TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024128222
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037080
出願日
2023-03-10
発明の名称
バッテリ識別システム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20240913BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】バッテリの製造者(メーカ)の違い等の種別を識別するにあたり、識別のための専用回路や専用端子といった専用部品を改めて設けることなく、既存の部品のみで識別できるようにすること。
【解決手段】複数のバッテリセルからなるバッテリモジュール、及び、前記バッテリモジュールに固有の導線を介して接続される電子制御ユニットからなるバッテリ装置における前記バッテリモジュールのバッテリ種別を識別するバッテリ識別システムにおいて、前記バッテリモジュールの内部抵抗、前記バッテリモジュールに固有の導線の抵抗、及び、電子制御ユニットの内部抵抗で構成される経路抵抗の抵抗値を得る抵抗値取得部と、前記抵抗値取得部において取得した抵抗値から前記バッテリモジュールのバッテリ種別を識別するバッテリ種別識別部とを備えることにより、上記の課題を解決することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のバッテリセルからなるバッテリモジュール、及び、前記バッテリモジュールに固有の導線を介して接続される電子制御ユニットからなるバッテリ装置における前記バッテリモジュールのバッテリ種別を識別するバッテリ識別システムにおいて、
前記バッテリモジュールの内部抵抗、前記バッテリモジュールに固有の導線の抵抗、及び、電子制御ユニットの内部抵抗で構成される経路抵抗の抵抗値を得る抵抗値取得部と、
前記抵抗値取得部において取得した抵抗値から前記バッテリモジュールのバッテリ種別を識別するバッテリ種別識別部と
を備えるバッテリ識別システム。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記バッテリ種別は、前記バッテリモジュールの製造者種別である請求項1に記載のバッテリ識別システム。
【請求項3】
前記抵抗値取得部は、前記電子制御ユニットの均等化回路内のスイッチをオンにした際に、前記電子制御ユニットの電圧検出回路によって測定された前記複数のバッテリセルのそれぞれのバッテリセルの電圧値から前記複数のバッテリセルのそれぞれのバッテリセルに接続されている前記経路抵抗の抵抗値を求める請求項1又は2に記載のバッテリ識別システム。
【請求項4】
前記バッテリ種別識別部は、前記抵抗値取得部で求めた前記複数のバッテリセルのそれぞれのバッテリセルに接続されている前記経路抵抗の抵抗値の差分から前記バッテリ種別を識別する請求項3に記載のバッテリ識別システム。
【請求項5】
前記バッテリ種別識別部は、前記抵抗値取得部で求めた前記複数のバッテリセルのそれぞれのバッテリセルに接続されている前記経路抵抗の抵抗値の差分に基づき、前記差分が予め設定された閾値を超えるものであるか、又は、閾値以下のものであるかの関係をパターン化して前記バッテリ種別を識別する請求項3に記載のバッテリ識別システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ識別システムに関し、特に、バッテリの製造者(メーカ)を識別するバッテリ識別システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
バッテリに、当該バッテリの製造者(メーカ)と異なる製造者(メーカ)のバッテリ制御ソフトが組み付けられた場合には、バッテリに劣化が生じることがあることから、バッテリの製造者(メーカ)を識別し、どの製造者が製造したバッテリであるかを把握することは従来から必要とされてきた。バッテリの製造者(メーカ)の違い等の識別の手法としては、従来においては、バッテリの所定電位を検出することで識別する手法、バッテリモジュールの中に抵抗を組み付け、当該抵抗の抵抗値を計測して識別する手法、バッテリモジュールを当該バッテリモジュールに専用の電子制御装置(ECU)に設定されたIDを用いて識別する手法などが採用されてきた。
【0003】
従来のバッテリの識別方法においては、いずれも、識別のための専用回路や専用端子といった専用の部品を用いる必要があった。これらの専用回路、専用端子を設けるためのコストの増大が課題となっている。
【0004】
