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公開番号2024136869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048162
出願日2023-03-24
発明の名称電子ミラー、およびその制御方法
出願人パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人個人
主分類G02F 1/1335 20060101AFI20240927BHJP(光学)
要約【課題】防眩機能を提供する電子ミラーにおいて、ユーザの視認性の低下を抑制するための構成を提供する。
【解決手段】電子ミラーは、第1の偏光板と、前記第1の偏光板の背面側に配置され、印加電圧により光の旋光性が制御される液晶層と、前記液晶層の背面側に配置され、偏光軸に基づいて、前記液晶層からの光を反射または透過させる反射型偏光板と、前記反射型偏光板の背面側に配置される第2の偏光板と、前記第2の偏光板の背面側に配置される液晶セルと、前記液晶セルの背面側に配置されるバックライトと、を有し、前記第2の偏光板の曇り度は、3.0%~8.0%の範囲内にて構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の偏光板と、
前記第1の偏光板の背面側に配置され、印加電圧により光の旋光性が制御される液晶層と、
前記液晶層の背面側に配置され、偏光軸に基づいて、前記液晶層からの光を反射または透過させる反射型偏光板と、
前記反射型偏光板の背面側に配置される第2の偏光板と、
前記第2の偏光板の背面側に配置される液晶セルと、
前記液晶セルの背面側に配置されるバックライトと、
を有し、
前記第2の偏光板の曇り度は、3.0%~8.0%の範囲内にて構成される、
電子ミラー。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第2の偏光板は、アンチグレア処理が適用されている、請求項1に記載の電子ミラー。
【請求項3】
前記反射型偏光板と前記第2の偏光板との間にはエアギャップが形成される、請求項1に記載の電子ミラー。
【請求項4】
第1の偏光板と、
前記第1の偏光板の背面側に配置され、印加電圧により光の旋光性が制御される液晶層と、
前記液晶層の背面側に配置され、偏光軸に基づいて、前記液晶層からの光を反射または透過させる反射型偏光板と、
前記反射型偏光板の背面側に配置される第2の偏光板と、
前記第2の偏光板の背面側に配置される液晶セルと、
前記液晶セルの背面側に配置されるバックライトと、
を有し、
前記反射型偏光板と前記第2の偏光板は、接着部材にて接着される、
電子ミラー。
【請求項5】
前記接着部材は、アクリル系粘着剤またはシリコン系粘着剤である、請求項4に記載の電子ミラー。
【請求項6】
前記接着部材は、光を拡散させるための拡散材料を含む、請求項4に記載の電子ミラー。
【請求項7】
前記拡散材料は、ケイ素系粒子である、請求項6に記載の電子ミラー。
【請求項8】
前記第2の偏光板と前記液晶セルとの間にはエアギャップが存在する、請求項4に記載の電子ミラー。
【請求項9】
第1の偏光板と、
前記第1の偏光板の背面側に配置され、印加電圧により光の旋光性が制御される液晶層と、
前記液晶層の背面側に配置され、偏光軸に基づいて、前記液晶層からの光を反射または透過させる反射型偏光板と、
前記反射型偏光板の背面側に配置される液晶セルと、
前記液晶セルの背面側に配置されるバックライトと、
を有する電子ミラー。
【請求項10】
前記反射型偏光板と前記液晶セルとの間にはエアギャップが存在する、請求項9に記載の電子ミラー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子ミラー、およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両の運転中などに、周辺車両などからの照射光が車載ミラーにて反射されることで、運転者の車両の操作性を低下させるような事象が生じ得る。従来、このような事象に対応して、車載の電子ミラーでは防眩機能を備えるものがある。
【0003】
例えば、特許文献1では、防眩・被防眩を切り替え可能な液晶防眩ミラーにおいて、透過損失が少なく、明るい画面を提供可能とする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-8881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
防眩機能を提供する電子ミラーでは、一定の状況下では、ユーザの視認性の低下が生じ得る。
【0006】
本開示は、上記のような課題を鑑み、防眩機能を提供する電子ミラーにおいて、ユーザの視認性の低下を抑制するための構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、第1の偏光板と、前記第1の偏光板の背面側に配置され、印加電圧により光の旋光性が制御される液晶層と、前記液晶層の背面側に配置され、偏光軸に基づいて、前記液晶層からの光を反射または透過させる反射型偏光板と、前記反射型偏光板の背面側に配置される第2の偏光板と、前記第2の偏光板の背面側に配置される液晶セルと、前記液晶セルの背面側に配置されるバックライトと、を有し、前記第2の偏光板の曇り度は、3.0%~8.0%の範囲内にて構成される、電子ミラーを提供する。
【0008】
また、本開示は、第1の偏光板と、前記第1の偏光板の背面側に配置され、印加電圧により光の旋光性が制御される液晶層と、前記液晶層の背面側に配置され、偏光軸に基づいて、前記液晶層からの光を反射または透過させる反射型偏光板と、前記反射型偏光板の背面側に配置される第2の偏光板と、前記第2の偏光板の背面側に配置される液晶セルと、前記液晶セルの背面側に配置されるバックライトと、を有し、前記反射型偏光板と前記第2の偏光板は、接着部材にて接着される、電子ミラーを提供する。
【0009】
また、本開示は、第1の偏光板と、前記第1の偏光板の背面側に配置され、印加電圧により光の旋光性が制御される液晶層と、前記液晶層の背面側に配置され、偏光軸に基づいて、前記液晶層からの光を反射または透過させる反射型偏光板と、前記反射型偏光板の背面側に配置される液晶セルと、前記液晶セルの背面側に配置されるバックライトと、を有する電子ミラーを提供する。
【0010】
また、本開示は、防眩機能を切り替え可能に構成される電子ミラーであって、光の反射率が制御される表示構造と、前記表示構造の前面側からの第1の照度と、前記表示構造の背面側からの第2の照度とを取得する照度センサと、前記第1の照度および前記第2の照度に基づいて、前記表示構造が備える液晶層に対する印加電圧を調整することにより、前記防眩機能を制御する制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記防眩機能の動作時において、前記表示構造の反射率が所定の範囲になるように前記印加電圧を調整する、電子ミラーを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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