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公開番号2024127550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036766
出願日2023-03-09
発明の名称電力変換装置
出願人株式会社TMEIC
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240912BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】より簡単に発光素子の劣化の傾向を確認できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力の変換を行う主回路部と、通信用光信号線を介して主回路部と接続され、主回路部と光信号を送受することにより、主回路部の動作を制御する制御装置と、主回路部の劣化の傾向を確認できるようにするための劣化傾向確認部と、を備え、主回路部は、光信号を送信するための通信用発光素子を有し、劣化傾向確認部は、主回路部の通信用発光素子の劣化の傾向の確認を行うための確認用発光素子を有し、通信用発光素子の周囲環境に応じた周囲環境において、通信用発光素子の動作に応じた動作を確認用発光素子に行わせることにより、確認用発光素子から出力される光を基に、通信用発光素子の劣化の傾向を確認できるようにする電力変換装置が提供される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
電力の変換を行う主回路部と、
通信用光信号線を介して前記主回路部と接続され、前記主回路部と光信号を送受することにより、前記主回路部の動作を制御する制御装置と、
前記主回路部の劣化の傾向を確認できるようにするための劣化傾向確認部と、
を備え、
前記主回路部は、光信号を送信するための通信用発光素子を有し、
前記劣化傾向確認部は、前記主回路部の前記通信用発光素子の劣化の傾向の確認を行うための確認用発光素子を有し、前記通信用発光素子の周囲環境に応じた周囲環境において、前記通信用発光素子の動作に応じた動作を前記確認用発光素子に行わせることにより、前記確認用発光素子から出力される光を基に、前記通信用発光素子の劣化の傾向を確認できるようにする電力変換装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記劣化傾向確認部は、前記主回路部に前記確認用発光素子を設けることにより、前記通信用発光素子の周囲環境に応じた周囲環境を実現する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記通信用発光素子の周囲環境を測定する環境測定部と、
前記環境測定部の測定結果を基に、前記通信用発光素子の周囲環境を再現した模擬空間を生成する模擬空間生成部と、
をさらに備え、
前記劣化傾向確認部は、前記模擬空間生成部の前記模擬空間内に前記確認用発光素子を設けることにより、前記通信用発光素子の周囲環境に応じた周囲環境を実現する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項4】
確認用光信号線を介して前記確認用発光素子と接続され、前記確認用発光素子から出力される光の光量を測定する光量測定器をさらに備えた請求項1記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記制御装置は、確認用光信号線を介して前記確認用発光素子と接続され、前記確認用発光素子から出力される光の光量を確認する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記劣化傾向確認部は、前記確認用発光素子から出力される光の光量を確認する確認部と、前記確認部の確認結果を外部に送信する通信部と、をさらに有する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記劣化傾向確認部は、前記確認用発光素子から出力される光を外部から目視で確認できるようにする請求項1記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記劣化傾向確認部は、前記確認用発光素子の動作条件を前記通信用発光素子の動作条件よりも厳しくする請求項1記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記劣化傾向確認部は、前記確認用発光素子の周囲環境を前記通信用発光素子の周囲環境よりも厳しくする請求項1記載の電力変換装置。
【請求項10】
前記主回路部は、直列に接続された複数の変換器を有し、前記複数の変換器の動作により、電力の変換を行うとともに、前記複数の変換器のそれぞれに対応して設けられた複数の前記通信用発光素子を有する請求項1記載の電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電力の変換を行う主回路部と、主回路部の動作を制御する制御装置と、を備えた電力変換装置がある。比較的大きな電力を扱う電力変換装置では、絶縁のため、主回路部と制御装置との間の信号の送受に光部品を使用している。主回路部及び制御装置は、光信号を送信するための発光素子と、光信号を受信するための受光素子と、によって、互いに通信を行う。
【0003】
発光素子の光量は、使用にともなう劣化などにより、時間の経過に応じて低下する。このため、光部品を用いた電力変換装置では、定期的に点検を行い、発光素子の光量を測定することが行われている。光量の低下した発光素子は、電力変換装置の運用に支障が出る前に、新しい用品に交換される。これにより、発光素子の光量の低下が、電力変換装置の運用に影響を与えてしまうことを抑制することができる。
【0004】
発光素子の光量の測定は、電力変換装置の点検の際に、作業員が光量測定器を発光素子の出力端に接続することによって行われる。しかしながら、点検の度に発光素子の光量を逐一測定して発光素子の劣化の傾向を確認する方法では、点検に要する時間や費用の増大を招いてしまう。また、点検を行うためには、電力変換装置の運用を停止させなければならず、電力変換装置の利用率も低下してしまう。このため、光部品を用いた電力変換装置では、より簡単に発光素子の劣化の傾向を確認できるようにすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-266662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、より簡単に発光素子の劣化の傾向を確認できる電力変換装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態によれば、電力の変換を行う主回路部と、通信用光信号線を介して前記主回路部と接続され、前記主回路部と光信号を送受することにより、前記主回路部の動作を制御する制御装置と、前記主回路部の劣化の傾向を確認できるようにするための劣化傾向確認部と、を備え、前記主回路部は、光信号を送信するための通信用発光素子を有し、前記劣化傾向確認部は、前記主回路部の前記通信用発光素子の劣化の傾向の確認を行うための確認用発光素子を有し、前記通信用発光素子の周囲環境に応じた周囲環境において、前記通信用発光素子の動作に応じた動作を前記確認用発光素子に行わせることにより、前記確認用発光素子から出力される光を基に、前記通信用発光素子の劣化の傾向を確認できるようにする電力変換装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
より簡単に発光素子の劣化の傾向を確認できる電力変換装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。
変換器を模式的に表すブロック図である。
図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係る電力変換装置の動作の一例を模式的に表すグラフである。
第1の実施形態に係る電力変換装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
第1の実施形態に係る電力変換装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
第1の実施形態に係る電力変換装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
第2の実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。
模擬空間生成部の動作の一例を模式的に表すグラフである。
【0010】
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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