特許文献1には、予めバッテリにそのバッテリの種類に対応した所定電位の判別端子を設け、この判別端子の電位を設置電位からの電位差である電圧として検出することによりバッテリの種別を識別する発明が開示されている。特許文献1の発明では、バッテリの種別に対応した専用の判別端子を設ける必要があり、そのためのコストの増大は避けられないものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-162866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
バッテリの製造者(メーカ)の違い等を識別する手法として、識別のための専用回路や専用端子などの専用部品を設けることなく、バッテリの製造者(メーカ)の違い等を識別する手法は、これまでに開発されていない。
【0007】
本発明は、上記の実情に鑑み、バッテリの製造者(メーカ)の違い等の種別を識別するにあたり、識別のための専用回路や専用端子といった専用部品を改めて設けることなく、既存の部品のみで識別できるようにし、それによってコストダウンや識別のための装置の軽量化に寄与することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本件発明のバッテリ識別システムは、複数のバッテリセルからなるバッテリモジュール、及び、前記バッテリモジュールに固有の導線を介して接続される電子制御ユニット(ECU)からなるバッテリ装置における前記バッテリモジュールのバッテリ種別を識別するバッテリ識別システムにおいて、前記バッテリモジュールの内部抵抗、前記バッテリモジュールに固有の導線の抵抗、及び、電子制御ユニット(ECU)の内部抵抗で構成される経路抵抗の抵抗値を得る抵抗値取得部と、前記抵抗値取得部において取得した抵抗値から前記バッテリモジュールのバッテリ種別を識別するバッテリ種別識別部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記の発明の構成により、バッテリ種別を識別するにあたり、識別のための専用端子などの専用部品を改めて設けることなく、バッテリモジュールにおいて既存の部品である当該バッテリモジュールに接続される導線(ハーネス)の違いのみによってバッテリ種別を識別できるようになり、それによってバッテリモジュールにバッテリ識別のための抵抗を組み込むなどの必要がなくなることから、バッテリ識別においてのコストダウンやバッテリの軽量化に寄与するという作用効果を奏する。
【0010】
また、本件発明においては、前記バッテリ種別は前記バッテリモジュールの製造者種別である。この構成によって、本件発明は、バッテリモジュールに接続される導線(ハーネス)の違いのみによってバッテリの製造者(メーカ)を識別できるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
可変磁力式同期機
20日前
株式会社東光高岳
充電器
12日前
株式会社発明屋
光起電システム
28日前
株式会社アイシン
回転電機
18日前
ニデック株式会社
ステータ
28日前
株式会社村田製作所
電源装置
12日前
帝国繊維株式会社
作業用車両
14日前
日置電機株式会社
電流制限回路
12日前
株式会社SUBARU
充電装置
14日前
三菱電機株式会社
駆動回路
25日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
12日前
三菱電機モビリティ株式会社
電力変換装置
25日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
4日前
住友電装株式会社
ブラケット
27日前
株式会社正興電機製作所
充電表示器
20日前
株式会社サタケ
電動機の端子箱
12日前
富士電機株式会社
電力変換装置
5日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
26日前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
12日前
株式会社ダイヘン
充電システム
6日前
オムロン株式会社
電力変換装置
25日前
日動電工株式会社
鳥害防止器具
20日前
株式会社ダイヘン
電力供給装置
26日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
14日前
株式会社豊田自動織機
電子機器
28日前
株式会社デンソー
リニアモータ
28日前
本田技研工業株式会社
回転電機
13日前
株式会社日立製作所
動力装置
5日前
ミネベアミツミ株式会社
電子機器
18日前
株式会社デンソー
電気機器
18日前
ミネベアミツミ株式会社
ステータ組立体
25日前
矢崎総業株式会社
グロメット
13日前
矢崎総業株式会社
グロメット
27日前
トヨタ自動車株式会社
駆動ユニット
13日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
4日前
株式会社プロテリアル
リニアモータ
12日前
続きを見る
他の特許を見る