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公開番号2024134576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044834
出願日2023-03-21
発明の名称駆動ユニット、駆動ユニットの製造方法
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 1/00 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】設計開発に要する期間の長期化やコストの増加を抑制しつつ、信頼性の高い駆動ユニット、及び駆動ユニットの製造方法を提供する。
【解決手段】駆動ユニット20は、最高速度が60km/h以下である電動車両10に適用される。駆動ユニット20は、駆動輪12に回転動力を付与するシャフト54と、モータ30と、インバータと、モータ30及びインバータを収容するハウジングとを備えている。モータ30は、公道を走行可能な自動車に使用される電動パワーステアリング用のモータである。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動輪(12)を備える電動車両(10,110)であって、最高速度が60km/h以下である電動車両に適用される駆動ユニット(20,120A~120D)において、
前記駆動輪に回転動力を付与するシャフト(54,154A~154D)と、
ステータ巻線(33a)、及び前記シャフトを回転させるロータ(31)を含むモータ(30,130A~130D)と、
前記ステータ巻線に電気的に接続され、スイッチング制御されることにより前記ステータ巻線に電流を流すインバータ(45)と、
前記モータ及び前記インバータを収容するハウジング(34)と、
を備え、
前記モータは、公道を走行可能な自動車に使用される電動パワーステアリング用のモータである、駆動ユニット。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記駆動ユニットの前記モータを構成する主要部品は、電動パワーステアリング用のモータを構成する主要部品と同一である、請求項1に記載の駆動ユニット。
【請求項3】
前記主要部品は、前記モータの磁気回路を構成する部品である、請求項2に記載の駆動ユニット。
【請求項4】
前記主要部品は、前記モータの駆動制御用の電気回路を構成する部品である、請求項2又は3に記載の駆動ユニット。
【請求項5】
前記電気回路を構成する部品には、前記インバータ、前記モータの駆動制御を行うマイコン(47)、及び前記駆動制御に用いるセンサ(49)が含まれる、請求項4に記載の駆動ユニット。
【請求項6】
前記駆動ユニットの前記モータは、前記電動パワーステアリング用のモータと同じ出力を有する、請求項2又は3に記載の駆動ユニット。
【請求項7】
駆動輪(12)を備える電動車両(10,110)であって、最高速度が60km/h以下である電動車両に適用される駆動ユニット(20,120A~120D)の製造方法において、
前記駆動ユニットは、
前記駆動輪に回転動力を付与するシャフト(54,154A~154D)と、
ステータ巻線(33a)、及び前記シャフトを回転させるロータ(31)を含むモータ(30,130A~130D)と、
前記ステータ巻線に電気的に接続され、スイッチング制御されることにより前記ステータ巻線に電流を流すインバータ(45)と、
前記モータ及び前記インバータを収容するハウジング(34)と、
を備え、
前記モータを製造する工程と、
製造された前記モータのうち、一部のモータを、電動パワーステアリング装置を製造するためのモータとして供給し、一部のモータを、前記駆動ユニットを製造するためのモータとして供給する工程と、
供給された前記モータを用いて、前記駆動ユニットを製造する工程と、
を備える、駆動ユニットの製造方法。
【請求項8】
前記駆動輪は、複数であり、
前記電動車両には、直流電源装置(14,15)が備えられ、
前記駆動ユニットは、各駆動輪に対応して設けられ、
前記各駆動ユニットの前記ハウジングに設けられ、前記インバータと前記直流電源装置とを電気的に接続するケーブル(74)のプラグ(70)が挿入されるレセプタクル(60,160A~160D)を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の駆動ユニット。
【請求項9】
前記各駆動ユニットにおいて、前記レセプタクルは、前記レセプタクルに形成されたレセプタクル開口部(65)を上側に向けた状態で前記ハウジングの上部に設けられている、請求項8に記載の駆動ユニット。
【請求項10】
前記電動車両には、前記駆動輪として、
車長方向(X)において前記直流電源装置に対して前側に設けられた前側駆動輪(12FL,12FR)と、
車長方向において前記直流電源装置に対して後側に設けられた後側駆動輪(12RL,12RR)と、
が備えられ、
前記前側駆動輪を回転させる前記駆動ユニットである前側ユニット(20F)は、車幅方向(Y)において前記前側駆動輪と並んで配置されており、
