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公開番号2024134572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044829
出願日2023-03-21
発明の名称ワイパ制御装置
出願人株式会社デンソーエレクトロニクス
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類B60S 1/08 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】ワイパモータを駆動させる素子、これらに接続された配線、ワイパモータおよびワイパの異常を判定するワイパ制御装置を提供する。
【解決手段】ワイパ制御装置30の判定部64は、電源電圧Vbと、Hi電圧Vm_Hiと、Lo電圧Vm_Loと、第1Hi閾値Vm_Hi_th1と、第1Lo閾値Vm_Lo_th1と、第2Hi閾値Vm_Hi_th2と、第2Lo閾値Vm_Lo_th2とに基づいて、Hiスイッチ35、Loスイッチ45、Hi配線37、Lo配線47、ワイパモータ100およびワイパに異常があるか否かを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイパ制御装置であって、
回転することでワイパ(90)を駆動させるワイパモータ(100)の第1端子(104)に接続されている第1配線(37)と、
前記ワイパモータの前記第1端子とは異なる端子である第2端子(106)に接続されている第2配線(47)と、
オンすることにより、前記第1配線を介して電源電圧(Vb)を前記第1端子に印加することで、前記ワイパモータを回転させる第1駆動素子(35)と、
オンすることにより、前記第2配線を介して前記電源電圧を前記第2端子に印加することで、前記電源電圧が前記第1端子に印加されるときよりも低速で前記ワイパモータを回転させる第2駆動素子(45)と、
異常を判定する判定部(64)と、
を備え、
前記判定部は、
前記電源電圧と、
前記第1端子の電圧(Vm_Hi)と、
前記第2端子の電圧(Vm_Lo)と、
前記電源電圧が前記第1端子および前記第2端子に印加されていないときの前記第1端子の電圧である第1電圧に関する値(Vm_Hi_th1)と、
前記電源電圧が前記第1端子および前記第2端子に印加されていないときの前記第2端子の電圧である第2電圧に関する値(Vm_Lo_th1)と、
前記電源電圧が前記第2端子に印加されるときに前記ワイパモータが回転することにより発生する前記第1端子の電圧(Vf_Hi)以上かつ前記電源電圧よりも小さい電圧である第3電圧に関する値(Vm_Hi_th2)と、
前記電源電圧が前記第1端子に印加されるときに前記ワイパモータが回転することにより発生する前記第2端子の電圧(Vf_Lo)以下かつ前記電源電圧よりも大きいである第4電圧に関する値(Vm_Lo_th2)と、
に基づいて、前記第1駆動素子、前記第2駆動素子、前記第1配線、前記第2配線、前記ワイパモータおよび前記ワイパに異常があるか否かを判定するワイパ制御装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記判定部は、
前記電源電圧が前記第1端子に印加されることで前記ワイパモータが回転する場合に、
前記第1端子の電圧が前記第1電圧に関する値以下、かつ、前記第2端子の電圧が前記第2電圧に関する値以下であるとき、
前記第1駆動素子、前記第1配線および前記ワイパモータの少なくとも1つに異常があると判定する請求項1に記載のワイパ制御装置。
【請求項3】
前記判定部は、
前記電源電圧が前記第1端子に印加されることで前記ワイパモータが回転する場合に、
前記第1端子の電圧が前記第1電圧に関する値よりも大きい、かつ、前記第2端子の電圧が前記第2電圧に関する値以下であるとき、
前記ワイパの固定異常があると判定する請求項1または2に記載のワイパ制御装置。
【請求項4】
前記判定部は、
前記電源電圧が前記第1端子に印加されることで前記ワイパモータが回転する場合に、
前記第2端子の電圧が前記電源電圧以上、前記第4電圧に関する値未満であるとき、
前記第2駆動素子および前記第2配線の少なくとも一方に異常があると判定する請求項1または2に記載のワイパ制御装置。
【請求項5】
前記判定部は、
前記電源電圧が前記第2端子に印加されることで前記ワイパモータが回転する場合に、
前記第1端子の電圧が前記第1電圧に関する値以下、かつ、前記第2端子の電圧が前記第2電圧に関する値以下であるとき、
