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公開番号2024131265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041427
出願日2023-03-15
発明の名称熱交換器
出願人株式会社ユタカ技研
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F28F 17/00 20060101AFI20240920BHJP(熱交換一般)
要約【課題】凝縮水のバーナへの滴下を抑制できる熱交換器を提供すること。
【解決手段】
熱交換器(10)は、複数の熱交換ユニット(20)が層状に配置されて構成されている。熱交換ユニット(20)は、第1板材(30)及び第2板材(40)が重ね合わせて構成されている。第2板材(40)の上面(40a)は、長さ方向が水平面(H)に対して傾いており、かつ、幅方向が水平に設定されている。第2板材(40)の上面(40a)は、上面(40a)を流れる凝縮水を受けることが可能な第1凝縮水受け部(71)を有している。第1凝縮水受け部(71)は、第1板材(30)及び第2板材(40)を貫通し凝縮水が通過可能な少なくとも1つの凝縮水通過孔(77)を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の熱交換ユニットが層状に配置されて構成され、
前記熱交換ユニットは、第1板材及び第2板材が重ね合わせて構成され、
周囲を流れる第1流体と、内部を流れる第2流体との間で熱交換を行う複数の熱交換部と、
各々の前記熱交換部の入口と連通し第2流体が各々の前記熱交換部の入口へ分岐可能な分岐部と、
各々の前記熱交換部の出口と連通し前記熱交換部の出口を通過した第2流体が合流可能な合流部と、を有する熱交換器において、
前記分岐部から前記合流部へ向かう方向を長さ方向とし、前記分岐部及び前記合流部が延びている方向を幅方向とすると、
前記第2板材の上面は、長さ方向が水平面に対して傾いており、
前記第2板材の上面は、幅方向が水平に設定されており、
前記第2板材の上面は、前記第2板材の上面を流れる凝縮水を受けることが可能な第1凝縮水受け部を有し、
前記第1凝縮水受け部は、前記第1板材及び前記第2板材を貫通し凝縮水が通過可能な少なくとも1つの凝縮水通過孔を有している、熱交換器。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記凝縮水通過孔は2つ形成され、
前記第1凝縮水受け部の幅方向の両端に位置している、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
各々の前記熱交換ユニットは、長さ方向全体に亘って前記第1板材及び前記第2板材を貫通している複数の通気孔を有し、
前記複数の熱交換ユニットのうち、上下に隣り合うユニットを上ユニット及び下ユニットとすると、
前記上ユニットの前記通気孔と、前記下ユニットの前記通気孔とは、幅方向を基準として互いにオフセットしている、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記分岐部は、前記第1板材に形成され前記分岐部の底である分岐部底部と、前記第2板材に形成され分岐部底部に対して間隔を空けて設けられた分岐部天板部と、を有し、
前記合流部は、前記第1板材に形成され前記合流部の底である合流部底部と、前記第2板材に形成され合流部底部に対して間隔を空けて設けられた合流部天板部と、を有し、
前記合流部天板部は、前記合流部天板部を貫通した天板部貫通孔を有し、
前記分岐部底部は、分岐部底部を貫通した底部貫通孔を有し、
前記底部貫通孔と、前記天板部貫通孔とは、互いに重なっていることにより分岐部底部に溜まった水を抜く水抜き孔を構成している、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記分岐部天板部は、水を導入可能な導入孔を有し、
幅方向の位置を基準として、前記導入孔と、前記水抜き孔とは、互いにオフセットしている、請求項4に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記複数の熱交換ユニットの中で、最も下に位置する前記熱交換ユニットは、支持プレートにより支持され、
前記支持プレートは、最も下に位置する前記熱交換ユニットの凝縮水通過孔を通過した凝縮水を受けることが可能な第2凝縮水受け部を有し、
前記第2凝縮水受け部は、凝縮水を外部へ排出可能な外部排出孔を有している、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記第2凝縮水受け部の底部は、排出孔へ向かって傾いている傾斜部を有している、請求項6に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2枚の板材から構成された熱交換ユニットを備えた熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
熱交換器には、複数の熱交換ユニットが層状に配置されて構成されているものがある。このような熱交換器に関する技術が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された熱交換器は、複数の熱交換ユニットを備えている。各々の熱交換ユニットは、2枚の板材が重ね合わせて構成されており、内部に水が流れる流路を備えている。
【0004】
詳細には、熱交換ユニットは、周囲を流れる燃焼ガスと、内部を流れる水との間で熱交換を行う複数の熱交換部と、各々の熱交換部の入口と連通し水が各々の熱交換部の入口へ分岐可能な分岐部と、各々の熱交換部の出口と連通し熱交換部を通過した第2流体が合流可能な合流部と、を有する。各々の熱交換部は直線状の筒状であり、熱交換ユニットの幅方向に並んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7018814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
各々の熱交換ユニットは、熱交換ユニットの周囲を燃焼ガスが通過できるようなガス通気孔を有している。一方で、このガス通気孔は熱交換器の内部で生成される凝縮水が通過可能な孔となる。凝縮水がガス通気孔を通じてバーナへ滴下すると、熱交換の効率が低下するため改善の余地がある。
【0007】
本発明は、凝縮水のバーナへの滴下を抑制できる熱交換器の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1に、複数の熱交換ユニットが層状に配置されて構成され、
前記熱交換ユニットは、第1板材及び第2板材が重ね合わせて構成され、
周囲を流れる第1流体と、内部を流れる第2流体との間で熱交換を行う複数の熱交換部と、
各々の前記熱交換部の入口と連通し第2流体が各々の前記熱交換部の入口へ分岐可能な分岐部と、
各々の前記熱交換部の出口と連通し前記熱交換部の出口を通過した第2流体が合流可能な合流部と、を有する熱交換器において、
前記分岐部から前記合流部へ向かう方向を長さ方向とし、前記分岐部及び前記合流部が延びている方向を幅方向とすると、
前記第2板材の上面は、長さ方向が水平面に対して傾いており、
前記第2板材の上面は、幅方向が水平に設定されており、
前記第2板材の上面は、前記第2板材の上面を流れる凝縮水を受けることが可能な第1凝縮水受け部を有し、
前記第1凝縮水受け部は、前記第1板材及び前記第2板材を貫通し凝縮水が通過可能な少なくとも1つの凝縮水通過孔を有している、熱交換器が提供される。
【0009】
第2に、好ましくは、第1に記載の熱交換器であって、
前記凝縮水通過孔は2つ形成され、
前記第1凝縮水受け部の幅方向の両端に位置している。
【0010】
第3に、好ましくは、第1又は第2に記載の熱交換器であって、
各々の前記熱交換ユニットは、長さ方向全体に亘って前記第1板材及び前記第2板材を貫通している複数の通気孔を有し、
前記複数の熱交換ユニットのうち、上下に隣り合うユニットを上ユニット及び下ユニットとすると、
前記上ユニットの前記通気孔と、前記下ユニットの前記通気孔とは、幅方向を基準として互いにオフセットしている。
(【0011】以降は省略されています)

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