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公開番号
2024136077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023047046
出願日
2023-03-23
発明の名称
両吸込渦巻ポンプ
出願人
大阪瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F04D
29/64 20060101AFI20240927BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】本来構成を有効利用した簡素な構成で、羽根車の吸込部にキャビテーションが発生することを抑制する両吸込渦巻ポンプを提供する。
【解決手段】回転軸1に固定された両吸込遠心型の羽根車Hと、当該羽根車Hを収納するケーシングKとを備え、ケーシングKの内部のポンプ吐出流路3とポンプ吸込流路2との間に、羽根車Hの吸込部Dを形成する吸込部形成部分5AとケーシングKのマウスリングMとが対向する状態で配置され、ケーシングKの内部のポンプ吐出流路3からマウスリングMと吸込部形成部分5Aとの間を通してポンプ吸込流路3に流出する液体を吸込部Dに案内する案内部Maが、マウスリングMに設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸に固定された両吸込遠心型の羽根車と、当該羽根車を収納するケーシングとを備え、
前記ケーシングの内部のポンプ吐出流路とポンプ吸込流路との間に、前記羽根車の吸込部を形成する吸込部形成部分と前記ケーシングのマウスリングとが対向する状態で配置された両吸込渦巻ポンプであって、
前記ケーシングの内部の前記ポンプ吐出流路から前記マウスリングと前記吸込部形成部分との間を通して前記ポンプ吸込流路に流出する液体を前記吸込部に案内する案内部が、前記マウスリングに設けられている両吸込渦巻ポンプ。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記案内部が、前記マウスリングと一体形成されている請求項1に記載の両吸込渦巻ポンプ。
【請求項3】
前記案内部が、液体案内面を前記回転軸の軸心と直交する姿勢で備えている請求項1又は2に記載の両吸込渦巻ポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転軸に固定された両吸込遠心型の羽根車と、当該羽根車を収納するケーシングとを備え、前記ケーシングの内部のポンプ吐出流路とポンプ吸込流路との間に、前記羽根車の吸込部を形成する吸込部形成部分と前記ケーシングのマウスリングとが対向する状態で配置された両吸込渦巻ポンプに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
かかる両吸込渦巻ポンプは、回転軸の軸心方向視にて、ケーシングの左右方向の一方側に吸込口が形成された吸込用管部が突出され、ケーシングの左右方向の他方側に吐出口が形成された吐出用管部が突出されている。ケーシングの内部における羽根車の回転軸の軸心方向の両側に位置するポンプ吸込流路に、吸込用管部の吸込口から流入した液体が流動され、ケーシングの羽根車を収納する部分における羽根車の外方側箇所には、吐出用管部に連通するポンプ吐出流路(渦巻き状の流路)が形成されている。
【0003】
そして、羽根車の両側に位置する吸込部の夫々がポンプ吸込流路に連通する状態で位置しており、羽根車の回転に伴って、ポンプ吸込流路の液体が吸込部を通して羽根車の内部に流動した後、羽根車の外周よりポンプ吐出流路に吐出され、吐出用筒部を通して流動されることになる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1においては詳細な説明は省略されているが、ポンプ吐出流路とポンプ吸込流路との間に、羽根車の吸込部を形成する吸込部形成部分(円筒状部分)とケーシングのマウスリングとが、対向する状態で配置されて、ポンプ吐出流路を流動する液体がポンプ吸込流路に逆流することを抑制するように構成されている。
【0005】
尚、吸込部形成部分とマウスリングとは、ポンプ吐出流路に吐出された液体がポンプ吸込流路に逆流することを抑制すべく、近接させた状態に設けられることになるが、ケーシングに固定されるマウスリングに対して、吸込部形成部分が羽根車の回転に伴って回転するため、吸込部形成部分とマウスリングとは密着させることができない。換言すると、吸込部形成部分とマウスリングとの間には隙間が存在し、その隙間を通して、ポンプ吐出流路を流動する液体がわずかではあるがポンプ吸込流路に逆流することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-2948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図4に示す如く、両吸込渦巻ポンプPを、液体が流動する本管30の端部近くから屈曲させた分岐管31に接続する形態で設置する場合がある。尚、図4においては、両吸込渦巻ポンプPと分岐管31との間にストレーナ32が配置されている。
【0008】
両吸込渦巻ポンプPを分岐管31に接続して使用する際に、分岐管31の長さが短い場合には、羽根車の吸込部に近接する箇所にキャビテーションが発生して、羽根車にクラックやエロージョンが発生する不都合がある。
つまり、例えば、両吸込渦巻ポンプPを、蒸気タービンの冷却水を、当該蒸気タービンと冷却塔との間で循環流動させるために使用すると、羽根車の吸込部に相当する箇所にキャビテーションが発生する虞があった。
【0009】
図5は、本管30からの液体が、分岐管31を経由して両吸込渦巻ポンプPの両側に位置するA側のポンプ吸込流路及びB側のポンプ吸込流路に流れる状態をシミュレーションした図である。B側のポンプ吸込流路は、本管30の端部側に位置し、A側のポンプ吸込流路は、B側のポンプ吸込流路よりも本管30の上流側に位置する。
【0010】
本管30からの液体は、分岐管31を流動する際に、B側のポンプ吸込流路の方に偏った状態で流動することになり、その結果、A側のポンプ吸込流路を流れる液体量とB側のポンプ吸込流路を流れる液体量とが異なる。例えば、B側のポンプ吸込流路を流れる液体量が、A側のポンプ吸込流路を流れる液体量よりも、数%(例えば、6%)多くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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