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公開番号
2024127788
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2024023610,2023034894
出願日
2024-02-20,2023-03-07
発明の名称
燃料電池発電装置及び燃料電池発電システム
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
8/04746 20160101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】燃料電池の劣化を抑制可能な燃料電池発電装置を提供すること。
【解決手段】燃料極と空気極を有する燃料電池と、前記燃料極に水素を供給する第1配管と、前記第1配管に不活性ガスを供給する第2配管と、前記燃料電池の発電の停止中、前記空気極に残留する酸素を消費させてから前記燃料極に不活性ガスを供給させる制御装置を備える、燃料電池発電装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料極と空気極を有する燃料電池と、
前記燃料極に水素を供給する第1配管と、
前記第1配管に不活性ガスを供給する第2配管と、
前記燃料電池の発電の停止中、前記空気極に残留する酸素を消費させてから前記燃料極に不活性ガスを供給させる制御装置を備える、燃料電池発電装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記空気極の入口と出口に開閉弁をそれぞれ備え、
前記制御装置は、前記開閉弁を閉じた状態で、前記空気極に残留する酸素を消費させる、請求項1に記載の燃料電池発電装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記開閉弁を閉じた状態で、前記燃料電池から給電される補機を動作させる、請求項2に記載の燃料電池発電装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記燃料電池の発電の停止中に、前記燃料極に残留する水素の圧力を維持したままで、前記空気極に残留する酸素を消費させる、請求項1に記載の燃料電池発電装置。
【請求項5】
前記燃料極の出口から排出される水素を前記燃料極の入口へ循環させる流路を備え、
前記制御装置は、前記流路に残留する水素を不活性ガスでパージする、請求項1に記載の燃料電池発電装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記燃料極に残留する水素を不活性ガスでパージすることで、前記燃料電池の電圧を低下させる、請求項5に記載の燃料電池発電装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記燃料電池の電圧が第1閾値電圧よりも低下するまで、前記燃料電池の発電の停止中の不活性ガスの供給と供給停止を繰り返す、請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料電池発電装置。
【請求項8】
前記制御装置は、
前記燃料電池の発電を再開するとき、前記燃料電池の発電の停止中に不活性ガスを供給したか否かに基づいて、前記燃料極を水素でパージするか否かを制御する、請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料電池発電装置。
【請求項9】
前記制御装置は、
前記燃料電池の発電を再開するとき、前記燃料電池の発電の停止中に不活性ガスを供給した場合、前記燃料極を水素でパージする、請求項8に記載の燃料電池発電装置。
【請求項10】
前記制御装置は、
前記燃料電池の発電を再開するとき、前記燃料電池の発電の停止中に不活性ガスを供給しなかった場合、前記燃料極を水素でパージしない、請求項8に記載の燃料電池発電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池発電装置及び燃料電池発電システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、燃料ガスを燃料電池のアノードに供給する供給部と、酸化剤ガスを燃料電池のカソードに供給する供給部と、不活性ガスを燃料電池のアノードに供給する供給部と、これらの供給部の動作を制御する制御器と、を備える、燃料電池システムが知られている。
【0003】
制御器は、燃料電池の発電時間が所定の時間経過したら、アノードに供給する燃料ガスを停止し、アノードに残留した燃料ガスを不活性ガスに置換するのに必要な一定量の不活性ガスをアノードに供給する。制御器は、一定量の不活性ガスが供給されたら、不活性ガスの供給を停止する。制御器は、電池電圧(アノードとカソードとの間の電極電位差)が第1の電圧以下となったとき、アノードへ燃料ガスをカソードへ酸化剤ガスを供給し、燃料電池の発電を再開する。
【0004】
この燃料発電システムは、不純物が蓄積すると推定される期間が経過する毎に、アノードの電極電位を上昇させて(電池電圧を低下させて)、不純物を除去し、燃料電池の劣化の抑制を図っている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2011/122019号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、停止中にカソード(空気極)に残留した酸素がアノード(燃料極)にクロスリークした状態で燃料ガスを燃料極に供給すると、空気極におけるカーボンが腐食し、燃料電池が劣化することがある。
【0007】
本開示は、燃料電池の劣化を抑制可能な燃料電池発電装置及び燃料電池発電システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様の燃料電池発電装置は、
燃料極と空気極を有する燃料電池と、
前記燃料極に水素を供給する第1配管と、
前記第1配管に不活性ガスを供給する第2配管と、
前記燃料電池の発電の停止中、前記空気極に残留する酸素を消費させてから前記燃料極に不活性ガスを供給させる制御装置を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様によれば、燃料電池の劣化を抑制可能な燃料電池発電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムの構成例を示す図である。
第1実施形態の燃料電池発電装置の構成例を詳細に示す図である。
第1実施形態の燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムの構成例(変形例)を示す図である。
燃料電池発電装置の停止時と再起動時の動作パターンの第1例を示すフローチャートである。
燃料電池発電装置の停止時と再起動時の動作パターンの第2例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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