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公開番号2024134260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044468
出願日2023-03-20
発明の名称中継装置、制御方法及びコンピュータプログラム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類H04L 12/28 20060101AFI20240926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異常と判断されたクラスタに属する第2車載制御装置を停止させ、車載システムの消費電力を抑制する中継装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】車載システム1において、通信バスを介して相互に通信可能な車載制御装置3a~3f間の通信を中継する中継装置は、第1クラスタに属する第1機能を実行する第1車載制御装置が、第2車載制御装置へ送信した第1クラスタフレームの受信状況を監視し、発生状況を取得する監視部と、発生状況と、フレームの発生状況に関する判定基準とに基づき、第1クラスタが正常であるか異常であるかを判定する判定部と、第1クラスタは正常であると判定した場合に、第1車載制御装置から送信された第1クラスタフレームを第2車載制御装置へ送信し、異常であると判定した場合に、第1車載制御装置から送信された第1クラスタフレームを第2車載制御装置へ送信しない起動制御部と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
通信バスを介して相互に通信可能な車載制御装置間の通信を中継する中継装置であって、
第1機能を実行する第1クラスタに属する第1車載制御装置が、前記第1クラスタに属する第2車載制御装置へ送信した第1クラスタフレームを受信する受信部と、
前記受信部のフレームの受信状況を監視し、前記第1車載制御装置から前記第2車載制御装置へ送信される前記第1クラスタフレームの発生状況を取得する監視部と、
前記監視部が取得した前記第1クラスタフレームの発生状況と、フレームの発生状況に関する判定基準とに基づき、前記第1クラスタが正常であるか異常であるかを判定する判定部と、
前記判定部が前記第1クラスタは正常であると判定した場合に、前記第1車載制御装置から送信された前記第1クラスタフレームを前記第2車載制御装置へ送信し、前記判定部が前記第1クラスタは異常であると判定した場合に、前記第1車載制御装置から送信された前記第1クラスタフレームを前記第2車載制御装置へ送信しない起動制御部と、を備える、
中継装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記起動制御部は、前記判定部が前記第1クラスタは異常であると判定した場合に、前記第2車載制御装置を停止させる停止フレームを前記第2車載制御装置へ送信する、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項3】
前記第1クラスタフレームの発生状況は、複数の前記第1クラスタフレームが定期的に送信される継続時間又は前記第1クラスタフレームの発生回数の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の中継装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記車載制御装置に電力を供給する蓄電装置が充電されていない場合には、第1判定基準に基づき前記第1クラスタが正常であるか異常であるかを判定し、前記蓄電装置が充電されている場合には、前記第1判定基準より緩和された第2判定基準に基づき前記第1クラスタが正常であるか異常であるかを判定する、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項5】
前記受信部は、第2機能を実行する第2クラスタに属する第3車載制御装置が、前記第2クラスタに属する第4車載制御装置へ送信した第2クラスタフレームを受信し、
前記監視部は、前記第3車載制御装置から前記第4車載制御装置へ送信される前記第2クラスタフレームの発生状況を取得し、
前記判定部は、前記監視部が取得した前記第2クラスタフレームの発生状況と、前記判定基準とに基づき、前記第2クラスタが正常であるか異常であるかを判定し、
前記起動制御部は、前記判定部が前記第2クラスタは正常であると判定した場合及び前記判定部が前記第2クラスタは異常であると判定した場合のそれぞれにおいて、前記第3車載制御装置から送信された前記第2クラスタフレームを前記第4車載制御装置へ送信する、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項6】
前記第1機能は、前記車載制御装置に電力を供給する蓄電装置の蓄電残量が一定値以上の場合に実行される機能であり、
前記第2機能は、前記蓄電残量が一定値未満の場合にも実行される機能である、
請求項5に記載の中継装置。
【請求項7】
前記判定部が異常であると判定した場合に、ユーザへ前記第1クラスタが異常であることを通知する通知部を更に備える、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項8】
