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公開番号2024130037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039520
出願日2023-03-14
発明の名称送り装置及び送り装置の調整方法
出願人株式会社アマダ,株式会社アマダプレスシステム
代理人個人,個人
主分類B21D 43/02 20060101AFI20240920BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】ワークに形成されたS字状のループの垂れ下がりを低減することができる送り装置及び送り装置の調整方法を提供すること。
【解決手段】ワークにS字状のループを形成させてプレス装置にワークを搬送するレベラ200であって、ワークの搬送に伴い回転するホイール232aを有し、ループの上方に設けられた上ホイールコンベア230aと、ワークの搬送に伴い回転するホイール232bを有し、ループの下方に設けられたホイールコンベア230bと、ホイールコンベア230aの上方に設けられ、ワークを磁力により引き上げるマグネット250と、マグネット250を上下方向に移動させるシリンダ260と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ワークにS字状のループを形成させてプレス装置に前記ワークを搬送する送り装置であって、
前記ワークの搬送に伴い回転する上回転体を有し、前記ループの上方に設けられた上コンベアと、
前記ワークの搬送に伴い回転する下回転体を有し、前記ループの下方に設けられた下コンベアと、
前記上コンベアの上方に設けられ、前記ワークを磁力により引き上げるマグネットと、
前記マグネットを上下方向に移動させる駆動手段と、
を備える、送り装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記マグネットは、前記ループの量が変動する方向に少なくとも1つ設けられている、請求項1に記載の送り装置。
【請求項3】
前記マグネットは、前記ループの量が変動する方向に移動することが可能である、請求項1に記載の送り装置。
【請求項4】
前記上回転体は、前記マグネットの磁力により磁化しない材質の回転体である、請求項1に記載の送り装置。
【請求項5】
前記上回転体は、弾性体である、請求項4に記載の送り装置。
【請求項6】
前記上回転体は、樹脂である、請求項4に記載の送り装置。
【請求項7】
前記マグネットは、前記駆動手段によって前記ワークの垂れ下がりの度合いに応じた前記上下方向における位置に移動する、請求項1に記載の送り装置。
【請求項8】
前記マグネットは、前記ワークの垂れ下がりが大きいときには前記駆動手段によって下方に移動することで前記上下方向における位置を調整され、前記ワークの垂れ下がりが小さいとき、又は、ないときには、前記駆動手段によって上方に移動することで前記上下方向における位置を調整される、請求項7に記載の送り装置。
【請求項9】
ワークにS字状のループを形成させてプレス装置に前記ワークを搬送する送り装置の調整方法であって、
前記送り装置は、前記ワークの搬送に伴い回転する上回転体を有し、前記ループの上方に設けられた上コンベアと、前記ワークの搬送に伴い回転する下回転体を有し、前記ループの下方に設けられた下コンベアと、前記上コンベアの上方に設けられ、前記ワークを磁力により引き上げるマグネットと、前記マグネットを上下方向に移動させる駆動手段と、を備え、
前記ワークの垂れ下がりが大きいときには前記駆動手段によって前記マグネットを下方に移動させることで前記マグネットの前記上下方向における位置を調整し、前記ワークの垂れ下がりが小さいとき、又は、ないときには、前記駆動手段によって前記マグネットを上方に移動させることで前記マグネットの前記上下方向における位置を調整する調整工程を備える、送り装置の調整方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送り装置及び送り装置の調整方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高速化されたプレスシステムにおいては、ワークの巻き癖等を矯正しつつワークを搬送するレベラ等の送り装置で、矯正後のワークにS字状のループを形成させるものがある(例えば、特許文献1参照)。S字状のループを形成させることで、フィードロールによるワークの送り方向と、ループのR形状部までのワークの搬送方向とが同じ直線状となり、またループのR形状部の下部はガイドコロによって支えられループが揺れにくくなる。このため、いわゆるダウンループの課題とされていた、ループの揺れに起因するワークの変形や傷、送り装置の負荷変動等を低減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-104650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ワークが薄板である場合や、ワークの送り長さが長くループの保有量が大きい場合には、S字状のループを形成する場合であっても、重力によるワークの垂れ下がりが発生してしまう。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ワークに形成されたS字状のループの垂れ下がりを低減することができる送り装置及び送り装置の調整方法を提供することを例示的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、以下の構成を備える。
【0007】
(1)ワークにS字状のループを形成させてプレス装置に前記ワークを搬送する送り装置であって、前記ワークの搬送に伴い回転する上回転体を有し、前記ループの上方に設けられた上コンベアと、前記ワークの搬送に伴い回転する下回転体を有し、前記ループの下方に設けられた下コンベアと、前記上コンベアの上方に設けられ、前記ワークを磁力により引き上げるマグネットと、前記マグネットを上下方向に移動させる駆動手段と、を備える、送り装置。
【0008】
(2)ワークにS字状のループを形成させてプレス装置に前記ワークを搬送する送り装置の調整方法であって、前記送り装置は、前記ワークの搬送に伴い回転する上回転体を有し、前記ループの上方に設けられた上コンベアと、前記ワークの搬送に伴い回転する下回転体を有し、前記ループの下方に設けられた下コンベアと、前記上コンベアの上方に設けられ、前記ワークを磁力により引き上げるマグネットと、前記マグネットを上下方向に移動させる駆動手段と、を備え、前記ワークの垂れ下がりが大きいときには前記駆動手段によって前記マグネットを下方に移動させることで前記マグネットの前記上下方向における位置を調整し、前記ワークの垂れ下がりが小さいとき、又は、ないときには、前記駆動手段によって前記マグネットを上方に移動させることで前記マグネットの前記上下方向における位置を調整する調整工程を備える、送り装置の調整方法。
【0009】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、ワークに形成されたS字状のループの垂れ下がりを低減することができる送り装置及び送り装置の調整方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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