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公開番号2024123882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031670
出願日2023-03-02
発明の名称振動素子及び振動デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 9/19 20060101AFI20240905BHJP(基本電子回路)
要約【課題】CI値の小さい小型の振動素子及び振動デバイスを提供する。
【解決手段】振動素子4は、基部10と、振動腕11a,11bと、を含み、振動腕11a,11bは、腕部12と、腕部12よりも幅が広い幅広部13と、を含み、腕部12は、第1面21側に第1溝14、第2面22側に第2溝15が形成され、腕部12の幅をWaとしたとき、30μm≦Wa≦75μmを満たし、腕部12の第1面21と第2面22との間の厚さTが、110μm≦T≦150μmを満たし、第1溝14の深さをt1、第2溝15の深さをt2としたとき、0.884≦(t1+t2)/T≦0.990を満たし、第1溝14を挟んで並んでいる第1面21の幅、及び第2溝15を挟んで並んでいる第2面22の幅をWbとしたとき、0.0056≦Wb/T≦0.0326を満たし、振動腕11a,11bの長さL1は、L1≦1000μmを満たす。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基部と、前記基部と接続されている振動腕と、を含み、
前記振動腕は、
腕部と、前記腕部の前記基部側とは反対側に位置し、前記腕部よりも幅が広い幅広部と、を含み、
前記腕部は、
第1面、第2面、第1側面、及び第2側面を含み、
前記第1面側に第1溝、前記第2面側に第2溝が形成され、
前記腕部の幅をWaとしたとき、30μm≦Wa≦75μmを満たし、
前記腕部の前記第1面と前記第2面との間の厚さTが、110μm≦T≦150μmを満たし、
前記第1溝の深さをt1、前記第2溝の深さをt2としたとき、0.884≦(t1+t2)/T≦0.990を満たし、
前記第1溝を挟んで並んでいる前記第1面の幅、及び前記第2溝を挟んで並んでいる前記第2面の幅をWbとしたとき、0.0056≦Wb/T≦0.0326を満たし、
前記振動腕の長さL1は、L1≦1000μmを満たす、
振動素子。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
0.904≦(t1+t2)/T≦0.989を満たす、
請求項1に記載の振動素子。
【請求項3】
0.932≦(t1+t2)/T≦0.988を満たす、
請求項1に記載の振動素子。
【請求項4】
0.0072≦Wb/T≦0.0294を満たす、
請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の振動素子。
【請求項5】
0.0094≦Wb/T≦0.0261を満たす、
請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の振動素子。
【請求項6】
前記幅広部の幅Whは、130μm≦Wh≦190μmを満たす、
請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の振動素子。
【請求項7】
前記幅広部の長さLhは、200μm≦Lh≦400μmを満たす、
請求項1に記載の振動素子。
【請求項8】
前記幅広部の長さLhは、200μm≦Lh≦400μmを満たす、
請求項6に記載の振動素子。
【請求項9】
前記厚さTは、120μm≦T≦140μmを満たす、
請求項1に記載の振動素子。
【請求項10】
前記厚さTは、120μm≦T≦140μmを満たす、
請求項4に記載の振動素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動素子及び振動デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、振動腕に有底の溝を有する音叉型振動片において、一方の主面に開放する有底の一方の溝の深さと、他方の主面に開放する有底の他方の溝の深さを振動腕の厚みに対して所定の範囲にすることで、従来よりも熱弾性損失を低減することができるため、高いQ値が得られ、優れた振動特性を発揮することのできる振動片が得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-229733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の振動片である振動素子は、溝の深さに対するQ値を大きくさせる又はCI値を小さくさせる最適値が開示されているが、土手幅つまり溝を挟んで並ぶ主面の幅に対するQ値を大きくさせる又はCI値を小さくさせる最適値が開示されていないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
振動素子は、基部と、前記基部と接続されている振動腕と、を含み、前記振動腕は、腕部と、前記腕部の前記基部側とは反対側に位置し、前記腕部よりも幅が広い幅広部と、を含み、前記腕部は、第1面、第2面、第1側面、及び第2側面を含み、前記第1面側に第1溝、前記第2面側に第2溝が形成され、前記腕部の幅をWaとしたとき、30μm≦Wa≦75μmを満たし、前記腕部の前記第1面と前記第2面との間の厚さTが、110μm≦T≦150μmを満たし、前記第1溝の深さをt1、前記第2溝の深さをt2としたとき、0.884≦(t1+t2)/T≦0.990を満たし、前記第1溝を挟んで並んでいる前記第1面の幅、及び前記第2溝を挟んで並んでいる前記第2面の幅をWbとしたとき、0.0056≦Wb/T≦0.0326を満たし、前記振動腕の長さL1は、L1≦1000μmを満たす。
【0006】
振動デバイスは、上記に記載の振動素子と、前記振動素子を収容するパッケージと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る振動デバイスの構成を示す平面図。
図1中のA1-A1線断面図。
本実施形態に係る振動素子の構成を示す平面図。
図3中のA2-A2線断面図。
溝深さとCI値との関係を示す図。
溝を挟み並ぶ第1面及び第2面の幅とCI値との関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.実施形態
本実施形態に係る振動素子4及び振動素子4を備えた振動デバイス1について、図1~図6を参照して説明する。
【0009】
尚、説明の便宜上、図1~図4の各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸の矢印側を「プラス側」、矢印と反対側を「マイナス側」とも言う。また、Z方向のプラス側を「上」、Z方向のマイナス側を「下」とも言う。また、説明の便宜上、図1~図4では、振動素子4に設けられた電極の図示を省略しており、図1及び図2では、パッケージ2の内底面7に設けられた配線の図示を省略している。
【0010】
1.1.振動デバイス
本実施形態の振動デバイス1は、図1及び図2に示すように、音叉形状の振動素子4と、振動素子4を収容するパッケージ2と、パッケージ2に接合され振動素子4を収容する収容空間を気密封止するリッド3と、振動素子4をパッケージ2に固定する接着剤5と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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