前記通知部が第1クラスタは異常であることを通知した場合において、前記ユーザから与えられた前記第1機能の実行を継続する命令を前記中継装置が受信したときには、前記起動制御部は、前記第1車載制御装置から送信された前記第1クラスタフレームを前記第2車載制御装置へ送信する、請求項7に記載の中継装置。
【請求項9】
前記第1車載制御装置が前記第1機能とは異なる第2機能を実行する第2クラスタにさらに属し、
前記判定部は、前記第1機能が単独で実行されている場合には、第1判定基準に基づき前記第1クラスタが正常であるか異常であるかを判定し、前記第1機能と前記第2機能とが同時に実行されている場合には、前記第1判定基準より緩和された第2判定基準に基づき前記第1クラスタが正常であるか異常であるかを判定する、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項10】
前記判定基準は、前記車載制御装置に電力を供給する蓄電装置の蓄電容量及び前記第1クラスタが消費する電力量に基づき決定される、請求項1に記載の中継装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、中継装置、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、エンジン、トランスミッション等を制御する制御系ECU(Electronic Control Unit)、ヘッドライト、パワーウインドウ等を制御する車体系ECU、ナビゲーション装置、マルチメディア機器等の情報系ECU等、多種の車載装置が搭載される。近年、各車載装置をバスネットワークにて接続する車載システムにおいて、機能(サービス)毎に車載装置をPNC(Partial Network Cluster)と呼ばれるクラスタに分け、サービスの実行に用いられるPNCの車載装置をウェイクアップさせ、その他のPNCの車載装置をスリープさせるパーシャルネットワーク機能が発展してきた。パーシャルネットワーク機能は、ISO(International Organization for Standardization) 11898-6において規格化されている。
【0003】
非特許文献1には、ネットワークマネジメントメッセージ(NMメッセージ)を用いて、ECU間のPNCの要求及び開放情報を通信する技術が開示されている。
【0004】
特許文献1には、メインバッテリからサブバッテリへの給電制御を行う制御装置と、サブバッテリの電池電圧と基準電圧とを比較し、当該電池電圧が基準電圧以下となった場合に、制御装置を起動させるコンパレータとを備え、制御装置は起動した場合に、給電制御を開始する監視システムが開示さている。当該監視システムは、バッテリが過剰に放電し、例えばバッテリに接続された電子機器が動作しない程度にバッテリの端子電圧が下がること(以下、過剰放電と称する。)を回避する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-146462号公報
【非特許文献】
【0006】
AUTOSAR Layered Software Architecture,[online],[令和5年2月23日検索],インターネット<https://www.autosar.org/fileadmin/standards/classic/22-11/AUTOSAR_EXP_LayeredSoftwareArchitecture.pdf> p.182-p.186
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
車載システムにおいては、さらなる消費電力の抑制が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る中継装置は、通信バスを介して相互に通信可能な車載制御装置間の通信を中継する中継装置であって、第1機能を実行する第1クラスタに属する第1車載制御装置が、前記第1クラスタに属する第2車載制御装置へ送信した第1クラスタフレームを受信する受信部と、前記受信部のフレームの受信状況を監視し、前記第1車載制御装置から前記第2車載制御装置へ送信される前記第1クラスタフレームの発生状況を取得する監視部と、前記監視部が取得した前記第1クラスタフレームの発生状況と、フレームの発生状況に関する判定基準とに基づき、前記第1クラスタが正常であるか異常であるかを判定する判定部と、前記判定部が前記第1クラスタは正常であると判定した場合に、前記第1車載制御装置から送信された前記第1クラスタフレームを前記第2車載制御装置へ送信し、前記判定部が前記第1クラスタは異常であると判定した場合に、前記第1車載制御装置から送信された前記第1クラスタフレームを前記第2車載制御装置へ送信しない起動制御部と、を備える。
【0009】
本開示は、上記のような特徴的な構成を備える中継装置、前記中継装置における特徴的な処理をステップとする制御方法、及び前記中継装置に特徴的な処理を実行させるための制御プログラムとして実現することができるだけでなく、前記中継装置の一部又は全部を半導体集積回路として実現することができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、異常と判断されたクラスタに属する第2車載制御装置を停止させ、車載システムの消費電力を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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