前記第2駆動素子、前記第2配線および前記ワイパモータの少なくとも1つに異常があると判定する請求項1または2に記載のワイパ制御装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記電源電圧が前記第2端子に印加されることで前記ワイパモータが回転する場合に、
前記第1端子の電圧が前記第1電圧に関する値以下、かつ、前記第2端子の電圧が前記第2電圧に関する値よりも大きいとき、
前記ワイパの固定異常があると判定する請求項1または2に記載のワイパ制御装置。
【請求項7】
前記判定部は、
前記電源電圧が前記第2端子に印加されることで前記ワイパモータが回転する場合に、
前記第1端子の電圧が前記第3電圧に関する値よりも大きく、前記電源電圧以下であるとき、
前記第1駆動素子および前記第1配線の少なくとも一方に異常があると判定する請求項1または2に記載のワイパ制御装置。
【請求項8】
前記判定部は、
前記ワイパモータが停止する場合に、
前記第1端子の電圧が前記第1電圧に関する値よりも大きいとき、
前記第1駆動素子および前記第1配線の少なくとも一方に異常があると判定する請求項1または2のワイパ制御装置。
【請求項9】
前記判定部は、
前記ワイパモータが停止する場合に、
前記第2端子の電圧が前記第2電圧に関する値よりも大きいとき、
前記第2駆動素子および前記第2配線の少なくとも一方に異常があると判定する請求項1または2のワイパ制御装置。
【請求項10】
ワイパ制御装置であって、
回転することでワイパ(90)を駆動させるワイパモータ(100)の第1端子(104)に接続されている第1配線(37)と、
前記ワイパモータの前記第1端子とは異なる端子である第2端子(106)に接続されている第2配線(47)と、
オンすることにより、電源電圧(Vb)を印加する第1駆動素子(71)と、
前記第1配線および前記第2配線と接続されているとともに、オンオフすることにより、前記第1駆動素子からの前記電源電圧を前記第1端子および前記第2端子のどちらかに印加する第2駆動素子(72)と、
異常を判定する判定部(64)と、
を備え、
前記ワイパモータは、前記第2配線を介して前記電源電圧が前記第2端子に印加されるとき、前記第1配線を介して前記電源電圧が前記第1端子に印加されるときよりも低速で回転し、
前記判定部は、
前記電源電圧と、
前記第1端子の電圧(Vm_Hi)と、
前記第2端子の電圧(Vm_Lo)と、
前記電源電圧が前記第1端子および前記第2端子に印加されていないときの前記第1端子の電圧である第1電圧に関する値(Vm_Hi_th1)と、
前記電源電圧が前記第1端子および前記第2端子に印加されていないときの前記第2端子の電圧である第2電圧に関する値(Vm_Lo_th1)と、
前記電源電圧が前記第2端子に印加されるときに前記ワイパモータが回転することにより発生する前記第1端子の電圧(Vf_Hi)以上かつ前記電源電圧よりも小さい電圧である第3電圧に関する値(Vm_Hi_th2)と、
前記電源電圧が前記第1端子に印加されるときに前記ワイパモータが回転することにより発生する前記第2端子の電圧(Vf_Lo)以下かつ前記電源電圧よりも大きいである第4電圧に関する値(Vm_Lo_th2)と、
に基づいて、前記第1駆動素子、前記第2駆動素子、前記第1配線、前記第2配線、前記ワイパモータおよび前記ワイパに異常があるか否かを判定するワイパ制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイパ制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、ワイパを駆動させるワイパモータと、ワイパモータへの通電をオンオフする半導体スイッチ素子と、半導体スイッチ素子のオンオフを制御するコントローラと、を有するワイパ制御装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-37032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者等の検討によれば、特許文献1に記載されたワイパ制御装置において、ワイパモータの2つの端子にかかる電圧を検出することで、半導体スイッチ素子がオンオフできない等の異常を判定することが考えられる。しかし、一方の端子に電圧が印加されてワイパモータが回転するとき、ワイパモータによる誘導起電力がもう一方の端子に発生する。このため、2つの端子の両方に電圧がかかることから、半導体スイッチ素子の異常判定が困難であるとともに、半導体スイッチ素子に接続されている配線、ワイパモータおよびワイパの異常判定が困難である。
【0005】
