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公開番号2024128779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037976
出願日2023-03-10
発明の名称監視システム、情報処理装置、及び、プログラム
出願人ENEOS株式会社
代理人個人
主分類G05B 23/02 20060101AFI20240913BHJP(制御;調整)
要約【課題】ユーザが推定モデルの状態を把握することができるようにする。
【解決手段】監視システムが、運転情報の測定値、及び、運転情報の推定値を取得する取得部54と、測定値の時系列の履歴である測定値履歴50A、及び、推定値の時系列の履歴である推定値履歴50Bに基づき、測定値の変動の傾向と推定値の変動の傾向との相関性を示す評価値を算出する算出部56と、評価値に基づき、推定モデルの状態を判定する判定部58と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
監視対象装置を監視する監視システムであって、
前記監視対象装置の運転状況によって変動する当該監視対象装置の運転情報を推定するための推定モデルを記憶した記憶部と、
前記運転情報とは異なる前記監視対象装置の他の運転情報及び前記推定モデルに基づき、前記運転情報の値を推定値として推定する推定部と、
前記運転情報の測定値、及び、前記推定値を取得する取得部と、
前記測定値の時系列の履歴である測定値履歴、及び、前記推定値の時系列の履歴である推定値履歴に基づき、前記測定値の変動の傾向と前記推定値の変動の傾向との相関性を示す評価値を算出する算出部と、
前記評価値に基づき、前記推定モデルの状態を判定する判定部と、
を備える監視システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記算出部は更に、前記取得部により取得された前記測定値及び前記推定値の差異を表す差異値を算出し、
前記判定部は、前記差異値及び前記評価値に基づき、前記推定モデルの状態を判定する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記記憶部には更に、第A閾値と第B閾値とが記憶されており、
前記判定部は、前記差異値が第A閾値以上であり、且つ、前記評価値が前記第B閾値未満である場合に、前記推定モデルが所定状態であると判定する、
請求項2に記載の監視システム。
【請求項4】
前記記憶部には更に、前記第A閾値と同一の又は異なる第一閾値、及び、前記第B閾値と同一の又は異なる第二閾値とが記憶されており、
前記判定部は、
(A)前記差異値が第一閾値未満である場合に、前記監視対象装置が正常状態であると判定し、
(B)前記差異値が前記第一閾値以上であり、且つ、前記評価値が第二閾値以上である場合に、前記監視対象装置が異常状態であると判定し、
(C)前記差異値が前記第A閾値以上であり、且つ、前記評価値が前記第B閾値未満である場合に、前記推定モデルが前記所定状態として注意状態であると判定する、
請求項3に記載の監視システム。
【請求項5】
前記算出部は、前記測定値履歴のうち何れか一つの測定値を第一起点値として決定し、前記測定値履歴のうち当該第一起点値以外の複数の測定値と当該第一起点値との位置関係に基づいて測定値の第一変動値を算出し、且つ、前記推定値履歴のうち何れか一つの推定値を第二起点値として決定し、前記推定値履歴のうち当該第二起点値以外の複数の推定値と当該第二起点値との位置関係に基づいて推定値の第二変動値を算出し、当該第一変動値及び当該第二変動値に基づき、前記評価値を算出する、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の監視システム。
【請求項6】
前記判定部は、前記評価値に基づき、前記推定モデルの再学習が必要な状態か否かを判定する、
請求項4に記載の監視システム。
【請求項7】
前記記憶部には更に第三閾値が記憶されており、
前記判定部は、前記評価値が前記第A閾値以上となった回数を積算し、且つ、当該回数及び前記第三閾値に基づき、前記推定モデルの再学習が必要な状態か否かを判定する、
請求項6に記載の監視システム。
【請求項8】
前記記憶部には更に第三閾値が記憶されており、
前記判定部は、前記測定値履歴及び前記推定値履歴に基づき、前記評価値の移動平均の変化率を算出し、且つ、当該変化率及び前記第三閾値に基づき、前記推定モデルの再学習が必要な状態か否かを判定する、
請求項6に記載の監視システム。
【請求項9】
