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公開番号2024135950
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046871
出願日2023-03-23
発明の名称磁気ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 5/596 20060101AFI20240927BHJP(情報記憶)
要約【課題】サーボ情報のサンプリング周期に適応して制御器のフィルタ特性を変える磁気ディスク装置を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る磁気ディスク装置は、制御器と並列に設けられ、特定の周波数でピークを持ち、係数が感度関数と制御対象によって決まるデジタルフィルタによるループ整形フィルタを備え、サーボ情報のサンプリング周期の変化に基づいて、前記デジタルフィルタのフィルタ係数を更新する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御器と並列に設けられ、特定の周波数でピークを持ち、係数が感度関数と制御対象によって決まるデジタルフィルタによるループ整形フィルタを備え、
サーボ情報のサンプリング周期の変化に基づいて、前記デジタルフィルタのフィルタ係数を決定する磁気ディスク装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
少なくとも第1サンプリング周期と、前記第1サンプリング周期に対して求めた前記デジタルフィルタの第1フィルタ係数を適用した第1デジタルフィルタのゲイン特性がピークとなる周波数である第1角周波数と、前記第1角周波数と異なる第2角周波数と、前記第1フィルタ係数を求めるときに用いた第1感度パラメータとに基づいて、
前記第1サンプリング周期と異なる第2サンプリング周期に対する前記デジタルフィルタの第2フィルタ係数を求めるフィルタ係数更新部を備える請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
少なくとも前記サンプリング周期、前記第1感度パラメータ、前記第1角周波数、前記第2角周波数を用いて、前記第2フィルタ係数を算出するフィルタ係数計算部を備え、
前記フィルタ係数計算部は、前記サンプリング周期が前記第1サンプリング周期から前記第2サンプリング周期に切り替わったときに、前記第2フィルタ係数を算出して、算出した前記第2フィルタ係数を前記デジタルフィルタに適用する請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記フィルタ係数更新部は、前記第1角周波数における第1ゲインと前記第2角周波数における第2ゲインの差であるゲイン剥離量を求め、予め設定されたゲイン剥離の許容量に基づいて前記第2フィルタ係数を求める請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記フィルタ係数更新部は、前記第1角周波数における第1位相と前記第2角周波数における第2位相の差である位相剥離量を求め、予め設定された位相剥離の許容量に基づいて前記第2フィルタ係数を求める請求項4に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記ゲイン剥離の許容量を0とする請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記ゲイン剥離の許容量、位相剥離の許容量の少なくともいずれか調整をする請求項6に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
前記第2サンプリング周期の候補である複数の第3サンプリング周期それぞれに対して第3フィルタ係数を求め、保存するパラメータ保存部を備え、
前記フィルタ係数更新部は、前記サンプリング周期が前記第1サンプリング周期から前記第2サンプリング周期に切り替わったときに、前記パラメータ保存部から前記第2サンプリング周期に対する前記第3フィルタ係数を取得して、取得した前記第3フィルタ係数を前記デジタルフィルタに適用する請求項2に記載の磁気ディスク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(HDD)などの磁気ディスク装置では、回転するディスクの目標トラックにヘッドの位置を合わせるためにトラッキング制御を行う。トラッキング制御においては、ディスク上に書き込まれているサーボ情報を用いてヘッドとディスクとの位置関係を検知するが、トラッキング精度を劣化させる回転非同期外乱(NRRO:Non Repetitive Run-Out)などの外乱要因を抑えるために、ループ整形フィルタを用いることがある。
しかしながら、ディスクの回転数が変わる等してサーボ情報のサンプリング周期が変わると、回転非同期外乱(NRRO)などを抑圧するフィルタの特性が変化する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第5072318号明細書
米国特許第7054094号明細書
米国特許第8503124号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、サーボ情報のサンプリング周期に適応して制御器のフィルタ特性を変える磁気ディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、制御器と並列に設けられ、特定の周波数でピークを持ち、係数が感度関数と制御対象によって決まるデジタルフィルタによるループ整形フィルタを備え、サーボ情報のサンプリング周期の変化に基づいて、前記デジタルフィルタのループ整形フィルタ係数を更新する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成図である。
図2は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置におけるサーボ制御部及び関連部位のブロック線図の例である。
図3は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置におけるフィルタA[z]の周波数特性の例である。
図4は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の準備時の処理動作を示すフローチャートである。
図5は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の利用時の処理動作を示すフローチャートである。
図6は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置が第2の設計パラメータを決定する際の処理動作を示すフローチャートである。
図7は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置における第1と第2の設計パラメータの関係を説明する図である。
図8は、第2の実施形態に係る磁気ディスク装置が第2の設計パラメータを決定する際の処理動作を示すフローチャートである。
図9は、第2の実施形態に係る磁気ディスク装置のフィルタA[z]の周波数特性の例である。
図10は、第3の実施形態に係る磁気ディスク装置の準備時の処理動作を示すフローチャートである。
図11は、第3の実施形態に係る磁気ディスク装置が備える第1と第2の設計パラメータの関係を示すテーブルの例である。
図12は、第3の実施形態に係る磁気ディスク装置の利用時の処理動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
【0008】
(第1の実施形態)
本実施形態の磁気ディスク装置は、サーボ情報のサンプリング周期の変化を検知するとフィルタ係数を再計算し、回転非同期外乱(NRRO)を抑圧するフィルタを変更する。
【0009】
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置の構成図である。
【0010】
磁気ディスク装置1は、データが読み書きされる磁気ディスク11(以降、単にディスクと称することもある)を備える記憶装置であり、演算処理などのコンピュータ機能を備えた、例えば、マイクロプロセッサなどの処理装置を備える。磁気ディスク装置1は、接続されるホストシステム2から受信するコマンドなどに基づいて、ホストシステム2へデータを出力したり、ホストシステム2から入力されるデータをディスク11に書き込んだりする。
(【0011】以降は省略されています)

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