前記後側駆動輪を回転させる前記駆動ユニットである後側ユニット(20R)は、車幅方向において前記後側駆動輪と並んで配置されており、
前記前側ユニット及び前記後側ユニットにおいて、前記レセプタクルは、前記レセプタクルに形成されたレセプタクル開口部(65)を車長方向において前記直流電源装置側に向けた状態で、前記ハウジングのうち車長方向において前記直流電源装置側の側面に設けられている、請求項8に記載の駆動ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、駆動ユニット、及び駆動ユニットの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、最高速度が60km/h以下である電動車両が知られている。なお、このような電動車両の例として、特許文献1に開示された無人搬送車が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-30131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車両の駆動輪を回転させるためには、駆動ユニットが必要になる。駆動ユニットは、駆動輪に回転動力を付与するシャフトと、モータと、モータのステータ巻線に電気的に接続されるインバータと、モータ及びインバータを収容するハウジングとを備えている。上記電動車両は、例えば、走行路面の凹凸による振動や、湿気、塵埃等にさらされ得る。このため、信頼性の高い駆動ユニットを新たに設計開発する必要がある。しかしながら、この場合、設計開発に要する期間が長期化したり、設計開発に伴うコストが増加したりする懸念がある。
【0005】
本開示は、設計開発に要する期間の長期化やコストの増加を抑制しつつ、信頼性の高い駆動ユニット、及び駆動ユニットの製造方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、駆動輪を備える電動車両であって、最高速度が60km/h以下である電動車両に適用される駆動ユニットにおいて、
前記駆動輪に回転動力を付与するシャフトと、
ステータ巻線、及び前記シャフトを回転させるロータを含むモータと、
前記ステータ巻線に電気的に接続され、スイッチング制御されることにより前記ステータ巻線に電流を流すインバータと、
前記モータ及び前記インバータを収容するハウジングと、
を備え、
前記モータは、公道を走行可能な自動車に使用される電動パワーステアリング用のモータである。
【0007】
本開示において、駆動ユニットを構成するモータとして、公道を走行可能な自動車に使用される電動パワーステアリング(Electric Power Steering)用のモータが流用されている。これにより、設計開発に要する期間の長期化やコストの増加を抑制しつつ、信頼性の高い駆動ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る無人搬送車の側面図。
無人搬送車の電動駆動装置及び蓄電部等を上方から見た図。
駆動ユニットの縦断面図。
図3のモータ部分における4-4線断面図。
無人搬送車の電気的構成を示す図。
駆動ユニットの一部の平面図。
駆動ユニットの一部の側面図。
各駆動ユニットと変圧器,上位ECUとのケーブルを介した接続態様を示す平面図。
第2実施形態に係る駆動ユニットの一部の側面図。
各駆動ユニットと変圧器,上位ECUとのケーブルを介した接続態様を示す平面図。
第3実施形態に係る駆動ユニットの一部の側面図。
各駆動ユニットと変圧器,上位ECUとのケーブルを介した接続態様を示す平面図。
第4実施形態に係る各駆動ユニットと変圧器,上位ECUとのケーブルを介した接続態様を示す平面図。
第5実施形態に係る各駆動ユニットと変圧器,上位ECUとのケーブルを介した接続態様を示す平面図。
駆動ユニットを車幅方向の中央側から見た図。
第6実施形態に係るスパイラルケーブルを示す図。
スパイラルケーブルの横断面を示す図。
第7実施形態に係る無人搬送車の電動駆動装置及び蓄電部等を上方から見た図。
第8実施形態に係る電動駆動装置等の製造工程を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分及び/又は関連付けられる部分には同一の参照符号、又は百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分及び/又は関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
【0010】
<第1実施形態>
以下、本開示に係る電動駆動装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。電動駆動装置は、小型モビリティに適用される。本実施形態の小型モビリティは、走行速度(具体的には最高走行速度)が例えば10km/h以下の低速で走行する車両であり、具体的には工場で用いられる電動車両の無人搬送車(AGV)である。
(【0011】以降は省略されています)

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