TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024132763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023065948,2023040748
出願日2023-04-13,2023-03-15
発明の名称包装体
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人弁理士法人小澤知的財産事務所
主分類A61F 13/551 20060101AFI20240920BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】吸収性物品の使用後に対して吸着性能を発揮できる吸収性物品等を提供する。
【解決手段】包装体(1)は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、及びトップシートとバックシートの間に配置された吸収コアを有する吸収性物品(10)と、吸収性物品を個別に包装する包装シート(20)と、を有する。包装体は、無機物及び有機物の少なくとも一方に吸着する吸着剤(50)を備える。吸着剤は、吸収性物品と別体であって、包装体において吸収性物品を収容した包装空間(WS)内に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収コア、及び着用時に着用物品に止着される止着部を有する吸収性物品と、
前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、
前記吸収性物品と前記包装シートの間に配置され、前記吸収性物品の使用前に前記止着部を覆う剥離シートと、を有する包装体であって、
前記包装体は、無機物及び有機物の少なくとも一方を吸着する吸着剤を備え、
前記吸着剤は、前記吸収性物品と別体であって、前記包装体において前記吸収性物品を収容した包装空間内に設けられており、
前記吸収性物品は、着用者の健康状態を検査するための検査部材を備える、包装体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記吸着剤は、前記剥離シートに接合されず、前記包装シートに接合されている、請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
前記吸着剤は、前記包装シートに接合されず、前記剥離シートに接合されている、請求項1に記載の包装体。
【請求項4】
前記包装シートと前記剥離シートが重なる領域には、前記包装シートと前記剥離シートが接合された接合領域と、前記包装シートと前記剥離シートが接合されていない非接合領域と、が設けられており、
前記吸着剤は、前記非接合領域と重なって配置されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の包装体。
【請求項5】
前記吸収性物品は、幅方向に延びる折り目を基点に二つ折りに折り畳まれており、
前記包装体において前記吸収性物品を取り出す取出口は、前記包装体の前後方向の端部のうち、前記折り目と反対側の端部に設けられるように構成されており、
前記接合領域は、前記折り目を挟んだ前後方向の両側に位置する第1接合領域と第2接合領域を有し、
前記第1接合領域と前記第2接合領域の間には、前記非接合領域が連続して設けられており、
当該非接合領域に重なって、前記止着部及び前記吸着剤が設けられている、請求項4に記載の包装体。
【請求項6】
前記非接合領域に重なって配置された前記止着部は、前記吸着剤と重なる領域と、前記吸着剤と重ならず、前記吸着剤と前記折り目との間の領域と、に配置されている、請求項5に記載の包装体。
【請求項7】
前記包装シートは、厚み方向の酸素透過度が200cc/m

/day/atm以下のシート部材である、請求項1又は請求項2に記載の包装体。
【請求項8】
前記吸収性物品は、使用前に折り目を基点に折り畳まれており、
前記吸着剤は、前記折り目と重ならない領域に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の包装体。
【請求項9】
前記吸収性物品は、抗菌剤、及び抗ウイルス剤の少なくともいずれかを含む機能剤を備える、請求項1又は請求項2に記載の包装体。
【請求項10】
前記検査部材と前記吸着剤の間には、前記吸収コアが配置されている、請求項1又は請求項2に記載の包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着剤を有する吸収性物品、吸収性物品を包装した包装体、及び複数の吸収性物品を収容した収容体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、吸着剤としての吸湿剤を有する吸収性物品が開示されている。特許文献1の吸湿剤は、トップシートと吸収コアの間に配置されている。当該吸収性物品は、排泄された液に対して吸湿性能を発揮し、装着中における蒸れやべたつき等の不快感の発生を抑制するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-132280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述の吸収性物品には、以下の問題があった。
