着色性に優れたプラスチック光ファイバケーブルを提供するために、「プラスチック光ファイバの外側に、黒色ポリアミド樹脂からなる一次被覆層と、一次被覆層の外側に着色ポリアミド樹脂からなる二次被覆層を有するプラスチック光ファイバケーブルであって、30mm被覆長における一次被覆層と二次被覆層との密着強度が98N以上であるプラスチック光ファイバケーブル」が開示されている。
特許文献1には、このプラスチック光ファイバケーブルの両端または片端にプラグ部を有するプラグ付プラスチック光ファイバケーブルとすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-98865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このようなプラスチック光ファイバケーブルでは、プラグ等の外部装置又は外部装置への連結用部材の着脱の際に、二次被覆層の一部が欠けるという問題があった。二次被覆層の一部が欠けて生じた破片がファイバ周辺に残存することは、光を遮断する要因となり、光ファイバケーブルの光量低下をもたらす大きな問題となる。
【0006】
なお、この二次被覆層の欠けの原因としては、二次被覆層自体が脆弱であることによる欠けと、一次被覆層と二次被覆層の界面での剥離との2つが挙げられる。
【0007】
本発明は、プラスチック光ファイバの外周に、黒色の一次被覆層を有し、該一次被覆層の外周に二次被覆層を有するプラスチック光ファイバケーブルにおいて、外部装置又は外部装置への連結用部材の着脱時の二次被覆層の欠けを防止したプラスチック光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決すべく検討を重ねた結果、二次被覆層の硬度を高めると共に、二次被覆層の厚さとプラスチック光ファイバケーブルの外径との比を所定範囲とすることで、上記課題を解決することができることを知見した。
即ち、本発明は以下を要旨とする。
【0009】
[1] プラスチック光ファイバの外周に、黒色の一次被覆層を有し、該一次被覆層の外周に二次被覆層を有するプラスチック光ファイバケーブルであって、
該二次被覆層のJIS K7215デュロメータ硬さDに基づく硬度が45以上であり、
該二次被覆層の厚さA(mm)と該プラスチック光ファイバケーブルの外径B(mm)が、下記式(1)を満たし、
該二次被覆層の一部に外部装置又は外部装置への連結用部材が固定されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
0.10≦A/B≦0.21 (1)
【0010】
[2] 前記一次被覆層及び前記二次被覆層が、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂及びポリ塩化ビニル樹脂から選ばれる1種又は2種以上を含む、[1]に記載のプラスチック光ファイバケーブル。
(【0011】以降は省略されています)
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