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公開番号2024127267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036298
出願日2023-03-09
発明の名称ガラスラン
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 10/76 20160101AFI20240912BHJP(車両一般)
要約【課題】 ドアガラスの振動エネルギーを効率的に流して散逸させることが可能なガラスランを提供する。
【課題を解決するための手段】
底壁20と、車外側側壁30と、車内側側壁40を基本骨格とし、基本骨格がドアフレーム3に取付けられ、ドアガラス4の昇降をガイドするガラスラン10であって、底壁20には、底壁20のドアガラス側面から突出するドアガラス側リップ23と、底壁20とドアガラス側リップ23との間に介在するドアガラス側膨出部24が形成され、ドアガラス側リップ23とドアガラス側膨出部24の少なくとも一方は、底壁20より硬度が高い。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、前記基本骨格の開口にドアガラスを受け入れると共に、前記ドアガラスの車内外側をシールするシール部材を備えるガラスランであって、
前記底壁には、前記底壁のドアガラス側面から突出するドアガラス側リップが形成され、
前記ドアガラス側リップの硬度は、前記底壁より高いことを特徴とするガラスラン。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、前記基本骨格の開口にドアガラスを受け入れると共に、前記ドアガラスの車内外側をシールするシール部材を備えるガラスランであって、
前記底壁には、前記底壁のドアガラス側面から突出するドアガラス側リップと、
前記底壁と前記ドアガラス側リップとの間に介在するドアガラス側膨出部が形成され、
前記ドアガラス側リップと前記ドアガラス側膨出部の少なくとも一方は、前記底壁より硬度が高いことを特徴とするガラスラン。
【請求項3】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、前記基本骨格の開口にドアガラスを受け入れると共に、前記ドアガラスの車内外側をシールするシール部材を備えるガラスランであって、
前記底壁には、前記底壁の前記ドアガラス側面から突出するドアガラス側リップが形成され、
前記底壁には、前記ドアガラス側リップと当接する部分に、前記ドアガラス側リップと当接する部分以外の前記底壁より硬度の高い硬質部が形成されていることを特徴とするガラスラン。
【請求項4】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、前記基本骨格の開口にドアガラスを受け入れると共に、前記ドアガラスの車内外側をシールするシール部材を備えるガラスランであって、
前記底壁には、前記底壁のドアフレーム側面から突出するドアフレーム側リップが形成され、
前記底壁の前記ドアフレーム側面から前記ドアフレーム側に膨らむドアフレーム側膨出部が形成され、
前記ドアフレーム側膨出部の硬度は、前記底壁より高いことを特徴とするガラスラン。
【請求項5】
前記ドアフレーム側膨出部は、前記底壁と前記ドアフレーム側リップの間に介在する請求項4に記載のガラスラン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等車両のドアに形成されたドアフレームに取付けられるガラスランに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等車両の静粛性向上は、乗員の快適性が高められるので、商品力向上のアピール度が高い。又、今後急速に普及が進むことが予想される電気自動車においては、従来搭載されているエンジンが無くなるので、そのエンジン音が無くなることによって残存する主な騒音は、ロードノイズと風切音が顕在化する。したがって、それらの低減技術の必要性が従来以上に高まっている。
【0003】
風切音は、走行時の風が車両に当たって車室外で発生する音が車体を透過して車室内に届く音である。その透過経路では、車室内の乗員の耳の位置に近いドアガラスの寄与が最も大きいことが分かっており、ドアガラスの板厚増加やアコースティックガラスの設定等の対策が行われているが、重量増とコストアップが障害になっている。
【0004】
ところで、ドアガラス以外にも、ドアガラスとドアフレームとの間のシール材であるガラスランにおいて、特に1kHz以上の高周波数域の騒音の低減が可能であり、この低減効果の増大化検討が行われている。
【0005】
ガラスランによる騒音低減技術として、例えば、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。図10に示すように、ガラスラン100は、底壁200、車外側側壁300と車内側側壁400を基本骨格としてチャンネル状(断面コ字形状)に形成されている。車外側側壁300の先端にはドアガラス600に当接するカバーリップ340が形成され、車外側側壁300のカバーリップ340より底壁200側の車内側には、底壁200側に突出し、ドアガラス600に摺接する車外側シールリップ310が形成されている。
【0006】
一方、車内側側壁400の先端には、ドアガラス600に摺接する車内側第1シールリップ410と、車内側第1シールリップ410より底壁200側に形成され、ドアガラス600に摺接する車内側第2シールリップ420が共に底壁200側に向けて形成され、車内側第1シールリップ410と車内側第2シールリップ420は、ドアガラス600との摺接時に、互いに当接しない。車内側シールリップを車内側第1シールリップ410と車内側第2シールリップ420の複数形成することにより、矢印Aで示すガラスラン透過ルートにおける透過音の遮蔽効果が増大する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-24388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、風切音による騒音を低減する技術には、ドアガラスの振動エネルギーをドアガラスに当接する部品に効率的に流して散逸させる、いわゆるインピーダンスマッチングを利用して振動を低減することも可能であるが、現時点ではその検討は十分行われていない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、インピーダンスマッチングに着目し、ドアガラスの振動エネルギーを効率的に流して散逸させ、風切音による騒音を低減することを可能とするガラスランを提供するものである。
【0010】
上記課題を解決するために、請求項1の本発明は、底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、基本骨格がドアフレームに取付けられ、基本骨格の開口にドアガラスを受け入れると共に、ドアガラスの車内外側をシールするシール部材を備えるガラスランであって、底壁には、底壁のドアガラス側面から突出するドアガラス側リップが形成され、ドアガラス側リップの硬度は、底壁より高いことを特徴とするガラスランである。
(【0011】以降は省略されています)

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