TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024129696
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023039052
出願日
2023-03-13
発明の名称
測距センサ装置および電子機器
出願人
シャープセミコンダクターイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G01S
7/484 20060101AFI20240919BHJP(測定;試験)
要約
【課題】測距センサ装置における距離の測定誤差を低減する。
【解決手段】測距センサ装置(1)は、対象物にレーザ光を出射する発光素子(2)と、対象物からの反射光が入射する第1受光素子(3)と、発光素子(2)の出射時点から第1受光素子(3)の入射時点までの期間に基づき、対象物までの距離を測定する測定部(5)と、発光素子(2)の駆動を制御する駆動制御部(22)であって、発光素子(2)の駆動電流を制限する駆動制御部(22)とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物にレーザ光を出射する発光素子と、
前記対象物からの反射光が入射する受光素子と、
前記発光素子の出射時点から前記受光素子の入射時点までの期間に基づき、前記対象物までの距離を測定する測定部と、
前記発光素子の駆動を制御する駆動制御部であって、前記発光素子の駆動電流を制限する駆動制御部とを備える、測距センサ装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記駆動制御部は、前記測定部が測定した距離が設定値よりも小さい場合、前記駆動電流を制限する、請求項1に記載の測距センサ装置。
【請求項3】
前記測定部は、前記受光素子からの受光信号の時間分布のうち、基準値よりも低い受光信号の時間分布を除外した時間分布を用いて、前記入射時点を決定する、請求項1に記載の測距センサ装置。
【請求項4】
前記測定部は、前記受光素子からの受光信号の時間分布のうち、前記受光信号の領域を制限した時間分布用いて、前記入射時点を決定する、請求項1に記載の測距センサ装置。
【請求項5】
前記測定部は、前記受光素子からの受光信号の量が設定範囲内である場合、前記対象物が非鏡面体であるとして、前記距離を測定する、請求項1に記載の測距センサ装置。
【請求項6】
前記受光素子は複数個であり、
前記測定部は、複数の前記受光素子からの複数の受光信号の量の比較結果に基づいて、前記対象物が鏡面体および非鏡面体の何れであるかを判断し、該判断に基づいて前記距離を測定する、請求項1に記載の測距センサ装置。
【請求項7】
前記発光素子は、垂直共振器型面発光レーザである、請求項1に記載の測距センサ装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の測距センサ装置を備える電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、測距センサ装置および電子機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
対象物に向けて発光し、該対象物からの反射光を受光して、発光してから受光するまでの期間に基づき上記対象物までの距離を測定する測距センサ装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のレーザ距離計は、半導体レーザ素子から強度変調して発振されたレーザ光を対象物に投光し、該レーザ光の反射光を色フィルタおよびレンズを介して受光センサにて検出する。上記レーザ距離計は、上記受光センサにて検出した光と、上記レーザ光との位相差を用いて上記対象物までの距離を測定する。
【0003】
例えば、図26は、特許文献2に記載の光センサの概要を示す断面図である。図26に示すように、光センサ1000には、例えば半導体からなる基板1001上に発光素子1002、第1受光素子1003、および第2受光素子1004が設けられている。上記発光素子1002は、例えばVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)などの面発光型半導体レーザ素子からなり、検知物1010に向けて光の一部1037を出射する。
【0004】
上記第1受光素子1003および第2受光素子1004は、例えばSPAD(シングフォトンアバランシェダイオード)等である。第1受光素子1003は、発光素子1002から出射された光の一部1037が検知物1010にて反射した反射光1038を受光する検出用の受光素子1003である。第2受光素子1004は、発光素子1002から出射された光(直接光)の一部1039を検出基準として受光するモニタ用の受光素子1004である。上記光センサ1000は、第2受光素子1004が直接光の一部1039を受光した時点から、受光素子1003が反射光1038を受光した時点までの期間を測定する事により、検知物1010までの距離を算出する。
【0005】
また、レーザ光は、単一のモードで発振するシングルモードと、複数のモードで発振するマルチモードとがある。シングルモードのレーザ光は、単一の波長のレーザ光である。マルチモードのレーザ光は、複数の波長のレーザ光である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平7-29488号公報
特開2019-133961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
シングルモードのレーザ光はレーザ光の直進成分である一方、マルチモードのレーザ光は周囲光となる成分である。このため、上記のような装置による距離測定において、以下のような課題が生じる。
【0008】
すなわち、対象物の表面が鏡面である場合、シングルモードのレーザ光のみが受光素子に入射する。一方、対象物の表面が凹凸面(または非鏡面とも称する)である場合、上記表面(非鏡面)にて散乱反射が発生する。散乱反射が発生すると、レーザ光の直進成分であるシングルモードのレーザ光と、周囲光となるマルチモードのレーザ光が混在して受光素子に入射する。故に、対象物の表面が鏡面である場合と、上記表面が非鏡面である場合とでは、距離の測定値に誤差が生じる。
【0009】
本開示の一態様は、上記測距センサ装置における距離の測定値の誤差を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る測距センサ装置は、対象物にレーザ光を出射する発光素子と、前記対象物からの反射光が入射する受光素子と、前記発光素子の出射時点から前記受光素子の入射時点までの期間に基づき、前記対象物までの距離を測定する測定部と、前記発光素子の駆動を制御する駆動制御部であって、前記発光素子の駆動電流を制限する駆動制御部とを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
光フアィバー距離計測器
1日前
個人
光フアィバー距離計測器
1日前
個人
バッテリ用交流電流供給装置
1日前
株式会社オービット
検査装置
8日前
日本FC企画株式会社
特性試験装置
19日前
株式会社東芝
センサ
8日前
本多電子株式会社
水中探知装置
20日前
有限会社フィット
外観検査装置
12日前
富士電機株式会社
回転機
9日前
株式会社ミツトヨ
自動測定装置
20日前
株式会社ミツトヨ
自動測定装置
20日前
株式会社SUBARU
車載装置
15日前
株式会社東芝
試験装置
15日前
アズビル株式会社
真空計測システム
9日前
靜甲株式会社
液切れ性評価システム
16日前
アズビル株式会社
真空計測システム
9日前
産電工業株式会社
水道検針システム
19日前
DIC株式会社
測定装置
今日
富士電機株式会社
放射線検出器
今日
シスメックス株式会社
分析装置
5日前
株式会社タムラ製作所
電流検出器
5日前
富士フイルム株式会社
圧力センサ
19日前
富士フイルム株式会社
圧力センサ
19日前
個人
ネブライザー
7日前
株式会社アドバンテスト
試験装置
7日前
オムロン株式会社
電気装置
16日前
アズビル株式会社
環境負荷判定システム
20日前
株式会社デンソー
電流検出器
12日前
株式会社国際電気
調整装置
12日前
日鉄テックスエンジ株式会社
情報処理装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
20日前
愛知製鋼株式会社
測量方法及び測量システム
5日前
株式会社日本マイクロニクス
プローブ
5日前
沖電気工業株式会社
非接触型測定装置
20日前
株式会社エイアンドティー
生体試料分析装置
5日前
タマダ株式会社
二重殻タンクの外殻点検装置
20日前
続きを見る
他の特許を見る