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公開番号2024126056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034189
出願日2023-03-07
発明の名称両回転式スクロール型圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人ぱてな
主分類F04C 18/02 20060101AFI20240912BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】軸受によって回転可能に支持される被支持部が軸受荷重に耐えることができ、かつロータの耐久性を低下させることなく駆動スクロールに対するロータの抜け止めを実現可能な両回転式スクロール型圧縮機を提供する。
【解決手段】駆動スクロール30における駆動軸心R1方向の一方側において、駆動端板31の圧縮室55とは反対側の端面311に駆動端板31よりも高強度の軸受カバー体36が固定され、駆動スクロール30における駆動軸心R1方向の他方側において、駆動周壁32に規制部811が設けられている。軸受カバー体36は被支持部38を一体に有する。駆動機構10は、駆動スクロール30を外周側から囲みつつ駆動スクロール30の外周面に配置されたロータ11を有する。ロータ11は、駆動軸心R1方向の一方側への移動が軸受カバー体36で規制され、駆動軸心方向の他方側への移動が規制部811で規制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジング、駆動機構、駆動スクロール、従動スクロール及び従動機構を備え、
前記駆動スクロールは、前記駆動機構によって駆動軸心周りに回転駆動され、
前記従動スクロールは、前記駆動スクロールに対して偏心しつつ従動軸心周りで前記駆動スクロール及び前記従動機構によって回転従動され、
前記駆動スクロールは、前記駆動軸心と交差する方向に延びる駆動端板と、前記駆動端板から前記従動スクロールに向かって筒状に突出する駆動周壁と、前記駆動周壁内で前記駆動端板から前記従動スクロールに向かって渦巻状に突出する駆動渦巻体とを有し、
前記従動スクロールは、前記従動軸心と交差する方向に延びる従動端板と、前記従動端板から前記駆動スクロールに向かって渦巻状に突出する従動渦巻体とを有し、
前記駆動スクロール及び前記従動スクロールは、前記駆動渦巻体と前記従動渦巻体とが互いに対向することで圧縮室を形成するとともに、前記回転駆動及び前記回転従動によって前記圧縮室の容積を変化させる両回転式スクロール型圧縮機であって、
前記駆動スクロールにおける前記駆動軸心方向の一方側において、前記駆動端板の前記圧縮室とは反対側の端面に前記駆動端板よりも高強度の軸受カバー体が固定されるとともに、前記駆動スクロールにおける前記駆動軸心方向の他方側において、前記駆動周壁に規制部が設けられ、
前記軸受カバー体は、軸受を介して前記ハウジングに回転可能に支持された被支持部を一体に有し、
前記駆動機構は、筒状をなし、前記駆動スクロールを外周側から囲みつつ前記駆動スクロールの外周面に配置されたロータを有し、
前記ロータは、前記駆動軸心方向の前記一方側への移動が前記軸受カバー体で規制されるとともに、前記駆動軸心方向の前記他方側への移動が前記規制部で規制されていることを特徴とする両回転式スクロール型圧縮機。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記駆動スクロールは、前記駆動端板及び前記駆動周壁に設けられ、その外周面に前記ロータが配置されたロータ収容部と、前記駆動周壁に設けられ、前記ロータ収容部よりも大きい外径の周壁肩部とを有し、
前記周壁肩部における前記駆動軸心方向の前記一方側を向く肩部端面が前記規制部を構成している請求項1記載の両回転式スクロール型圧縮機。
【請求項3】
前記軸受カバー体は磁性体よりなり、
前記軸受カバー体と前記ロータとの間には、非磁性体よりなる中間部材が介在されている請求項1又は2記載の両回転式スクロール型圧縮機。
【請求項4】
前記軸受カバー体は非磁性体よりなる請求項1又は2記載の両回転式スクロール型圧縮機。
【請求項5】
前記駆動端板の前記端面と、前記端面と対向する前記軸受カバー体の対向面とが面接触している請求項1又は2記載の両回転式スクロール型圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は両回転式スクロール型圧縮機に関する。
続きを表示(約 970 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の両回転式スクロール型圧縮機が開示されている。この両回転式スクロール型圧縮機は、駆動機構、駆動スクロール、従動機構、従動スクロール及びハウジングを備えている。
【0003】
駆動スクロールは、駆動機構によって駆動軸心周りで回転駆動される。従動スクロールは、駆動スクロールに対して偏心しつつ従動軸心周りで駆動スクロール及び従動機構によって回転従動される。
【0004】
駆動スクロールは、駆動端板、駆動周壁及び駆動渦巻体を有している。駆動端板は、駆動軸心と交差する方向に延びている。駆動周壁は、駆動端板から従動スクロールに向かって筒状に突出している。駆動渦巻体は、駆動周壁内で駆動端板から従動スクロールに向かって渦巻状に突出している。
【0005】
従動スクロールは、従動端板及び従動渦巻体を有している。従動端板は、従動軸心と交差する方向に延びている。従動渦巻体は、従動端板から駆動スクロールに向かって渦巻状に突出している。
【0006】
駆動スクロール及び従動スクロールは、駆動渦巻体と従動渦巻体とが互いに対向して圧縮室を形成するとともに、回転駆動及び回転従動によって圧縮室の容積を変化させる。
【0007】
駆動端板及び従動端板には、圧縮室の背面側において、ハウジングに対して軸受を介して回転可能に支持される被支持部が一体に形成されている。
【0008】
また、駆動機構は、筒状をなし、駆動スクロールを外周側から囲みつつ駆動スクロールに固定されたロータを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2002-310073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、上記従来の両回転式スクロール型圧縮機では、駆動スクロールに対してロータが駆動軸心方向に抜けないようにする必要がある。この際、例えばボルトを利用してロータの抜け止めをしようとすると、ボルト穴の形成によりロータの強度が低下するため、ロータの耐久性が低下するおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)

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