所定期間における前記評価値に基づいた値に前記第三閾値の設定を変更する設定部、
を更に備える請求項7又は8に記載の監視システム。
【請求項10】
時間の経過に応じて前記第一閾値又は前記第二閾値の設定を変更する設定部、
を更に備える請求項7又は8に記載の監視システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、監視システム、情報処理装置、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
製油所では、発電タービンに複数設置されるバーナーの燃焼状態を監視するために温度計が設置されており、温度計が検出したバーナーの火炎の温度が所定の閾値以上になると異常と判定されている。
【0003】
これに関連する技術として、特許文献1には、ガスタービンの運転データを取得して、取得した測定データを推定モデルに入力してガスタービンの監視対象となるパラメータの推定値を算出し、運転データに含まれるパラメータの測定値と算出した推定値との差が閾値以上になると異常と判定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-169769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、監視対象となるパラメータの測定値と推定値の差の大きさが判定対象となるが、例えば、推定モデルが、ある方向にバイアスがかかった推定値を算出するような状態の場合、測定値と推定値には常に一定の差が生じる可能性がある。このような場合に、両者の差が異常を表しているのか、推定モデルの状態によるものなのかを見分けて異常判定を行わなければ誤報につながる。例えば、測定値と推定値に閾値以上の差異値が生じていたとしても、両者の動きが同様の傾向を示せば、両者の差は、異常を示すものではない可能性がある。
【0006】
そこで、本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが推定モデルの状態を把握することができる監視システム、情報処理装置、及び、プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示のある態様に係る監視システムは、監視対象装置を監視する監視システムであって、前記監視対象装置の運転状況によって変動する当該監視対象装置の運転情報を推定するための推定モデルを記憶した記憶部と、前記運転情報とは異なる前記監視対象装置の他の運転情報及び前記推定モデルに基づき、前記運転情報の値を推定値として推定する推定部と、前記運転情報の測定値、及び、前記推定値を取得する取得部と、前記測定値の時系列の履歴である測定値履歴、及び、前記推定値の時系列の履歴である推定値履歴に基づき、前記測定値の変動の傾向と前記推定値の変動の傾向との相関性を示す評価値を算出する算出部と、前記評価値に基づき、前記推定モデルの状態を判定する判定部と、を備える。
【0008】
本開示の別の態様に係る情報処理装置は、監視対象装置と通信可能な情報処理装置であって、前記監視対象装置の運転状況によって変動する当該監視対象装置の運転情報、及び、当該運転情報の測定値、及び、当該運転情報の値が推定モデルにより推定された推定値を取得する取得部と、前記測定値の時系列の履歴である測定値履歴、及び、前記推定値の時系列の履歴である推定値履歴に基づき、前記測定値の変動の傾向と前記推定値の変動の傾向との相関性を示す評価値を算出する算出部と、前記評価値に基づき、前記推定モデルの状態を判定する判定部と、を備える。
【0009】
本開示のさらに別の態様に係るプログラムは、監視対象装置と通信可能なコンピュータを、前記監視対象装置の運転状況によって変動する当該監視対象装置の運転情報、及び、当該運転情報の測定値、及び、当該運転情報の値が推定モデルにより推定された推定値を取得する取得部、前記測定値の時系列の履歴である測定値履歴、及び、前記推定値の時系列の履歴である推定値履歴に基づき、前記測定値の変動の傾向と前記推定値の変動の傾向との相関性を示す評価値を算出する算出部、前記評価値に基づき、前記推定モデルの状態を判定する判定部、として機能させる。
【0010】
なお、本開示は、プログラムの一部または全部を実現する半導体集回路として実現され得たり、情報処理装置として実現され得たり、情報処理装置を含むシステムとして実現され得る。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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