本開示は、ワイパモータを駆動させる素子、これらに接続された配線、ワイパモータおよびワイパの異常を判定するワイパ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、ワイパ制御装置であって、回転することでワイパ(90)を駆動させるワイパモータ(100)の第1端子(104)に接続されている第1配線(37)と、ワイパモータの第1端子とは異なる端子である第2端子(106)に接続されている第2配線(47)と、オンすることにより、第1配線を介して電源電圧(Vb)を第1端子に印加することで、ワイパモータを回転させる第1駆動素子(35)と、オンすることにより、第2配線を介して電源電圧を第2端子に印加することで、電源電圧が第1端子に印加されるときよりも低速でワイパモータを回転させる第2駆動素子(45)と、異常を判定する判定部(64)と、を備え、判定部は、電源電圧と、第1端子の電圧(Vm_Hi)と、第2端子の電圧(Vm_Lo)と、電源電圧が第1端子および第2端子に印加されていないときの第1端子の電圧である第1電圧に関する値(Vm_Hi_th1)と、電源電圧が第1端子および第2端子に印加されていないときの第2端子の電圧である第2電圧に関する値(Vm_Lo_th1)と、電源電圧が第2端子に印加されるときにワイパモータが回転することにより発生する第1端子の電圧(Vf_Hi)以上かつ電源電圧よりも小さい電圧である第3電圧に関する値(Vm_Hi_th2)と、電源電圧が第1端子に印加されるときにワイパモータが回転することにより発生する第2端子の電圧(Vf_Lo)以下かつ電源電圧よりも大きいである第4電圧に関する値(Vm_Lo_th2)と、に基づいて、第1駆動素子、第2駆動素子、第1配線、第2配線、ワイパモータおよびワイパに異常があるか否かを判定するワイパ制御装置である。
【0007】
また、請求項10に記載の発明は、ワイパ制御装置であって、回転することでワイパ(90)を駆動させるワイパモータ(100)の第1端子(104)に接続されている第1配線(37)と、ワイパモータの第1端子とは異なる端子である第2端子(106)に接続されている第2配線(47)と、オンすることにより、電源電圧(Vb)を印加する第1駆動素子(71)と、第1配線および第2配線と接続されているとともに、オンオフすることにより、第1駆動素子からの電源電圧を第1端子および第2端子のどちらかに印加する第2駆動素子(72)と、異常を判定する判定部(64)と、を備え、ワイパモータは、第2配線を介して電源電圧が第2端子に印加されるとき、第1配線を介して電源電圧が第1端子に印加されるときよりも低速で回転し、判定部は、電源電圧と、第1端子の電圧(Vm_Hi)と、第2端子の電圧(Vm_Lo)と、電源電圧が第1端子および第2端子に印加されていないときの第1端子の電圧である第1電圧に関する値(Vm_Hi_th1)と、電源電圧が第1端子および第2端子に印加されていないときの第2端子の電圧である第2電圧に関する値(Vm_Lo_th1)と、電源電圧が第2端子に印加されるときにワイパモータが回転することにより発生する第1端子の電圧(Vf_Hi)以上かつ電源電圧よりも小さい電圧である第3電圧に関する値(Vm_Hi_th2)と、電源電圧が第1端子に印加されるときにワイパモータが回転することにより発生する第2端子の電圧(Vf_Lo)以下かつ電源電圧よりも大きいである第4電圧に関する値(Vm_Lo_th2)と、に基づいて、第1駆動素子、第2駆動素子、第1配線、第2配線、ワイパモータおよびワイパに異常があるか否かを判定するワイパ制御装置である。
【0008】
これにより、第1駆動素子、第2駆動素子、第1配線、第2配線、ワイパモータおよびワイパの異常が判定される。
【0009】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態のワイパ制御装置が用いられるワイパ駆動システムの構成図。
ワイパ駆動システムのワイパを示す図。
ワイパ駆動システムのワイパモータの通電時および非通電時における電圧と時間の関係図。
ワイパ制御装置の判定部の処理を示すフローチャート。
判定部の処理を示すフローチャート。
判定部の処理を示すフローチャート。
正常時、Hi側オフ異常時およびワイパ固定異常時におけるワイパモータの電圧と時間の関係図。
正常時、Lo側オン異常時およびLo側オフ異常時におけるワイパモータの電圧と時間の関係図。
正常時およびHi側オン異常時におけるワイパモータの電圧と時間の関係図。
第2実施形態のワイパ制御装置が用いられるワイパ駆動システムの構成図。
正常時、オフ異常時およびワイパ固定異常時におけるワイパモータの電圧と時間の関係図
正常時および第2素子異常時におけるワイパモータの電圧と時間の関係図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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