TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024127050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035894
出願日2023-03-08
発明の名称設計支援方法、設計支援プログラム、及び、設計支援装置
出願人国立大学法人九州大学
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 30/23 20200101AFI20240912BHJP(計算;計数)
要約【課題】非対称の積層構成を考慮した補修用FRPの最適な積層構成に係る情報を提示する。
【解決手段】母材の損傷箇所を覆うための、非対称の積層構成を有するFRP積層板の設計を支援する方法であって、前記損傷箇所を覆うように、接着層を介して前記母材に対して前記FRP積層板を固定した状態を表す有限要素解析モデルを生成するための情報を準備する準備ステップと、前記有限要素解析モデルにおいて前記母材に対して引張荷重を加えた際に前記接着層に発生する、要素ごとのひずみエネルギー密度を評価した結果と、遺伝的アルゴリズムとに基づいて、前記FRP積層板における繊維配向角の最適な組み合わせを演算する演算ステップと、を含む、設計支援方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
母材の損傷箇所を覆うための、非対称の積層構成を有するFRP積層板の設計を支援する方法であって、
前記損傷箇所を覆うように、接着層を介して前記母材に対して前記FRP積層板を固定した状態を表す有限要素解析モデルを生成するための情報を準備する準備ステップと、
前記有限要素解析モデルにおいて前記母材に対して引張荷重を加えた際に前記接着層に発生する、要素ごとの体積膨張に関するひずみエネルギー密度を評価した結果と、遺伝的アルゴリズムとに基づいて、前記FRP積層板における繊維配向角の最適な組み合わせを演算する演算ステップと、を含む、設計支援方法。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記演算ステップは、前記有限要素解析モデルにおいて前記接着層に発生する要素ごとの前記ひずみエネルギー密度の最大値が小さくなるように、遺伝的アルゴリズムに従って、前記繊維配向角の組み合わせを変化させることを含む、請求項1に記載の設計支援方法。
【請求項3】
前記演算ステップは、前記有限要素解析モデル上において、要素ごとに、前記接着層に発生する静水圧応力を算出することを含む、請求項1又は2に記載の設計支援方法。
【請求項4】
前記演算ステップにおいて、前記繊維配向角の1つの組み合わせにおける角度の最小の変更幅が、30°以下に設定されている、請求項1又は2に記載の設計支援方法。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の設計支援方法を、コンピュータに実行させるための設計支援プログラム。
【請求項6】
母材の損傷箇所を覆うための、非対称の積層構成を有するFRP積層板の設計を支援する装置であって、
前記損傷箇所を覆うように、接着層を介して前記母材に対して前記FRP積層板を固定した状態を表す有限要素解析モデルを生成するための情報を取得する情報取得部と、
前記有限要素解析モデルにおいて前記母材に対して引張荷重を加えた際に前記接着層に発生する、要素ごとの体積膨張に関するひずみエネルギー密度を評価した結果と、遺伝的アルゴリズムとに基づいて、前記FRP積層板における繊維配向角の最適な組み合わせを演算する評価演算部と、を備える、設計支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、設計支援方法、設計支援プログラム、及び、設計支援装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)の一種であるCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic:炭素繊維強化プラスチック)を用いて航空機部品を形成する技術が開示されている。また、CFRP等の積層板をパッチとして用いて、母材の損傷箇所を補修する方法が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-60420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、非対称の積層構成を考慮した補修用FRPの最適な積層構成に係る情報を提示することが可能な設計支援方法、設計支援プログラム、及び、設計支援装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]母材の損傷箇所を覆うための、非対称の積層構成を有するFRP積層板の設計を支援する方法であって、前記損傷箇所を覆うように、接着層を介して前記母材に対して前記FRP積層板を固定した状態を表す有限要素解析モデルを生成するための情報を準備する準備ステップと、前記有限要素解析モデルにおいて前記母材に対して引張荷重を加えた際に前記接着層に発生する、要素ごとの体積膨張に関するひずみエネルギー密度を評価した結果と、遺伝的アルゴリズムとに基づいて、前記FRP積層板における繊維配向角の最適な組み合わせを演算する演算ステップと、を含む、設計支援方法。
【0006】
[2]前記演算ステップは、前記有限要素解析モデルにおいて前記接着層に発生する要素ごとの前記ひずみエネルギー密度の最大値が小さくなるように、遺伝的アルゴリズムに従って、前記繊維配向角の組み合わせを変化させることを含む、上記[1]に記載の設計支援方法。
【0007】
[3]前記演算ステップは、前記有限要素解析モデル上において、要素ごとに、前記接着層に発生する静水圧応力を算出することを含む、上記[1]又は[2]に記載の設計支援方法。
【0008】
[4]前記演算ステップにおいて、前記繊維配向角の1つの組み合わせにおける角度の最小の変更幅が、30°以下に設定されている、上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の設計支援方法。
【0009】
[5]上記[1]~[4]のいずれか1つに記載の設計支援方法を、コンピュータに実行させるための設計支援プログラム。
【0010】
[6]母材の損傷箇所を覆うための、非対称の積層構成を有するFRP積層板の設計を支援する装置であって、前記損傷箇所を覆うように、接着層を介して前記母材に対して前記FRP積層板を固定した状態を表す有限要素解析モデルを生成するための情報を取得する情報取得部と、前記有限要素解析モデルにおいて前記母材に対して引張荷重を加えた際に前記接着層に発生する、要素ごとの体積膨張に関するひずみエネルギー密度を評価した結果と、遺伝的アルゴリズムとに基づいて、前記FRP積層板における繊維配向角の最適な組み合わせを演算する評価演算部と、を備える、設計支援装置。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン電子株式会社
通信システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
4日前
株式会社NURSY
再就職の支援装置
5日前
個人
公益寄付インタラクティブシステム
4日前
ゼネラル株式会社
RFIDタグ付き物品
今日
富士フイルム株式会社
タッチセンサ
4日前
株式会社インテック
触覚ディスプレイ装置
5日前
株式会社国際電気
支援システム
今日
大王製紙株式会社
作業管理システム
5日前
富士通株式会社
画像生成方法
3日前
株式会社デンソー
情報処理方法
4日前
甍エンジニアリング株式会社
屋根材買い取りシステム
3日前
株式会社マーケットヴィジョン
情報処理システム
4日前
日立建機株式会社
作業機械の管理装置
今日
ミサワホーム株式会社
管理装置及び賃貸システム
5日前
株式会社アイシン
情報提供システム
3日前
アルプスアルパイン株式会社
入力装置
3日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
3日前
個人
情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
3日前
セイコーエプソン株式会社
印刷システム
4日前
日本電気株式会社
管理装置、管理方法、及びプログラム
3日前
株式会社アイシン
投稿感情予測システム
3日前
株式会社セルズ
情報処理システム
3日前
日立ヴァンタラ株式会社
ストレージシステム
5日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
電子機器
4日前
カシオ計算機株式会社
表示装置、表示方法及びプログラム
3日前
株式会社伴内酒店
受発注システムおよび方法
5日前
大和ハウス工業株式会社
電力市場価格予測システム
5日前
株式会社アイシン
物体検出装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
姿勢検出システム及び姿勢検出方法
3日前
株式会社スカイコム
文書検証システムおよび文書検証方法
5日前
株式会社アイシン
物体検出装置
3日前
株式会社不二越
学習処理装置及び学習処理プログラム
3日前
株式会社ガバメイツ
業務手順管理システムおよびプログラム
3日前
株式会社JVCケンウッド
認識処理装置および認識処理方法
3日前
株式会社JVCケンウッド
認識処理装置および認識処理方法
3日前
続きを見る