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公開番号2024130759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040653
出願日2023-03-15
発明の名称紙おむつ
出願人日本製紙クレシア株式会社,栗田工業株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20240920BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】環境への悪影響を抑えることができ、使用後にマテリアルリサイクルすることが可能な紙おむつを提供する。
【解決手段】本開示は、液透過性のトップシート21と、液不透過性のバックシート22と、トップシート21とバックシート22との間に配置される吸収体23と、を備え、使用後に洗浄し分離してリサイクル可能な紙おむつ10であって、吸収体は23、生分解性の高吸収性ポリマーである生分解性高吸収性ポリマーを含み、生分解性高吸収性ポリマーの総重量は、紙おむつ10に使用されている全ての高吸収性ポリマーの総重量の80%以上100%以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を備え、使用後に洗浄し分離してリサイクル可能な紙おむつであって、
前記吸収体は、生分解性の高吸収性ポリマーである生分解性高吸収性ポリマーを含み、
前記生分解性高吸収性ポリマーの総重量は、前記紙おむつに使用されている全ての高吸収性ポリマーの総重量の80%以上100%以下である
ことを特徴とする紙おむつ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記吸収体は、吸収性繊維と前記生分解性高吸収性ポリマーとを含有し、
前記吸収体の前記吸収性繊維の坪量は、100g/m

以上500g/m

以下であり、
前記吸収体の前記高吸収性ポリマーの坪量は、30g/m

以上300g/m

以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の紙おむつ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、紙おむつに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パンツ型吸収性物品が開示されている。このパンツ型吸収性物品の外装体は、腹側部及び背側部(ウエスト領域、腸骨領域、胴周り領域)に対応する部分に、複数の胴周りギャザー形成用弾性部材が横方向に伸縮可能に配置されている。複数の弾性部材は、外装体を構成する外層シートと内層シートとの間において横方向に伸長可能に接着剤により固定され、且つ縦方向に間欠配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-048114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、紙おむつの使用量、廃棄量は、社会の高齢化の進行に伴って年々増加傾向にある。使用済みの紙おむつは、現状大部分が焼却処理されており、一部がリサイクルされている。リサイクルの内訳は、RPF(Refuse derived paper and plastics densified Fuel)等に加工してサーマルリサイクルされているものが主流で、マテリアルリサイクルされている分は少ない。
【0005】
一般に、使用済みの紙おむつをマテリアルリサイクルする場合、水中で紙おむつを撹拌して汚物を除去し、紙おむつの構成材料を分離して洗浄し、再利用可能な原料を回収する。しかし、紙おむつの吸収体に配合されている高吸収性ポリマーを排水から完全に除去することが難しく、高吸収性ポリマーが排水中に残留してしまい、環境に悪影響を抑えてしまう可能性がある。このことは、使用済みの紙おむつのマテリアルリサイクルされる量が少ない一因となっている。
【0006】
そこで、本開示は、環境への悪影響を抑えることができ、使用後にマテリアルリサイクルすることが可能な紙おむつの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を備え、使用後に洗浄し分離してリサイクル可能な紙おむつであって、前記吸収体は、生分解性の高吸収性ポリマーである生分解性高吸収性ポリマーを含み、前記生分解性高吸収性ポリマーの総重量は、前記紙おむつに使用されている全ての高吸収性ポリマーの総重量の80%以上100%以下である。
【0008】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の紙おむつであって、前記吸収体は、吸収性繊維と前記生分解性高吸収性ポリマーとを含有し、前記吸収体の前記吸収性繊維の坪量は、100g/m

以上500g/m

以下であり、前記吸収体の前記高吸収性ポリマーの坪量は、30g/m

以上300g/m

以下である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、環境への悪影響を抑えることができ、使用後にマテリアルリサイクルすることが可能な紙おむつを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る紙おむつの前方からの外観斜視図である。
図1の紙おむつを展開した状態を示す肌側からの平面図である。
図2の概略的なIII-III矢視断面図である。
リサイクル処理に使用する回転式ドラム装置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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