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公開番号2024132454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043218
出願日2023-03-17
発明の名称車両用外装部品
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01S 7/03 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約【課題】レーダ波の減衰を抑制することができる車両外装部品を提供する。
【解決手段】レーダ波12を送受信するレーダ装置10を覆うカバー部材2と、カバー部材に設けられ、カバー部材を加熱するヒータ部4と、を備え、カバー部材は、設置対象に設置された状態において、少なくとも第1面2Aが設置対象の前後方向に対して第1傾斜角θ1をなすように設置され、ヒータ部は、カバー部材の面方向において少なくともレーダ波が透過する透過領域に発熱体であるヒータ線が面的に配線され、ヒータ線は、カバー部材の厚み方向において第1面と第2面との間に配置され、設置対象の前後方向に沿って見て複数の直線部4Aが設置対象の上下方向に沿って並置される配線パターンに形成され、直線部は、設置対象の前後方向に対して第1傾斜角に比して設置対象の上下方向に近づくように第2傾斜角θ2をなすように設置されている、車両用外装部品1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レーダ波を送受信するレーダ装置を覆うカバー部材と、
前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材を加熱するヒータ部と、を備え、
前記カバー部材は、第1面の反対側の第2面が前記レーダ装置に対向して配置され、設置対象に設置された状態において、少なくとも前記第1面が前記設置対象の前後方向に対して第1傾斜角をなすように設置され、
前記ヒータ部は、前記カバー部材の面方向において少なくとも前記レーダ波が透過する透過領域に発熱体であるヒータ線が面的に配線され、
前記ヒータ線は、前記カバー部材の厚み方向において前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記設置対象の前後方向に沿って見て複数の直線部が前記設置対象の上下方向に沿って並置される配線パターンに形成され、
前記直線部は、前記設置対象の前後方向に対して第2傾斜角をなすように設置され、
前記第2傾斜角は、前記第1傾斜角に比して前記設置対象の上下方向に近づくように設定されている、
車両用外装部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、融雪のためのヒータを備える車両用外装部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、運転支援を行うため、車両にミリ波を用いたレーダ装置が搭載される場合がある。ミリ波をレーダ波として送受信するレーダ装置は、外装部品により覆われる。外装部品の表面に氷雪が付着するとミリ波の送受信が妨げられ、レーダ装置の性能が低下する虞がある。特許文献1には、レーダ装置を覆う外装部品の表面にフィルム状に形成されたヒータ部を貼付し、氷雪の付着を防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-194992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ヒータ部は、導電性を有するヒータ線により形成される。外装部品にヒータ線により形成されたヒータ部を設ける場合、レーダ装置から放射されるレーダ波の透過に影響を与えることを防止するために、ヒータ線の配線方向は、レーダ波の偏波の向きと直交方向であることが望ましい。
【0005】
特許文献1に記載された技術において、レーダ装置を覆う外装部品を車両の意匠に応じてミリ波の照射方向に対して傾斜させると、ヒータ部のヒータ線も傾斜する。この場合、外装部品においてヒータ線の配線方向とミリ波の偏波の向きとが直交しない領域が生じ、ミリ波が減衰する虞がある。特許文献1に記載された技術においては、ヒータ線に基づくミリ波の減衰についてはまだ考慮されていなかった。
【0006】
本発明は、レーダ装置から放射されるレーダ波の減衰を抑制することができる車両外装部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車両用外装部品は、レーダ波を送受信するレーダ装置を覆うカバー部材と、前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材を加熱するヒータ部と、を備え、前記カバー部材は、第1面の反対側の第2面が前記レーダ装置に対向して配置され、設置対象に設置された状態において、少なくとも前記第1面が前記設置対象の前後方向に対して第1傾斜角をなすように設置され、前記ヒータ部は、前記カバー部材の面方向において少なくとも前記レーダ波が透過する透過領域に発熱体であるヒータ線が面的に配線され、前記ヒータ線は、前記カバー部材の厚み方向において前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記設置対象の前後方向に沿って見て複数の直線部が前記設置対象の上下方向に沿って並置される配線パターンに形成され、前記直線部は、前記設置対象の前後方向に対して第2傾斜角をなすように設置され、前記第2傾斜角は、前記第1傾斜角に比して前記設置対象の上下方向に近づくように設定されている、車両用外装部品である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、レーダ装置から放射されるレーダ波の減衰を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る車両用外装部品の構成を示す側面図である。
車両用外装部品の構成を示す正面図である。
車両用外装部品の構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1から図3に示されるように、車両用外装部品1は、車両100等の設置対象に設けられたレーダ装置10を覆うように形成されている。図示するレーダ装置10は、車両100に搭載された状態であり、車両100に対して上下方向、前後方向、及び左右方向が設定されている。上下方向、前後方向、及び左右方向は、車両100に搭載された状態において相対的に設定されるものであり、現実の上下方向、前後方向、及び左右方向と必ずしも一致するとは限らない。レーダ装置10は、例えば、レーダ波12に基づいて対象物の距離、速度、角度を検出可能に構成されている。レーダ波12は、例えば、ミリ波の波長帯の電磁波である。
(【0011】以降は省略されています)

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