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公開番号2024126921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035678
出願日2023-03-08
発明の名称測色装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01J 3/50 20060101AFI20240912BHJP(測定;試験)
要約【課題】測色部が測色対象物と接触した状態で測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置において測色対象物が損傷することを抑制する。
【解決手段】測色部122が測色対象物10と接触した状態で測色対象物10を測色する測色器100を取り付け可能な測色装置1であって、測色器100を支持するキャリッジ30と、キャリッジ30を走査する走査機構部20と、を備え、キャリッジ30は、測色器100を支持した状態において測色部122がキャリッジ30の底面302から測色対象物10に向かう突出方向に突出するように測色器100を支持する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
測色部が測色対象物と接触した状態で前記測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、
前記測色器を支持するキャリッジと、
前記キャリッジを走査する走査機構部と、を備え、
前記キャリッジは、前記測色器を支持した状態において前記測色部が前記キャリッジの底面から前記測色対象物に向かう突出方向に突出するように前記測色器を支持することを特徴とする測色装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載の測色装置において、
前記測色器は、前記キャリッジの一部に対して前記測色器の一部が自重により載った状態で前記キャリッジに支持され、前記突出方向とは反対方向から前記測色部に力が加わることで前記キャリッジに対して前記反対方向に移動可能に構成されていることを特徴とする測色装置。
【請求項3】
請求項2に記載の測色装置において、
前記測色部で前記測色対象物を測色している状態では、前記キャリッジの底面は前記測色対象物と離間していることを特徴とする測色装置。
【請求項4】
請求項3に記載の測色装置において、
前記突出方向に沿う方向において、前記キャリッジの長さは前記測色器の長さよりも短いことを特徴とする測色装置。
【請求項5】
請求項3に記載の測色装置において、
前記キャリッジは、前記測色器の第1側面及び前記第1側面と対向する第2側面に当接して前記測色器を支持することを特徴とする測色装置。
【請求項6】
請求項5に記載の測色装置において、
前記キャリッジは、前記第1側面及び前記第2側面に向かって突出するリブを備えることを特徴とする測色装置。
【請求項7】
請求項5に記載の測色装置において、
前記キャリッジは、前記第1側面及び前記第2側面に設けられ前記測色器の外側に向かって突出する凸部を支持することを特徴とする測色装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の測色装置において、
前記キャリッジは、前記測色対象物を検出する第1検出部と第2検出部とを備え、
前記第1検出部と前記第2検出部とは、前記測色部を挟んで設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項9】
請求項8に記載の測色装置において、
前記測色装置の外面を構成するカバーであって、前記第1検出部を固定可能な第1カバーを備えることを特徴とする測色装置。
【請求項10】
請求項9に記載の測色装置において、
前記第1カバーは、前記測色器に接続されるケーブルを保持可能であることを特徴とする測色装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測色装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、測色対象物を測色する様々な測色装置が使用されている。例えば、特許文献1には、測色対象物である受像紙との距離を一定に保つために測色部であるカバーを受像紙に押し付けて、受像紙を測色する測色装置が開示されている。また、特許文献2には、測色部である測色計が測色対象物であるカラーチャートに対して非接触の状態で測色する自動測色装置であって、自動測色装置に対して測色計が着脱可能な構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-241248号公報
特開2016-212001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2の自動測色装置のような測色部が測色対象物に対して非接触の状態で測色する測色装置においては、測色部と測色対象物との隙間から外光が入り込み、測色精度が低下する虞がある。また、特許文献1の測色装置は、測色部であるカバーが測色装置に固定されており、測色装置に固定されたカバーが受像紙に押し付けられるので、カバーが受像紙を破損してしまう虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための、本発明の測色装置は、測色部が測色対象物と接触した状態で前記測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、前記測色器を支持するキャリッジと、前記キャリッジを走査する走査機構部と、を備え、前記キャリッジは、前記測色器を支持した状態において前記測色部が前記キャリッジの底面から前記測色対象物に向かう突出方向に突出するように前記測色器を支持することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施例に係る測色装置で使用可能な測色器の概略斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置の斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置の内部構成を表す斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺の上方から見た斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺の上方から見た斜視図であって、図1の測色器を収容した状態を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す平面図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す底面図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともにキャリッジを走査する際の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともに図8の状態からキャリッジを下方に移動させて測色部が測色対象物と接触した瞬間の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともに図9の状態からキャリッジをさらに下方に移動させて測色対象物の測色をする際の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともに図10の状態からキャリッジをさらに下方に移動させてキャリッジの底面が測色対象物と接触した配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともにキャリッジをホームポジションに移動させた状態の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す底面図であって、図1の測色器を収容した状態を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置を表す側面図であって、図1の測色器を収容した状態を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す下方から見た斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置の平面図であって、図1の測色器を収容するとともにキャリッジ周辺を拡大して表した図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジを表す側面断面図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺の図5とは異なる角度から見た上方からの斜視図であって、図1の測色器を収容した状態を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す平面図であって、ストラップが取り付けられた図1の測色器を収容した状態を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様の測色装置は、測色部が測色対象物と接触した状態で前記測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、前記測色器を支持するキャリッジと、前記キャリッジを走査する走査機構部と、を備え、前記キャリッジは、前記測色器を支持した状態において前記測色部が前記キャリッジの底面から前記測色対象物に向かう突出方向に突出するように前記測色器を支持することを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、測色部が測色対象物と接触した状態で測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であるので、測色部と測色対象物との隙間から外光が入り込むことを抑制でき、測色精度の低下を抑制することができる。また、キャリッジは、測色器を支持した状態において測色部がキャリッジの底面から測色対象物に向かう突出方向に突出するように測色器を支持する。すなわち、測色器をキャリッジに固定することなく支持することが可能になるため、測色部が測色対象物に接触した際の衝撃を和らげることができ、測色部が測色対象物を破損してしまうことを抑制することができる。
【0009】
次に、第2の態様の測色装置は、第1の態様に従属する態様であって、前記測色器は、前記キャリッジの一部に対して前記測色器の一部が自重により載った状態で前記キャリッジに支持され、前記突出方向とは反対方向から前記測色部に力が加わることで前記キャリッジに対して前記反対方向に移動可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、測色器は、キャリッジの一部に対して測色器の一部が自重により載った状態でキャリッジに支持され、突出方向とは反対方向から測色部に力が加わることでキャリッジに対して反対方向に移動可能に構成されている。このため、測色器をキャリッジに対して測色器の自重で支持させることができるため、測色部が測色対象物に接触した際の衝撃を効果的に和らげることができ、測色部が測色対象物を破損してしまうことを効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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