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公開番号2024126900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035640
出願日2023-03-08
発明の名称パネルユニット
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 1/64 20060101AFI20240912BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】開口部の開口側面と縦框との間の隙間を確実に塞ぐことができるパネルユニットを提供すること。
【解決手段】パネルユニット3は、開口部に設置されて空間を第1空間および第2空間に区画する。パネルユニット3は、開口部F1の開口側面F4に沿って配置される縦辺としての縦框45を備える。縦框45の第1空間側には、縦框45と開口側面F4との間の隙間を塞ぐカバー材90を取り付ける。縦框45の第2空間側には、開口側面F4に当接して縦框45と開口側面F4との間の隙間を塞ぐタイト材75を取り付ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
開口部に設置されて空間を第1空間および第2空間に区画するパネルユニットであって、
前記開口部の開口側面に沿う縦辺を備え、
前記縦辺の前記第1空間側には、前記縦辺と前記開口側面との間の隙間を塞ぐカバー材が取り付けられ、
前記縦辺の前記第2空間側には、前記開口側面に当接して前記縦辺と前記開口側面との間の隙間を塞ぐタイト材が取り付けられている
ことを特徴とするパネルユニット。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載のパネルユニットにおいて、
前記タイト材は、前記縦辺に固定される固定部と、前記固定部から前記開口側面側に延出されたヒレ部とを有する
ことを特徴とするパネルユニット。
【請求項3】
請求項2に記載のパネルユニットにおいて、
前記ヒレ部は、前記固定部から直線状に延出されている
ことを特徴とするパネルユニット。
【請求項4】
請求項1に記載のパネルユニットにおいて、
前記縦辺は、前記開口側面との間に配置されたスペーサーを介して前記開口側面にネジで固定されている
ことを特徴とするパネルユニット。
【請求項5】
請求項4に記載のパネルユニットにおいて、
前記ネジは、前記第1空間側から前記縦辺を介して前記開口側面に固定され、
前記スペーサーは、前記カバー材を取り付ける前に前記第1空間側から前記縦辺および前記開口側面間に配置される
ことを特徴とするパネルユニット。
【請求項6】
請求項1に記載のパネルユニットにおいて、
前記カバー材は、前記縦辺において、前記第1空間に面した第1見付け面に固定される固定片と、前記縦辺および前記開口側面間に挿入されて前記開口側面に当接された当接片とを備えて構成された
ことを特徴とするパネルユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パネルユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
建物内で空間を区画する間仕切壁に形成された開口部に設置されて、室内窓を構成する窓装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の窓装置は、透光板と、透光板の四周を囲むフレームとを備え、開口部の内側面に対向する側部フレームの見込み方向両側にヒレ状のシール材を設けた構造が開示されている。このシール材は、側部フレームの側部溝の溝底に固定される固定片部と、固定片部の見込み方向の一端部から窓幅方向外側に延び、内側面に当接した際に溝底側に折り畳まれる弾性片部とを備えている。また、各シール材の弾性片部は、先端が互いに近づく方向に湾曲されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-84687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
窓装置を開口部内に設置する場合、間仕切壁で区画される一方の空間から開口部内に窓装置をスライド移動させるため、シール材は内側面に接触しながら移動する。このため、側部フレームの見込み方向両側に設けられた一対のシール材は、それぞれ弾性片部が移動方向とは反対側に曲がって配置される。このため、移動方向の前側のシール材の弾性片部は側部フレームの見込み面内に配置されるが、後側のシール材の弾性片部は側部フレームの見込み面内ではなく室内空間側に露出してしまう。そのため、シール材の弾性片部を、治具などで側部フレームの見込み面内に押し込む作業が発生して現場作業が煩雑となる。また、シール材全体を押し込むことができず、シール材が変形したり、よれてしまい、シール材で隙間を確実に塞ぐことができない場合がある。
【0005】
本発明の目的は、開口部の開口側面と、この開口側面に沿う縦辺との隙間を確実に塞ぐことができ、施工作業性も向上できるパネルユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、開口部に設置されて空間を第1空間および第2空間に区画するパネルユニットであって、前記開口部の開口側面に沿う縦辺を備え、前記縦辺の前記第1空間側には、前記縦辺と前記開口側面との間の隙間を塞ぐカバー材が取り付けられ、前記縦辺の前記第2空間側には、前記開口側面に当接して前記縦辺と前記開口側面との間の隙間を塞ぐタイト材が取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のパネルユニットによれば、開口部の開口側面と縦辺との隙間を、カバー材およびタイト材で確実に塞ぐことができ、施工作業性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のパネルユニットを示す縦断面図である。
実施形態のパネルユニットを示す横断面図である。
実施形態の縦框と開口側面との納まりを示す横断面図である。
実施形態のスペーサーを示す図である。
実施形態の縦框の取付手順を説明する図である。
実施形態のスペーサーの取付手順を説明する図である。
本実施形態の縦框と開口側面との隙間寸法が異なる場合の納まりを示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態のパネルユニットについて、図面を参照して説明する。本実施形態のパネルユニット3は、図1および図2に示すように、建物の室内空間を第1空間と第2空間とに仕切る間仕切壁Fの開口部F1に設置されて室内窓1として利用される。
室内窓1は、開口部F1の上面F2に固定される上枠2と、上枠2に連結されるとともに開口部F1の下面F3に固定されるパネルユニット3と、を備えている。パネルユニット3は、開口部F1の幅方向に連結された一対の障子4を備えている。一対の障子4は、上段に位置する上段FIX窓40Aと、下段に位置する下段FIX窓40Bと、をそれぞれ備えている。
なお、開口部F1の幅方向をX軸方向、上下方向をY軸方向、パネルユニット3の見込み方向をZ軸方向とする。そして、X軸方向において、室内窓1を第1空間から見て左側の方向をX1方向、右側の方向をX2方向とし、Y軸方向において、上方向をY1方向、下方向をY2方向とし、Z軸方向において第2空間から第1空間に向かう方向をZ1方向、第1空間から第2空間に向かう方向をZ2方向とする。
【0010】
図1に示すように、上枠2は、上面F2にねじ止めされる上枠本体21と、上枠本体21のZ軸方向(見込み方向)両側縁から下方に延びる上枠対向部22と、を備えている。上枠2の長手方向つまりX軸方向の長さは、開口部F1の幅寸法つまり上面F2のX軸方向の長さよりも僅かに短い寸法とされ、上枠2の長手方向の両端には図示略のキャップ部品が取り付けられている。上枠2の上枠本体21には、ピース状の連結部材23が複数箇所に固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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