特許文献1の吸着剤は、トップシートと吸収コアの間に配置されており、排泄された液が吸収コアに導かれる過程に吸着性能を発揮する。一般的に、吸湿剤等の吸着剤は、無機質又は有機物を吸着するように構成されており、一旦当該物質を吸着すると、繰り返し吸着することが難しい。すなわち、吸着性能は、使用によって徐々に低下する。体液を吸収する過程において吸湿性能を発揮する形態にあっては、吸収性物品の使用中に吸着性能を発揮できるものの、吸収性物品の使用後においては、吸着性能が低下していることが多い。また、使用形態によっては、使用後の吸収性物品を直ぐに廃棄せずに、一旦保管した後に廃棄することがある。このように、使用後の吸収性物品を保管しておく形態にあっては、保管時に臭い等の悪影響が発生し易い。そのため、使用後の吸収性物品における消臭性能等の吸着性能を発揮することが求められている。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、吸収性物品の使用後に対して吸着性能を発揮できる吸収性物品等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に掛かる包装体は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、及び前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収コアを有する吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する。前記包装体は、無機物及び有機物の少なくとも一方に吸着する吸着剤を備える。前記吸着剤は、前記吸収性物品と別体であって、前記包装体において前記吸収性物品を収容した包装空間内に設けられている。
【0007】
一態様に掛かる収容体は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、及び前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収コアを有する吸収性物品と、前記吸収性物品を複数収容した収容シートと、を備える。前記収容体は、無機物及び有機物の少なくとも一方に吸着する吸着剤を備える。前記吸着剤は、前記吸収性物品と別体であって、前記収容体において前記吸収性物品を収容した収容空間内に設けられている。
【0008】
一態様に掛かる吸収性物品は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、及び前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収コアを有する。前記吸収性物品は、無機物及び有機物の少なくとも一方に吸着する吸着剤を備える。前記吸着剤は、バックシートよりも非肌側に設けられている。
【0009】
他態様に掛かる吸収性物品は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、及び前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収コアを有する。前記吸収性物品は、無機物及び有機物の少なくとも一方に吸着する吸着剤を備える。前記吸収性物品は、着用時に前記バックシートよりも非肌側に配置されるフラップを有する。前記吸着剤は、前記フラップに設けられている。
【0010】
一態様に係る包装体の製造方法は、着用時に着用物品に止着される止着部を有する吸収性物品と、前記止着部を覆う剥離シートと、前記剥離シートの前記吸収性物品と反対側の面に接合され、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する包装体の製造方法である。包装体の製造方法は、前記剥離シート及び前記包装シートの一方に、接着剤を付与した接合領域を複数設ける接着付与工程と、前記複数の接合領域うち、一部の接合領域に吸着剤を接合する吸着剤接合工程と、前記複数の接合領域のうち他の接合領域を介して、前記剥離シートと前記包装シートを接合するシート接合工程と、を有する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
錠剤撒き器
1か月前
個人
穿刺補助具
3か月前
個人
男性用下着
2か月前
個人
蓋付きしびん
4か月前
個人
入れ歯
4か月前
個人
聴診器
4か月前
個人
介護浴槽
4か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
個人
排便漏れ予防装具
2か月前
個人
入浴介護補助装置
4か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
1か月前
個人
マウスピース
3か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
1か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
4か月前
個人
スプレー式目薬容器
5か月前
株式会社いうら
介助リフト
6か月前
個人
圧排器具
3か月前
個人
弾性材一体コルセット
6か月前
株式会社ニデック
眼科装置
23日前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
27日前
株式会社ファンケル
化粧料
6日前
株式会社ニデック
眼科装置
2日前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
1か月前
個人
マッサージガン保持具
5か月前
株式会社トクヤマ
唇用化粧料
3か月前
株式会社TAT
冷却具
1か月前
株式会社コーセー
水系組成物
2か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
5か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
3か月前
株式会社ニデック
SLO装置
2か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
4か月前
東レ株式会社
浄化モジュール
4か月前
株式会社ダリヤ
整髪料組成物
5か月前
株式会社熊谷組
歩行器
6か月前
続きを見る